正面には百戦錬磨の上杉軍、背には手取川の濁流。絶体絶命の柴田修理亮勝家を脱出させようと、仙石は濁流の中、渡河しようと試みる……。
いやあ、仙石の侠気には感服。今回、木下隊の尾藤甚右衛門知宣が生き恥をさらすのは御免だと渡河を拒否したのに対して、権兵衛は鉄拳をかまして気絶させた尾藤を背負い渡河。無事に脱出。
この後、織田勢の追撃を諦めた上杉謙信も、天命には逆らえずに遠行。
脱出劇に際して権兵衛が得たものは大きく、一気に千石から加増されて羽柴寄騎中の出世頭に!
そして「播磨州攻略編」開帳。
今回の目玉はなんと言っても、竹中半兵衛という名軍師に加え、小寺官兵衛(のちの黒田如水)が陣営に加わったことでしょうか。竹中が冷静の人なら、小寺は播磨人気質である鉄血の持ち主。
竹中半兵衛が作中にいやな咳をしていたのでなんだかフラグが立った気がしますが、最大かつ、最後の敵、西の大国、毛利を相手にするうえで黒田如水ファンには、今作は必見でしょう。
次巻が待ち遠しすぎます!
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
センゴク天正記(9) (ヤンマガKCスペシャル) コミック – 2010/6/4
宮下 英樹
(著)
戦国史上、最も失敗し挽回した男の物語!!
織田信長の新政権が起こった天正年間の頃。織田家中、羽柴秀吉の下、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は22歳にして千石の土地を治める武将となり、来るべき武田家との合戦に備え、力を蓄えていた。信長、秀吉ら、時代の英雄たちのすぐそばで、激しい合戦に明け暮れた権兵衛が、肌で感じる”戦国時代のリアル”。それは、驚きと興奮に満ちている!!
七尾城救援のため手取川を渡った織田軍だったが、軍神・上杉謙信率いる軍勢によって七尾城はすでに陥落していた。さらに、激しく氾濫する手取川の濁流によって退路を完全に断たれた織田軍‥‥。そんな中、羽柴隊の軍目付を命じられた仙石権兵衛は、総大将・柴田勝家とともに死中に活を見出すべく奮戦する!!
織田信長の新政権が起こった天正年間の頃。織田家中、羽柴秀吉の下、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は22歳にして千石の土地を治める武将となり、来るべき武田家との合戦に備え、力を蓄えていた。信長、秀吉ら、時代の英雄たちのすぐそばで、激しい合戦に明け暮れた権兵衛が、肌で感じる”戦国時代のリアル”。それは、驚きと興奮に満ちている!!
七尾城救援のため手取川を渡った織田軍だったが、軍神・上杉謙信率いる軍勢によって七尾城はすでに陥落していた。さらに、激しく氾濫する手取川の濁流によって退路を完全に断たれた織田軍‥‥。そんな中、羽柴隊の軍目付を命じられた仙石権兵衛は、総大将・柴田勝家とともに死中に活を見出すべく奮戦する!!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/6/4
- 寸法13 x 1.7 x 18.3 cm
- ISBN-104063618994
- ISBN-13978-4063618990
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
宮下 英樹
2001年、ヤングマガジンにてデビュー。現在、同誌にて『センゴク天正記』、『センゴク外伝 桶狭間戦記』を連載中。
2001年、ヤングマガジンにてデビュー。現在、同誌にて『センゴク天正記』、『センゴク外伝 桶狭間戦記』を連載中。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/6/4)
- 発売日 : 2010/6/4
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 4063618994
- ISBN-13 : 978-4063618990
- 寸法 : 13 x 1.7 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 256,238位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
漫画家。石川県出身。2001年「第44回ちばてつや賞ヤング部門大賞」を受賞し、同年「ヤングマガジン」でデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『センゴク合戦読本』(ISBN-10:4062764938)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉川元春が、尼子勝久・山中鹿之介率いる上月城を落城す。毛利家のとの戦いがはじまる。
2010年6月5日に日本でレビュー済み
この作品の売りであった新たな切り口から戦国時代を描く というところが弱まっている気がする。
かつては当時の資料を持ち出し、新解釈を全面に押し出して作品の方向性を定め読者はグイグイ引き込む力強さがあった。(新解釈の是非は別として)
特に姉川、長篠合戦の迫力は未だに私を捕らえている。
しかし、最近は資料はあまり登場しないため、解釈が一人よがりで説得性がない。
今作品で言うと、播磨人を鉄血と呼ぶ点。
資料からの新解釈は信長が長連龍に宛てた手紙の文面ぐらい。
また、以前からポツポツあった人物の取扱い(?)ミス。
前前巻の畠山義綱はその最たるものだが、今回は直江兼続。
謙信が死んだときに1コマでてくるのみだが、大河ドラマを見ていれば分かる通り、彼が直江兼続を名乗るのは小舘の乱の後であり、当時は樋口性である。
にもかかわらずテロップは件の如く直江山城守兼続であり、直江景綱を父呼ばわりしている。
細かいことかもしれないが、このマンガのコンセプトと読者の期待を考えれば、そこは徹底すべき。
しかしながら、相変わらず目のつけどころは大変良いと思う。
つまり、今巻後半の播磨攻め。
秀吉の中国地方遠征といえば、備中高松攻めなど後半の方ばかりで前半はスルーされがちだが、上月城の尼子への後詰めの話や、別所氏の裏切りによる危機的状況をよく描いている。
また、新たに登場する黒田官兵衛や吉川元春のキャラや存在感が実に素晴らしい。展開に期待が持てる。
まとめると、手取川編があまりにもどうしようもなかったのだ。
その手取川編が半分入っているから今巻の評価を下げるのであって、次巻からは期待できるのではないかと思う。
かつては当時の資料を持ち出し、新解釈を全面に押し出して作品の方向性を定め読者はグイグイ引き込む力強さがあった。(新解釈の是非は別として)
特に姉川、長篠合戦の迫力は未だに私を捕らえている。
しかし、最近は資料はあまり登場しないため、解釈が一人よがりで説得性がない。
今作品で言うと、播磨人を鉄血と呼ぶ点。
資料からの新解釈は信長が長連龍に宛てた手紙の文面ぐらい。
また、以前からポツポツあった人物の取扱い(?)ミス。
前前巻の畠山義綱はその最たるものだが、今回は直江兼続。
謙信が死んだときに1コマでてくるのみだが、大河ドラマを見ていれば分かる通り、彼が直江兼続を名乗るのは小舘の乱の後であり、当時は樋口性である。
にもかかわらずテロップは件の如く直江山城守兼続であり、直江景綱を父呼ばわりしている。
細かいことかもしれないが、このマンガのコンセプトと読者の期待を考えれば、そこは徹底すべき。
しかしながら、相変わらず目のつけどころは大変良いと思う。
つまり、今巻後半の播磨攻め。
秀吉の中国地方遠征といえば、備中高松攻めなど後半の方ばかりで前半はスルーされがちだが、上月城の尼子への後詰めの話や、別所氏の裏切りによる危機的状況をよく描いている。
また、新たに登場する黒田官兵衛や吉川元春のキャラや存在感が実に素晴らしい。展開に期待が持てる。
まとめると、手取川編があまりにもどうしようもなかったのだ。
その手取川編が半分入っているから今巻の評価を下げるのであって、次巻からは期待できるのではないかと思う。
2010年6月16日に日本でレビュー済み
上杉プーチン謙信は最期までその設定を崩していない。 「静謐を壊し続けること即ち永久かつ絶対の合戦である。」「有史以来我々が飢餓の中、文明を育み共に富を生み、上下なく生を喜び盃を得たは是すべて合戦の故である。」「合戦こそが我が義なり。」(-ω-))ロシア帝国〜ソ連〜ロシアの流れのようです。「味方だと?そんなものはない。奴らは敵の敵に過ぎん。」byプーチン
顔…鍛えられた肉体、生きざままで…プーチンそのもののようでした…上杉謙信公(笑)そして、新たに登場した黒田官兵衛や吉川元春がいい感じのキャラです。
顔…鍛えられた肉体、生きざままで…プーチンそのもののようでした…上杉謙信公(笑)そして、新たに登場した黒田官兵衛や吉川元春がいい感じのキャラです。