静岡県出身。早稲田大学在学中にデビュー。
代表作： 『杏＆影 結婚日記』 『BGMはいらない』 『永遠の誘惑』
著者について：
平成４年に“日本漫画家名鑑５００”という本が
石ノ森章太郎先生を委員長とする編集委員会の企画により、
アクア・プランニング様から限定本として刊行されました。
その時の著者紹介・エピソードを、じつは平成ももうすぐ終ろうとしている今頃になって
あらためて読ませていただいて、この文章を書いてくださった方に感謝している次第です。
しっかり私の作品をすみまで読んで書いてくださってるんだなぁ、うれしいなぁ、と。
（そう…今頃になってです…。どなたか存じませんが、
この文章を書いてくださったライターのかた、ありがとうございました）
と言うわけで、そっくり引用させていただきます。
（自分で自分をほめるのは苦手なタイプなので…とてもありがたいです）
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆エピソード（前原滋子）☆
時間と共に成長していく主人公たちの姿を優しいタッチで描き人気の前原滋子。
学生時代から本格的に漫画を描き始め、大学在学中に投稿した作品が少女誌の新人漫画賞に入選。
これがきっかけとなり「少女フレンド増刊号」に『男なんてなにさ』でデビュー。
プロとして活動を開始する。
活動の場は少女誌が中心で、刺激的な設定や描写にたよらない作品作りで、
10代後半を中心とした若い女性ファンから高い支持をえている。
漫画家にならなかったら教師か編集者になりたかったと語る前原滋子は、
それらの職業を描いた作品を発表し好評を博した。
女教師と元教え子の恋と成長を綴った『そばにおいでよ』や、
主人公の少年が少女誌の編集者となる『杏＆影 結婚日記』などがそうである。
特に『杏＆影 結婚日記』は、代表作の一つとして長期間にわたり連載が続けられている。
この物語は、大学生の影（えい）と彼と結婚した杏の２人の生活を描いたもので、
出産や子育て、就職などのさまざまな出来事を喜びや不安などを交え、
ドラマチックに展開させている。
一連の作品に共通するのは、いずれの作品も登場人物とその２人の恋の成長を
テーマに扱っている点にある。
それは、恋の成就までを中心に描いている他の少女漫画とは一線を画した、
新しいタイプの作品作りになっている。
作者は美しいイメージのわきにくい“日々の生活”を巧みな構成と
優しいペンタッチによってとびきり素敵なものに変身させている。
（“日本漫画家名鑑５００”より）
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ありがとうございます。通り一遍に私の作品を読んだだけでは
ここまで優しい視点では語っていただけなかったと思います。
この時からはや25年の歳月が流れてますが、
私は現在もこの頃とまったく視点は変わっておらず同じものを求め続けてます。
現在は、時代の流れと共に、新作は電子書籍オンリーでの発行に切り替えました。
うれしいことに昔からの読者にしっかり支えられて、細々ではありますが活動を続けております。
公式ブログにて作品情報、日記、趣味、雑談などを不定期ですが綴っております。
ぜひお立ち寄りください。
前原滋子・公式ブログ＿＿＿“永遠の誘惑と宝石の磨き方”
http://blog.goo.ne.jp/shigeko3939
