1970年代の超能力ブームの時に上梓された筒井康隆原作の小説「七瀬ふたたび」のコミカライズ。
「七瀬ふたたび」は、精神感応者テレパスの超能力を持つ美女、火田七瀬シリーズの第二弾であるが、第一弾の「家族八景」では家政婦だった七瀬が、本作では大きく舞台を変え、大人の女性の魅力をたたえた美女となって、謎の超能力者抹殺機関との抗争に発展していくありさまが見事に描かれて、最後まで夢中になって読めた。原作に忠実に解釈して、活字を絵に展開している山崎さやか先生の描写力がまた素晴らしい。
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