C.M.B, Q.E.D共に大好きなのですが、あまり知られていないのが悲しくて布教の意味も込めてレビューに記します。
ただ、初めに言うと、好き嫌いは分かれやすい作品だとは思います。
推理漫画といえばコナン、金田一、ネウロ、、、いろいろありますがそういった系列よりキャッチ―さは少ないです。
他の方の指摘通り、1.絵は上手くない、2.人間ドラマが希薄(例えば、犯人の動機や周りの人物の動揺等の感情ではなくトリックそのものにフォーカスを置いている。事件も別荘とかいかにも、な場所ではなく日常生活圏内でほとんど起こる。登場人物内の恋愛とかもない。全体的に無機質に感じる方がいるかもしれません。)なので、この2点を期待している方は他の推理漫画で味わえるような派手な展開がなく、がっかり感じるのかも。
それでも純粋に「推理」を楽しみたい人にはこれ以上の漫画は私の知る範囲ではないと思っています。
また、推理自体も秀逸なのですが、それ以上に登場人物の人生観、雑学と話の面白さを完璧なブレンドにする編集力がすごいなーといつも感心させられます。(個人的に21巻の『エルフの扉』が好きな話の一つで、最後の「いつか君はエルフの扉をくぐるんだ。そして君は、エルフの王女様になるんだよ。」からマウ=ガールの過去の悔しい経験と美術商としてのプライドや信念の発端を感じられて好きです。読んでください。)
C.M.Bでは博物館学・世界史・美術とか、Q.E.Dでは数学・物理・宇宙についての豆知識が織り交ぜられており(時折フィクションもあるけど)、教養って知ることそのものが楽しいことだし、世界には自分の知らないことがこんなに溢れているんだな、という圧倒感に気づかされて読んでいてわくわくしちゃいます。
加藤元浩さんの知識量と知識欲に感化されてもっと知りたくなっちゃいます。
自分の表現力がないのも一因ですが、マイナス点が言語化しやすいのにこの作品の魅力は言葉で表すのが難しい!!
周りでは知っている人が少ないのですが、それでも読んでいる人はほとんどが加藤さんのファンになっているので、あまり評価されていないのって単純にみんな知らないだけなんじゃないか、って思うのです。(まぁ、画力的に表紙を見て手に取ってみようかな、と思う人は少ないと思うので仕方ない気もしますが)
なので、せっかくkindleで無料で読めるのですから3巻まで試し読みしてからご自身に合う、合わないの評価を下してみて見ることをお勧めします。
一話完結型なので試し読みに抵抗がある人でも気軽に読み始められますよ。合わないと思ってもすぐやめられますしね。逆になんか気になるな、という方は読めば読むほど早く続き読みたい!と引き込まれるかと思います。
だからそれを知ってもらうために、ひとまずは手に取ってもらいたいです。
地方住みというのもありますが近所では売っている本屋さんが少ないので巡り巡って読む人がもっと増えて知らない人でも目に付く機会が増えることを願っています。
また、加藤元浩さんがtwitterでおすすめした番組や本も面白いものが多いので加藤さんの知識の源泉が気になる人はそちらも参照されると面白いのではと思います。
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C.M.B.森羅博物館の事件目録(1) (月刊マガジンコミックス) コミック – 2006/3/17
加藤 元浩
(著)
魅力的な謎と緻密なロジック、そして躍動するキャラクター! 絢爛たるネオ・ミステリ登場!! CMBと刻まれた“3つの指輪”は「知の守護者」の証――神からの謎掛けに挑む!!
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/3/17
- 寸法11.3 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104063710327
- ISBN-13978-4063710328
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商品の説明
著者について
1997年から「マガジンGREAT」にて『Q.E.D.ー証明終了ー』を連載開始。『Q.E.D.ー証明終了ー』の連載と並行するかたちで、2005年から「月刊少年マガジン」にて『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』の連載が始まり、現在に至る。その他、代表作に『ロケットマン』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/3/17)
- 発売日 : 2006/3/17
- 言語 : 日本語
- コミック : 189ページ
- ISBN-10 : 4063710327
- ISBN-13 : 978-4063710328
- 寸法 : 11.3 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 395,588位コミック
- カスタマーレビュー:
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2017年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
論理的思考力のある主人公
しかし他の人には飛躍しすぎて分からない
でも最後に納得して安心する
しかし他の人には飛躍しすぎて分からない
でも最後に納得して安心する
2017年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やろうとしたことは面白いと思う。
けど、それが消化しきれてない印象。
もっと大人向きの話にした方がよかったんじゃないかな。
とりあえず事件モノの方は文句はつけないので、博物館側の話を面白くしてほしい。
薀蓄を増やすとか、わからないけど。
けど、それが消化しきれてない印象。
もっと大人向きの話にした方がよかったんじゃないかな。
とりあえず事件モノの方は文句はつけないので、博物館側の話を面白くしてほしい。
薀蓄を増やすとか、わからないけど。
2008年12月25日に日本でレビュー済み
◆op.01「擬態」
高校の生物室で、腕以外は骨まで焼けた変死体が発見された。
当初、その死体は、生物教師の田崎だと考えられたが、
残された腕の指紋から、別人であることが判明する。
マスコミは、田崎が“人体発火現象”の謎を解き、それを使って
人を殺し、そのまま失踪したのではないか、と騒ぎ立てるのだが……。
「擬態」という概念によって、事件を絵解きする森羅。
田崎が、自分の職場である学校で“人体発火”を利用し、事故に見せかけて、
殺人を犯す論理的必然性がないことから、犯人が仕掛けた偽装工作を見破ります。
◆op.02「幽霊博物館」
以前は銀行だった博物館で夜中に、電源を切った蛍光灯が
点滅したり、壁を叩く音や人の泣き声が聞こえてくるらしい。
果たして、幽霊のしわざなのか?
幽霊現象は、博物館ならではのあるモノを利用した機械的トリック。
また、鍵のかかった引き出しから現金を盗む
方法もシンプルですが、なかなかに巧妙です。
高校の生物室で、腕以外は骨まで焼けた変死体が発見された。
当初、その死体は、生物教師の田崎だと考えられたが、
残された腕の指紋から、別人であることが判明する。
マスコミは、田崎が“人体発火現象”の謎を解き、それを使って
人を殺し、そのまま失踪したのではないか、と騒ぎ立てるのだが……。
「擬態」という概念によって、事件を絵解きする森羅。
田崎が、自分の職場である学校で“人体発火”を利用し、事故に見せかけて、
殺人を犯す論理的必然性がないことから、犯人が仕掛けた偽装工作を見破ります。
◆op.02「幽霊博物館」
以前は銀行だった博物館で夜中に、電源を切った蛍光灯が
点滅したり、壁を叩く音や人の泣き声が聞こえてくるらしい。
果たして、幽霊のしわざなのか?
幽霊現象は、博物館ならではのあるモノを利用した機械的トリック。
また、鍵のかかった引き出しから現金を盗む
方法もシンプルですが、なかなかに巧妙です。
2006年3月18日に日本でレビュー済み
人気推理漫画Q.E.Dの作者が描く新ミステリー漫画
主人公は森羅博物館館長の少年榊森羅。彼は実はQ.E.Dの主人公燈馬想のいとこである。(Q.E.D23巻より)
第1話擬態は人体発火現象のような殺人事件、学校の生物室に両腕だけ残った焼死体が・・・
第2話は博物館で起こった幽霊事件が盗難事件に・・・
主人公が謎を解明するのに要求するのは入館料、第1話の入館料は蝶、果たして今後の入館料は・・・
ヒロインは名門校に通う銭湯の娘七瀬立樹、加藤先生の描く他の作品のヒロイン同様行動的で活発な女の子、魅力的ですね。
主人公の持つ3賢者の指輪の謎など、今後の展開が楽しみです。
主人公は森羅博物館館長の少年榊森羅。彼は実はQ.E.Dの主人公燈馬想のいとこである。(Q.E.D23巻より)
第1話擬態は人体発火現象のような殺人事件、学校の生物室に両腕だけ残った焼死体が・・・
第2話は博物館で起こった幽霊事件が盗難事件に・・・
主人公が謎を解明するのに要求するのは入館料、第1話の入館料は蝶、果たして今後の入館料は・・・
ヒロインは名門校に通う銭湯の娘七瀬立樹、加藤先生の描く他の作品のヒロイン同様行動的で活発な女の子、魅力的ですね。
主人公の持つ3賢者の指輪の謎など、今後の展開が楽しみです。
2021年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
森羅博物館の事件にミスあります。
犯人はC.M.Bではないです。
他にいます。
犯人はC.M.Bではないです。
他にいます。
2010年2月8日に日本でレビュー済み
q.e.dシリーズに続いての加藤さんのc.m.b正直あっさりしすぎてます。複雑で巧妙あっとさせられるようなトリックは皆無です。読後別の意味でポカァーンとなってしまいます。それと画力ですが作者の絵を見ればわかるんですが驚いた表情など口半開きでみんな同じ顔してます。漫画じゃなくてもいいでしょう。小説でも買いませんがね。何か良い評価だけなんでアヤシイですね。
2021年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やろうとしたことは面白いと思う。