mystery classics アルセーヌ・ルパン編 ３
収録作品は、
◆白鳥の首のエディス（ルパンの告白より）
◆雪の上の足あと（八点鐘より）
◆ポンティング氏のアリバイ（創元推理文庫：ソーンダイク博士の事件簿２より）
◆オスカー・ブロズキー事件（創元推理文庫：世界短編傑作集２より）
の４本となっています。
前半の２編はアルセーヌ・ルパン作品、後半の２編はシャーロック・ホームズ
のライバルとされる科学者探偵「ジョン・イヴリン・ソーンダイク博士」の作
品を扱ったものとなっています。
「オスカー・ブロズキー事件」は「倒叙もの」、「雪の上の足あと」は「足跡
のトリック」の作品としてそれぞれ、古典的な傑作として捉えられています。
また、「白鳥の首のエディス」は犯行の予告状を出したうえで、完全に密室と
なった館から１２枚綴りのタペストリーを盗みだすという、ルパンの「怪盗」
としての魅力をいかんなく発揮した作品であったりと、いずれも読み応えのあ
る短編となっていました。
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