映画を咀嚼分解せず、鑑賞時の心の動きをそのまま漫画にしている感じが素晴らしい。
ジャンルの系譜や細部の作り込みを褒めるような文量多目の映画批評が多い中、こういった大局的かつ芯を捉えた批評は貴重だと思います。
メートル単位のない世界で、木の大きさ小ささを伝えるのに、枝葉の数を羅列したり、どこに生えてるのかを伝える事はそれぞれ一つの方法だけど、幹の太さを伝えてほしいのです。
凡百の言葉では不可能でも、黒田硫黄の漫画にはそれができる強さがある。
追記 ホーホケキョとなりの山田くん評は奇しくも黒田硫黄の漫画を読んだ時の黒田ファンの感想と同じだと思う。うおーっ!って感じ。
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映画に毛が3本! (KCピース) コミック – 2003/9/10
黒田 硫黄
(著)
聞かせるぜ、黒田節!
2002年文化庁メディア芸術祭大賞受賞
自作漫画の劇場アニメ映画化(『茄子 アンダルシアの夏』)
まさに今、注目を浴び続けている黒田硫黄の映画評論本、誕生!
2002年文化庁メディア芸術祭大賞受賞
自作漫画の劇場アニメ映画化(『茄子 アンダルシアの夏』)
まさに今、注目を浴び続けている黒田硫黄の映画評論本、誕生!
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/9/10
- ISBN-104063645274
- ISBN-13978-4063645279
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
聞かせるぜ、黒田節! 劇場アニメ映画「茄子アンダルシアの夏」の原作者が贈る映画評論本。『ヤングマガジンUPPERS』掲載の人気コラムを単行本化。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/9/10)
- 発売日 : 2003/9/10
- 言語 : 日本語
- コミック : 127ページ
- ISBN-10 : 4063645274
- ISBN-13 : 978-4063645279
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上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の小気味よい評価が楽しい絵とともに楽しめる。
このなかで、ビューティフルライフが評価されており、この本が自分の感覚とあっていることを確認したあと、レンタルDVDの参考書になった。
このなかで、ビューティフルライフが評価されており、この本が自分の感覚とあっていることを確認したあと、レンタルDVDの参考書になった。
2010年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒田硫黄という人物に、興味があって購入しました。
「茄子」「セクシーボイスアンドロボ」などの代表作がある、
日本を代表する漫画家の1人です。
一度でも彼の漫画を読んだことがある人ならば、ご存知のように、
著者の物事に対する視線や、その捉え方、距離感には、
ある種、独特の雰囲気が漂います。
どんな映画を、彼がどのように捉え、そして感じたのか?
私は、そのようなことを知りたいと思い、本書を購入しました。
そして、読後の感想は、、、
けっきょく何だか、よくわかりませんでした!!
彼の創作の秘密だの、人柄だのなんだの、
そんなものなーんにもつかみ取れませんでしたし、
そもそも黒田硫黄が、その映画を面白いと思って観たのか、
つまんないと思って観たのか、そもそものそこんところさえも、
僕にはあんまりよく分りませんでした。
しかし、そういうところがまた、
彼の漫画の魅力のひとつでもあるのでしょうし、
「黒田硫黄が好きだ!!」という人には、お勧めの一冊です。
「茄子」「セクシーボイスアンドロボ」などの代表作がある、
日本を代表する漫画家の1人です。
一度でも彼の漫画を読んだことがある人ならば、ご存知のように、
著者の物事に対する視線や、その捉え方、距離感には、
ある種、独特の雰囲気が漂います。
どんな映画を、彼がどのように捉え、そして感じたのか?
私は、そのようなことを知りたいと思い、本書を購入しました。
そして、読後の感想は、、、
けっきょく何だか、よくわかりませんでした!!
彼の創作の秘密だの、人柄だのなんだの、
そんなものなーんにもつかみ取れませんでしたし、
そもそも黒田硫黄が、その映画を面白いと思って観たのか、
つまんないと思って観たのか、そもそものそこんところさえも、
僕にはあんまりよく分りませんでした。
しかし、そういうところがまた、
彼の漫画の魅力のひとつでもあるのでしょうし、
「黒田硫黄が好きだ!!」という人には、お勧めの一冊です。
2004年1月13日に日本でレビュー済み
黒田硫黄のプロフィール上のいくつかの逸話からも、この本が「ちょっと売れたので調子のって他分野にも顔つっこんじゃった」式の本ではないことがわかる。本書を読めばもっとわかる。
良いとか悪いとかいって褒めたり貶したりしながらこの映画オススメ〜とかやるのが批評だとすれば、この本はそれほど明確に「映画批評」しているわけではない。むしろ、どこか個人的な「映画感想記」のようなものである。それは、読者への一定以上の配慮を保ちながらも、黒田の姿勢が読者よりも映画作品へと集中しているからではないかと思う。したがってこの本を読むことは、黒田硫黄に映画の解説や案内をしてもらうというよりは、彼が映画をみながらあーでもないこーでもないとブツブツやっているのを隣で盗み聞きするのに似ている。しかしそれだけに、黒田マンガの創作の裏側がかいまみえるような気がする。彼のマンガの想像力は、案外映画に多くを負っているのかもしれない。その意味で、黒田硫黄というマンガ家を信頼し、彼が書けばとりあえず読むという人は、当然この本も読んだ方がよい。ちなみに小生は、トイレに置いてうんこをしながら読んだ。2ページで映画1作品なのでちょうどよし。
良いとか悪いとかいって褒めたり貶したりしながらこの映画オススメ〜とかやるのが批評だとすれば、この本はそれほど明確に「映画批評」しているわけではない。むしろ、どこか個人的な「映画感想記」のようなものである。それは、読者への一定以上の配慮を保ちながらも、黒田の姿勢が読者よりも映画作品へと集中しているからではないかと思う。したがってこの本を読むことは、黒田硫黄に映画の解説や案内をしてもらうというよりは、彼が映画をみながらあーでもないこーでもないとブツブツやっているのを隣で盗み聞きするのに似ている。しかしそれだけに、黒田マンガの創作の裏側がかいまみえるような気がする。彼のマンガの想像力は、案外映画に多くを負っているのかもしれない。その意味で、黒田硫黄というマンガ家を信頼し、彼が書けばとりあえず読むという人は、当然この本も読んだ方がよい。ちなみに小生は、トイレに置いてうんこをしながら読んだ。2ページで映画1作品なのでちょうどよし。
2003年9月13日に日本でレビュー済み
ヤングマガジンアッパーズで連載中の黒田硫黄氏の映画批評を単行本化。
61本の映画それぞれに1~2ページの批評漫画が掲載されています。どれも批評として優れているだけではなく、読み物としても充分に読ませる出来となっています。特に「千と千尋の神隠し」に対する批評は、バランス感覚に優れていて一読の価値ありです。
映画マニアの方も、黒田硫黄ファンの方も満足できるお得な品ではないでしょうか。おすすめです。
61本の映画それぞれに1~2ページの批評漫画が掲載されています。どれも批評として優れているだけではなく、読み物としても充分に読ませる出来となっています。特に「千と千尋の神隠し」に対する批評は、バランス感覚に優れていて一読の価値ありです。
映画マニアの方も、黒田硫黄ファンの方も満足できるお得な品ではないでしょうか。おすすめです。