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評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス) 新書 – 2006/12/7

3.9 5つ星のうち3.9 28個の評価

福井晴敏氏推薦!
「龍馬に学べ?いや、シャアでしょ」
ガンダムの原点を読む!
“宇宙世紀の司馬遼太郎”こと皆川ゆかが放つ英雄の一代記
『機動戦士ガンダム公式百科事典』の編著者が描く≪宇宙世紀の英雄≫の生涯。シャアを切り口として『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』までのリアルな歴史ドラマを読み解く。人間シャアの生き方に学ぶ画期的ガンダム評伝!
ヘンな仮面に真っ赤なコスチューム。地球侵略を企んでそうな格好の「アニメの敵役」は、しかしその生臭い言動をもって我々に思索の種を埋め込んだ。人はなぜ憎むのか。なぜ閉塞するのか。どこで間違えるのか、と。——(福井晴敏)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2006/12/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/12/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4063646750
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4063646757
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 28個の評価

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皆川 ゆか
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年9月6日に日本でレビュー済み
一流の見識、二流の才能。
ここ何年かで、彼に対するそんな物言いを目にすることが多い。
以前であれば、シャア・アズナブルという男は、あくまで冷静で理知的な存在と思われていた。
しかしいつの間にか人々は、仮面の下に隠されたその真実の素顔に気づき、彼をそう貶める。
 
 
 
本書は、この宇宙世紀サーガ(英雄譚)を赤い彗星として駆け抜けた男を、冷静に分析した一冊だ。あの一年戦争から、グリプス紛争を経て、二度のネオジオンを名乗る軍属との紛争を生きた男の、真実を語る書だ。
 
 
 
ジオン・ズム・ダイクンの子息、キャスバルとして生まれ、やがて父ジオンが謀殺されると、マス家の名を語り地球に下りて、エドワゥ・マスを名乗る。そして一年戦争がはじまると、公国軍のエース・パイロットとして赤いモビルスーツを駆り、シャア・アズナブルと称した。
そもそも彼は、父親のかたき討ちを胸に秘め、ジオンの制服を着た。苛烈を極めた一年戦争のなかで彼は、生涯のライバルである、連邦軍のパイロット、アムロ・レイとまみえる。
ニュータイプとして一流であったアムロと何度かのつばぜり合いを経る中で、彼の戦いの目的は、単なる復讐から、新しい世づくりに向かってゆく。それはかつて、父ジオンが目指した、宇宙の子“ニュータイプ”による世界の再構築だ。
彼自身がニュータイプとして覚醒、自覚するのは、一年戦争もかなり押し迫った末期のことだ。ララァ・スンという少女パイロットを自らの世作りの駒として戦場に導き、そしてライバルのアムロとララァはニュータイプ同士の濃密な意識の交換を行った。
ララァはシャアを愛していたものの、アムロとは「時を超える」完璧な理解の瞬間を得た。それはシャアにはついぞ、できなかったことだ。そしてアムロはララァの乗る戦闘機を撃墜する。シャアは退避する自機のなかで初めて、涙をこぼす。そして彼の「死者しか愛せない」人生が始まる。言いかえればそれは、人の世の光を信じられない人生だ。
 
ララァとあの一瞬触れ合ったアムロとは真逆の人生だ。
 
一年戦争終結後、アステロイドベルトに逃れた彼は、公国軍残党ととも傷を癒し、そこでの立場を見失い、地球圏に戻る。時に連邦は、公国軍の残党狩り組織ティターンズと、その反抗組織エゥーゴの内乱の時代を迎えていた。彼はそこで、クアトロ・バジーナを名乗り、半ティターンズとして活動する。
 
 
 
世界を変えようとした者たちに、彼は多く触れた。
理だけで世界を変えようとした、ギレン・ザビ。オールドタイプだったギレンと異なり、ニュータイプとしての理だけを持った、パプテマス・シロッコ。そして、同じくニュータイプでありながら、体制の維持にばかり囚われたハマーン・カーン。
シャアには、理と同じだけの情があった。
だからエゥーゴの時代には、人々を扇動する道化にはなれなかった。そしてグリプス戦役で機体を失った彼は、ミネバ・ザビを誘拐して、時代の表舞台から消える。
 
 
 
やがて、ネオ・ジオン総帥として、三度地球圏に舞い戻った彼は、地球に巨大な隕石を人工的に落着させることで地球を核の冬へ追いやり、すべての地球人を強制的に宇宙(そら)へ上げることを思い立つ。
彼の言うところの、世直しだ。しかし彼は、すべての人の世に失望しか覚えていなかったシャアは、世直しの革命を成した後は「父、ジオンのもとに召される」つもりだった。
それを、終生のライバル、アムロ・レイに押しとどめられたが。
 
 
 
シャアには、何歩先をも読み通す人並み外れた見識があり、ギレンやシロッコをも凌駕する理に勝った判断力があった。そしてアムロやカミーユと共感する、情と義があり、何より宇宙世紀における新しい人類“ニュータイプ”としての能力があった。
しかし、悲しいかな、彼には愛の心がなかった。彼の愛は、エルメスのコクピットともに、宇宙世紀0079、ガンダムのビールサーバルに焼かれ、霧散した。
 
 
 
それは全く、悲劇としか言いようがない。
 
 
 
シャアの人生は、こうして俯瞰してみれば、失い続ける人生だ。果てしない後退戦だ。
恐らく、ガルマを死に追いやって以降のシャアは、何かに負け続けていたような気がする。
 
 
 
我々は、あの一年戦争から始まる宇宙世紀の戦争の歴史を生きた世代の我々は、シャア・アズナブルから何事を学ぶことができるだろう?
 
 
彼を非難することはたやすい。
彼を貶めることは、甘美でさえあるかもしれない。
 
 
しかし、どんな欠陥のある彼であっても、その後作られた彼の複製人間であるフル・フロンタル大佐と比べれば、遥かに人間らしく、そして愛おしい。
マスク姿の颯爽とした青年将校として我々の前にあらわれ、最後は奇妙な黄色のノーマル・スーツを着て、脱出ポッドのなかでアクシズの壁に押し付けられたシャア。
そして、あたたかな光のなかで、宇宙(そら)に消えていったシャア・アズナブル。
我々は、あなたを忘れない。
何故なら、いくつになっても世迷い子の我々の真の姿こそが、あなたの生き写しに他ならないからだ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年2月12日に日本でレビュー済み
シャアの言動を著者の観点から説明している本書ですが、特に目新しいことを言っている訳でもなく暇つぶしにちょうど良いかなという印象です。

あたかもシャアが本当に実在したかの様な書きっぷりは新鮮でした。

下の脚注付きイラストも良い感じ。

でもどうせなら上下巻合わせて1000円くらいで売って欲しかったです。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伝記に耐えうるアニメのキャラクター。。はたして他にいるのでしょうか?
またここまで客観的に、それでいて臨場感と説得力のある文章で架空の人物を
評せる作者の力量(そしてシャアへの愛情)にも感服します。

リーダーとしても、パイロットとしても、カリスマ性も、顔も、育ちも全て超一流の
シャアが、なぜ最後は敗れてしまうのか?

「結局自分しか愛せなかった孤独な男」と本書で評されていますが
それが一つの答えなのかもしれません。ですが敗れることすら魅力にしてしまうシャアという人物。。

上下巻。通して読めば、また彼の魅力の虜になってしまうでしょう。力作です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ガンダムは1.5世代。ゼータとダブルZは見たが、それほど魅かれずに終わっていた。

本書は私のようにファーストガンダムのファンが読めば非常に懐かしく、あっという間に

読み終えてしまえる本。

ニュータイプとしては二流であるが故の苦悩という内容がとても興味をひく。

逆襲のシャアは見ていないが、苦悩するシャアが最終的にどこに行ったかが分かって

懐かしのガンダムが復習できた気持ちで一杯だ。

ガンダム本はこれが初めてだが、これほど客観的に本物語を解説したものは無いのでは。

ガンダムファンには是非お勧めしたい作。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軍人としてのシャア・アズナブルを、戦況とともに描写・解説した本。
内容はかなりディープなので、少なくとも映像作品を一通り見て理解している人向け。

上巻: 一年戦争からカミーユに会うまで、
下巻: 以降のZガンダムから逆襲のシャアまで、となっている。

戦場でのシャアの心理や決断に至る状況が鮮明に浮かんできて、作品をより深く理解するのにも役立つ。
この手の解説本なので、原作からすると後付けには違いないのだが、マニアが読んでもなるだけ矛盾のないようにケアされているのはさすが。
特に、ガンダム世代のサラリーマンに共感できる内容だと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ご多分に漏れずガンダム世代。レビューにひかれて上下巻とも買ってみました。購入時の思いは、シャアの名言を交えながらの伝記なのかなと。読んでみるとそう言う側面もあるけれど、著者の主観が色濃く出ている(様に見える)記述があまり深さを感じず物足りなく思い(私が知っていること以上のことが出てこない)、”一説によると〜”と言った回りくどいくだりは、一説じゃなくて、”TVでまんま言ってたやん!”と突っ込みたくなるところが余計なお世話。

積年の自己満足系の自分の思い込みを、ある意味整理してくれるという面では、さらっと読めて良いかもしれません。が、ちょっと内容の割に割高か。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャアがまるで実在した歴史上の人物のように扱われている伝記本の上巻。基本的には淡々と事実をなぞって書かれていて、それがまた自分なりのシャア像を構築する上で、良い感じで作用している。用語や登場人物の説明も丁寧にしてあるので、一度本編を見ている人なら入り込めるようになっている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月21日に日本でレビュー済み
簡単に言えば、「機動戦士ガンダム公式百科事典」のシャア・アズナブル

の項を増補、改訂したような感じです。

なので、かなり詳細な情報をもとにして、シャア視点でガンダムの物語が

語られます。(Zガンダムの序盤まで語られます。以下下巻に続く)

かなり通のファンでも感心させられる情報もいくつかあります。

自分も、フラナガン博士の設定が二つ存在しているのには驚きました。

TV放映当時は、単純に混乱し、誤って重複して設定してしまったのでし

ょうが、今となっては、謎の人物であるフラナガン博士のミステリー性を

よりいっそう醸し出しています。

全部読むのに1時間以上、文庫本サイズで、読みやすいです。

通勤・通学の合間にいかがでしょうか。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート