森元さとる氏の“ミステリー・クラシックス”は全部読みました。 古いミステリー作品が大好きな私にとって、これはかなり画期的な作品集でした。 今では当の欧米人でさえ忘れてしまったマイナーな古い短編をいろいろ取り上げていて、世界広しと言えどもこんな漫画が生産されるのは日本だけだと思います。 面白かったのは、この最終巻でおまけ漫画として描かれているように、森元氏は、じつはミステリー・ファンでもなんでもなく(さらに言えば読書好きでもないそうです)単に編集部の企画を引き受けただけでこれを描いていたということです。 それにしてはあのやたら理屈っぽいブラウン神父ものが一番多かったというのは興味深いところです。 よほど相性が良かったということなのでしょうか。
全体を振り返ってみて、特に印象の強かった作品は、女の性が悲しい“偽痣”、短編として最も完成度の高い“みずうみ”、ルパンものの名編“赤い絹の肩掛け”、怪奇趣味が最高な“ノトランプ”、世界初の倒倒叙推理作品“オスカー・ブロスキー事件”、どんでん返しがすばらしかった“ミス・ヒンチ”などでした。 日本にも忘れられた名作というものはたくさん眠っていると思うので、いつの日かまた復活させてほしい企画だと私は切に願います。
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mystery classics ブラウン神父編 5: 甦る名探偵達 (月刊マガジンコミックス) コミック – 2009/11/17
森元 さとる
(著)
はやみねかおる氏推薦。歴史に残る名作ミステリーのコミック化、第二弾!
ブラウン神父の名作「ダーナウェイ家の呪い」。安楽椅子探偵“隅の老人”が女性医師の変死事件に挑む「ミス・エリオット事件」など、傑作ミステリー小説後篇を完全コミック化! 丹念に描かれた複雑怪奇な数々の謎を、貴方は解き明かすことが出来るか!? 「ミステリークラシックス」最終巻、登場!!
ブラウン神父の名作「ダーナウェイ家の呪い」。安楽椅子探偵“隅の老人”が女性医師の変死事件に挑む「ミス・エリオット事件」など、傑作ミステリー小説後篇を完全コミック化! 丹念に描かれた複雑怪奇な数々の謎を、貴方は解き明かすことが出来るか!? 「ミステリークラシックス」最終巻、登場!!
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/11/17
- ISBN-104063712222
- ISBN-13978-4063712223
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/11/17)
- 発売日 : 2009/11/17
- 言語 : 日本語
- コミック : 286ページ
- ISBN-10 : 4063712222
- ISBN-13 : 978-4063712223
- Amazon 売れ筋ランキング: - 585,436位コミック
- カスタマーレビュー:
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