武田との戦である長篠の戦いが非常に面白かったのせいなのかやや退屈。
雑賀勢、上杉勢に魅力を感じ取ることができず、今ひとつ楽しめなかった。
全巻の流れの中では可もなく不可もなくと凪の部分と言える。
単巻で考えると眉を潜める作り。
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センゴク天正記(7) (ヤンマガKCスペシャル) コミック – 2009/11/6
宮下 英樹
(著)
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戦国史上、最も失敗し挽回した男の物語!!
織田信長の新政権が起こった天正年間の頃。織田家中、羽柴秀吉の下、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は22歳にして千石の土地を治める武将となり、来るべき武田家との合戦に備え、力を蓄えていた。信長、秀吉ら、時代の英雄たちのすぐそばで、激しい合戦に明け暮れた権兵衛が、肌で感じる”戦国時代のリアル”。それは、驚きと興奮に満ちている!!
上杉謙信は信長との同盟を破り越中加賀の本願寺と手を結んだ。ここに“越賀一和”が成立し、信長は再び包囲網に囲まれた。これを突破すべく信長は、本願寺の武力を支える戦国最強の鉄砲衆・雑賀の攻略へと乗り出した!!
織田信長の新政権が起こった天正年間の頃。織田家中、羽柴秀吉の下、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は22歳にして千石の土地を治める武将となり、来るべき武田家との合戦に備え、力を蓄えていた。信長、秀吉ら、時代の英雄たちのすぐそばで、激しい合戦に明け暮れた権兵衛が、肌で感じる”戦国時代のリアル”。それは、驚きと興奮に満ちている!!
上杉謙信は信長との同盟を破り越中加賀の本願寺と手を結んだ。ここに“越賀一和”が成立し、信長は再び包囲網に囲まれた。これを突破すべく信長は、本願寺の武力を支える戦国最強の鉄砲衆・雑賀の攻略へと乗り出した!!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/11/6
- 寸法13 x 1.8 x 18.3 cm
- ISBN-104063618366
- ISBN-13978-4063618365
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商品の説明
著者について
宮下 英樹
2001年、ヤングマガジンにてデビュー。現在、同誌にて『センゴク天正記』、『センゴク外伝 桶狭間戦記』を連載中。
2001年、ヤングマガジンにてデビュー。現在、同誌にて『センゴク天正記』、『センゴク外伝 桶狭間戦記』を連載中。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/11/6)
- 発売日 : 2009/11/6
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 4063618366
- ISBN-13 : 978-4063618365
- 寸法 : 13 x 1.8 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 242,057位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
漫画家。石川県出身。2001年「第44回ちばてつや賞ヤング部門大賞」を受賞し、同年「ヤングマガジン」でデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『センゴク合戦読本』(ISBN-10:4062764938)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年3月9日に日本でレビュー済み
天正記シリーズ最初の山場・長篠合戦が終わったため、しばらく中だるみのような小休止が続いた。一応それの最終回。
今巻は雑賀攻めでそばかすの過去を明らかし、最後に手取川の布石として、畠山氏のエピソードを挟む。
しかし、今まで様々な資料から斬新な作者独自の説を唱えつつ話を進めてきたが、畠山氏のエピソードについては乱暴極まりない。
例えば、出典を述べることなく、勝手に畠山義綱を入水自殺させている。彼は一般に重臣に追放され、六角氏などに頼りつつ、1590年代まで余生を過ごした。とされているにも関わらず。
しかも、彼を追放した重臣の一人は、今作であたかも忠臣のように描かれている長綱連。
確かに義綱を追放し、その息子・義慶を毒殺し更にその息子・春王丸を傀儡とする、もう一人の重臣・遊佐との好対照な構図は読者には分かりやすいが、これを何の根拠もなく、作り出すのは如何なものか。
今巻と次巻ほど、筆者らしからぬ巻はない。
因みに、春王丸は義慶の息子として描かれているが、一般には義慶の弟・義隆の息子である。
その義隆も毒殺されているので、今巻での義慶のポジションは義隆の方が相応しい。
恐らく、義慶の方が、活躍度、知名度的に良いという判断と、義慶と義隆は同一人物説があるので、義隆の分も義慶に吸収させたのであろうが、その点を言及しないのは、筆者らしくもなく、頂けない。
また、遊佐と「悪だくみ」のタッグを組んでいた温井の存在がカットされているなど、他にもクレームをつけたい点はあるが、敢えて乱暴な描き方をすることで、私のように、疑問に思った読者に主体的に定説を調べさせる手法を取ったのだと、前向きに理解したい。
さらに敢えて筆者を擁護するなら、畠山氏の資料は少なく、資料によって食い違いが見られることだ。
最後に…やはり上杉謙信と河田長親の顔には違和感がある苦笑
今巻は雑賀攻めでそばかすの過去を明らかし、最後に手取川の布石として、畠山氏のエピソードを挟む。
しかし、今まで様々な資料から斬新な作者独自の説を唱えつつ話を進めてきたが、畠山氏のエピソードについては乱暴極まりない。
例えば、出典を述べることなく、勝手に畠山義綱を入水自殺させている。彼は一般に重臣に追放され、六角氏などに頼りつつ、1590年代まで余生を過ごした。とされているにも関わらず。
しかも、彼を追放した重臣の一人は、今作であたかも忠臣のように描かれている長綱連。
確かに義綱を追放し、その息子・義慶を毒殺し更にその息子・春王丸を傀儡とする、もう一人の重臣・遊佐との好対照な構図は読者には分かりやすいが、これを何の根拠もなく、作り出すのは如何なものか。
今巻と次巻ほど、筆者らしからぬ巻はない。
因みに、春王丸は義慶の息子として描かれているが、一般には義慶の弟・義隆の息子である。
その義隆も毒殺されているので、今巻での義慶のポジションは義隆の方が相応しい。
恐らく、義慶の方が、活躍度、知名度的に良いという判断と、義慶と義隆は同一人物説があるので、義隆の分も義慶に吸収させたのであろうが、その点を言及しないのは、筆者らしくもなく、頂けない。
また、遊佐と「悪だくみ」のタッグを組んでいた温井の存在がカットされているなど、他にもクレームをつけたい点はあるが、敢えて乱暴な描き方をすることで、私のように、疑問に思った読者に主体的に定説を調べさせる手法を取ったのだと、前向きに理解したい。
さらに敢えて筆者を擁護するなら、畠山氏の資料は少なく、資料によって食い違いが見られることだ。
最後に…やはり上杉謙信と河田長親の顔には違和感がある苦笑
2009年11月10日に日本でレビュー済み
センゴク天正記、今回は織田信長と雑賀衆との和歌山での戦いと、その結末あたり。そして、上杉謙信と七尾城の絡みあたりが描かれていました。なので、戦闘的にはそれほど激しいものがあるわけではなく、インターミッションの巻となっていましたが、個人的には最近のセンゴクの中では一番気にいった巻でした。
それは、センゴクとその部下の鉄砲打ち・津田杉ノ坊妙算のエピソードが良かったからです。津田は、実は雑賀孫市の一番弟子であった男で、織田と雑賀の戦いの中では、主君のセンゴクを取るか、師匠を取るかのどちらかを密かに迫られていたのですが、その彼の選択の結果とそれに対するセンゴクの言葉が、妙にほろりとさせられました。
「なんとなく憎めなん奴じゃ」「なんとなく憎めねぇ大将だぜ」この二人の独白が妙に心地よかったです。時分なりの研究成果も踏まえて、史実をもとに迫力ある戦国絵巻を繰り広げて行くこの「センゴク」第二部にあって、こういうエピソードは心地よいものです。
今回も、表紙はちょっと怖いですけれど。
それは、センゴクとその部下の鉄砲打ち・津田杉ノ坊妙算のエピソードが良かったからです。津田は、実は雑賀孫市の一番弟子であった男で、織田と雑賀の戦いの中では、主君のセンゴクを取るか、師匠を取るかのどちらかを密かに迫られていたのですが、その彼の選択の結果とそれに対するセンゴクの言葉が、妙にほろりとさせられました。
「なんとなく憎めなん奴じゃ」「なんとなく憎めねぇ大将だぜ」この二人の独白が妙に心地よかったです。時分なりの研究成果も踏まえて、史実をもとに迫力ある戦国絵巻を繰り広げて行くこの「センゴク」第二部にあって、こういうエピソードは心地よいものです。
今回も、表紙はちょっと怖いですけれど。
2010年1月9日に日本でレビュー済み
面白かったです。
ただ、ちょっとドキドキワクワク感はいつもより薄いかも。
ただ、ちょっとドキドキワクワク感はいつもより薄いかも。