劇場版の「攻殻機動隊S.A.C.SOLID STATE SOCIETY」の公開(3月26日)に合わせたノベライズ本。しかも、監督の神山健治氏自らによるもの。
監督自らのノベライズということもあって、かなり、もとのアニメ、「攻殻機動隊S.A.C.SOLID STATE SOCIETY」の雰囲気は出ている。自分としては士郎正宗による「攻殻機動隊」を越えるような「攻殻機動隊」はないと思うけど、この「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズは、押井守の「攻殻機動隊」よりも自分は好きだ。
ノベライズながら、小説としてもよく出来ている。いつもの公安9課のメンバーと公安9課を離れた草薙素子がテロ事件を追うというストーリーなのだが、かなりスリリングな展開で、読ませる。攻殻機動隊ファンならとても楽しめると思う。
それにしても、士郎正宗の攻殻機動隊が89年に発表されて以来、すでに20年以上が経つが、その世界観や設定は決して古びることはなく、こうしてアニメ化が繰り返されている。すごい作品だと思う。士郎正宗自身は「攻殻機動隊絶筆宣言」をしているが、残念だ。
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攻殻機動隊S.A.C.SOLID STATE SOCIETY 単行本 – 2011/3/3
注目のアニメ映画の完全ノベライズ版! 3月26日、3D版公開のアニメ映画の完全ノベライズ。一度見ただけではわからなかった、登場人物の心理や、背景がより深く楽しめる。見て読んで、また見よう。
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/3/3
- 寸法15 x 2 x 21 cm
- ISBN-104063648540
- ISBN-13978-4063648546
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/3/3)
- 発売日 : 2011/3/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4063648540
- ISBN-13 : 978-4063648546
- 寸法 : 15 x 2 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 173,841位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50,813位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説だと、細かい描写があり、
わからない単語が出てくると検索できるし、
筋を忘れかけると、前のページを読み返せる。
いろんな人物が登場し、不可解な事件が起きる。
すんなりとは理解できない話だが、じっくりと読める。
わからない単語が出てくると検索できるし、
筋を忘れかけると、前のページを読み返せる。
いろんな人物が登場し、不可解な事件が起きる。
すんなりとは理解できない話だが、じっくりと読める。
2011年3月29日に日本でレビュー済み
先のレビューにある通り、S.A.C.シリーズの監督をされた神山さんのノベライズなので、アニメ版SSSのそのままを思い描きながら読み進めて行く事が出来ます。
更にアニメでは「省かれたり、描写不足で意味が曖昧にしか取れなかった部分がはっきり」とします。
攻殻ファンはこれだけでも買いだと思いました。(解説本などが以前出ているのかは自分は知りません)
また他の攻殻のノベライズ本に無かった、没入(ジャックイン)という表現が使用されており、ウィリアム・ギブスンのニューロマンサーを彷彿とさせます。神山さんも監督をやるにあたってか?ニューロマンサーを読んだんだなぁと考えるとなんだか、作品内容以外の部分でも楽しめました。
ただ、本編のみなのでファンとしてあとがきなどもあればもっと楽しめたのになぁという気はします。
更にアニメでは「省かれたり、描写不足で意味が曖昧にしか取れなかった部分がはっきり」とします。
攻殻ファンはこれだけでも買いだと思いました。(解説本などが以前出ているのかは自分は知りません)
また他の攻殻のノベライズ本に無かった、没入(ジャックイン)という表現が使用されており、ウィリアム・ギブスンのニューロマンサーを彷彿とさせます。神山さんも監督をやるにあたってか?ニューロマンサーを読んだんだなぁと考えるとなんだか、作品内容以外の部分でも楽しめました。
ただ、本編のみなのでファンとしてあとがきなどもあればもっと楽しめたのになぁという気はします。
2011年3月21日に日本でレビュー済み
神山監督と、「東のエデン」の脚本を書いた春日さんのタッグということで、違和感なく読めました。
SSSを文章で読んでみると、前は気が付かなかった伏線も見えてきたりと、とても面白かったです。
また、映像だけでは分からない登場人物の感情や過去が明らかになり、ファンとしてとても興奮しました。
表紙は「攻殻機動隊2.0」の告知ポスター(?)のレイアウトと同じの様です。
SSSを文章で読んでみると、前は気が付かなかった伏線も見えてきたりと、とても面白かったです。
また、映像だけでは分からない登場人物の感情や過去が明らかになり、ファンとしてとても興奮しました。
表紙は「攻殻機動隊2.0」の告知ポスター(?)のレイアウトと同じの様です。
2012年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映像というフォーマットの方では描かれなかったキャラクターの心の機微や話の流れの補足が描かれているのでこの小説は映像の方を見てから読む事をお薦めします。これ程に知的好奇心と探究心を刺激される正統派な作品は稀有です。小説は丹念に読むもの、映像の方はノンストップハイスピードサスペンスアクションとして楽しめます。個人的には換装をリサイズと没入をジャックインなどと攻殻独特のルビを振ってるのが好きです。とにかくこれを読めばキャラクターたちの心情や立場の理解が深まり、ストーリーも深く楽しめます
2011年8月23日に日本でレビュー済み
sssでは描かれていない部分が文章によって表されていて、心理描写などは良かったです。
私的にはトグサが義体化したこととか9課に所属していたことを奥さんに話すシーンが印象的でした。
ただやっぱりそのままの脚本を文章に起こしたものを読んでいる感じでした。
でもやはりSACです。
文章は文章でハラハラします。これはこれで面白いかと。
私的にはトグサが義体化したこととか9課に所属していたことを奥さんに話すシーンが印象的でした。
ただやっぱりそのままの脚本を文章に起こしたものを読んでいる感じでした。
でもやはりSACです。
文章は文章でハラハラします。これはこれで面白いかと。
2011年6月28日に日本でレビュー済み
絵コンテを文字で読んでいる気分になりました。
設定資料集も兼ねているのか、文のテンポがちょっと悪く感じます。その説明を今する?という感じです。
アニメを見ていない人にはありがたいのかもしれません。
アニメではあえて説明を省いているところをいちいちくどく描写説明しているので、もたもたしている印象です。
一挙一動、物の銘柄などまでひたすら細かく描写しているので、本当に絵コンテみたいです。
もちろん、アニメは「見たらわかる」という手が使える、文では使えない、という違いがあるのである程度は仕方ないとは思いますが…。
とにかく、ちょっとくどく感じました。
なので、頭の中で映像に起こしながら(映画を思い出しながら)読まないと、単品で「小説」として読むのは私には無理でした。
あえて説明しない、伏線を視聴者に気づかせる・想像させる、というのが(私の)攻殻のイメージだったので、個人的にはこの本はちょっと蛇足だったかな…と思いました。
製作者による解釈のひとつとして読む分には面白いと思います。
設定資料集も兼ねているのか、文のテンポがちょっと悪く感じます。その説明を今する?という感じです。
アニメを見ていない人にはありがたいのかもしれません。
アニメではあえて説明を省いているところをいちいちくどく描写説明しているので、もたもたしている印象です。
一挙一動、物の銘柄などまでひたすら細かく描写しているので、本当に絵コンテみたいです。
もちろん、アニメは「見たらわかる」という手が使える、文では使えない、という違いがあるのである程度は仕方ないとは思いますが…。
とにかく、ちょっとくどく感じました。
なので、頭の中で映像に起こしながら(映画を思い出しながら)読まないと、単品で「小説」として読むのは私には無理でした。
あえて説明しない、伏線を視聴者に気づかせる・想像させる、というのが(私の)攻殻のイメージだったので、個人的にはこの本はちょっと蛇足だったかな…と思いました。
製作者による解釈のひとつとして読む分には面白いと思います。