物欲に駆られた織部の人生がいじらしく、腹立たしく思ってしまうのに読まずにはいられない。
多分自分の中にも抑えている織部がいると思う。
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へうげもの(6) (モーニング KC) コミック – 2008/3/21
山田 芳裕
(著)
あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/3/21
- ISBN-10406372672X
- ISBN-13978-4063726725
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商品の説明
出版社からのコメント
ツリーハウス、縄文茶席
古田織部=山田芳裕が繰り出す奇想に、
第一線の茶人たちも抱腹絶倒
元祖ツッパリ・伊達政宗もついに参戦
壮大な大河ドラマか、はたまた世紀のギャグ漫画か
ジャンルを超えて、自由にお楽しみくだされ
古田織部=山田芳裕が繰り出す奇想に、
第一線の茶人たちも抱腹絶倒
元祖ツッパリ・伊達政宗もついに参戦
壮大な大河ドラマか、はたまた世紀のギャグ漫画か
ジャンルを超えて、自由にお楽しみくだされ
著者について
山田 芳裕
1968年、新潟市生まれ。大学在学中にモーニング主催、ちばてつや賞一般部門で入賞。受賞作『大正野郎』で同誌よりデビュー。以来一環してモーニング、ヤングサンデーなど青年誌で活躍。漫画家、編集者に加え、各分野のアーチストからも絶大な支持を受ける。作家性を高く評価されながら、一般読者に支持されないジレンマを抱えていたが、最新作『へうげもの』が名実ともに絶好調。主な作品は他に『考える侍』『しわあせ』『デカスロン』『度胸星』『いよっおみっちゃん』『ジャイアント』などがある。ちなみに物欲の激しさは『へうげもの』の主人公・古田織部級との噂。やきもの、のりもの、文房具、音楽、映画など、多方面に深い造詣を持つ。
刊行中の単行本(09年4月1日現在):
『へうげもの』1~8巻(以下続刊・講談社)、『ジャイアント』全9巻(同)、『デカスロン』全13巻(小学館文庫)、『山田芳裕傑作集』全2巻(同)、『ザ・プライザー』(双葉文庫)、『泣く男』(同)
1968年、新潟市生まれ。大学在学中にモーニング主催、ちばてつや賞一般部門で入賞。受賞作『大正野郎』で同誌よりデビュー。以来一環してモーニング、ヤングサンデーなど青年誌で活躍。漫画家、編集者に加え、各分野のアーチストからも絶大な支持を受ける。作家性を高く評価されながら、一般読者に支持されないジレンマを抱えていたが、最新作『へうげもの』が名実ともに絶好調。主な作品は他に『考える侍』『しわあせ』『デカスロン』『度胸星』『いよっおみっちゃん』『ジャイアント』などがある。ちなみに物欲の激しさは『へうげもの』の主人公・古田織部級との噂。やきもの、のりもの、文房具、音楽、映画など、多方面に深い造詣を持つ。
刊行中の単行本(09年4月1日現在):
『へうげもの』1~8巻(以下続刊・講談社)、『ジャイアント』全9巻(同)、『デカスロン』全13巻(小学館文庫)、『山田芳裕傑作集』全2巻(同)、『ザ・プライザー』(双葉文庫)、『泣く男』(同)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/3/21)
- 発売日 : 2008/3/21
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 406372672X
- ISBN-13 : 978-4063726725
- Amazon 売れ筋ランキング: - 195,534位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
を目指していたが、古田が考えていたものはそのものに踊らされ、自らの芯がないものであった。それは押し付けるものではなく、自らが感じ、自然に表現するものがわびである。
2019年10月17日に日本でレビュー済み
この漫画の凄いところは
人物それぞれの心の機微、信念が描写からありありとそしてガッと伝わってくる部分にある
ここまでのものに仕上げるには尋常ならざる努力があったと確信する
特にこの巻は各々が不完全である故の面白さ
つまり人が十人十色であることの面白さに改めて気付く巻にになる
ヒトが笑うことに関して、いかに多様な見方が出来るか
それでいて強か
見事という他ない
人物の俗の部分と表の部分を踏まえて
ここまで多種の人が絡み
描き分けが出来ている作品は類をみない
後世に必ず残すべき逸品
素晴らしい
人物それぞれの心の機微、信念が描写からありありとそしてガッと伝わってくる部分にある
ここまでのものに仕上げるには尋常ならざる努力があったと確信する
特にこの巻は各々が不完全である故の面白さ
つまり人が十人十色であることの面白さに改めて気付く巻にになる
ヒトが笑うことに関して、いかに多様な見方が出来るか
それでいて強か
見事という他ない
人物の俗の部分と表の部分を踏まえて
ここまで多種の人が絡み
描き分けが出来ている作品は類をみない
後世に必ず残すべき逸品
素晴らしい
2014年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで仮説でしかない本能寺の変が秀吉黒幕説を採用、古田織部の目をとうして描かれる新鮮な歴史漫画
2008年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北野大茶湯は万博!?
「席」を奉じた参加者達の七転八倒?ならぬ、それぞれの
創意工夫が可笑しさを持って表現されています。
既刊の中でも上位に来る「濃さ」(時系列的に短期)
の6巻だと思います。
侘びとは何か? 模索する織部守。
そして「侘びそのもの」自らの政治論理に同化させてしまった利休。
二人の葛藤が面白かったです。
哲学的な内容な6巻だと思います。
そして、それぞれの「侘び」に対する茶室の意匠が良く出ていて、
面白かったです。
「席」を奉じた参加者達の七転八倒?ならぬ、それぞれの
創意工夫が可笑しさを持って表現されています。
既刊の中でも上位に来る「濃さ」(時系列的に短期)
の6巻だと思います。
侘びとは何か? 模索する織部守。
そして「侘びそのもの」自らの政治論理に同化させてしまった利休。
二人の葛藤が面白かったです。
哲学的な内容な6巻だと思います。
そして、それぞれの「侘び」に対する茶室の意匠が良く出ていて、
面白かったです。
2014年1月26日に日本でレビュー済み
利休が、古田織部の茶を評して言い放った言葉は、孔子の「過ぎたるはなお及ばざるが如し」。その時の織部の顔が笑えます!
でも、利休もノ貫(へちかん「ノ」の字は、「人」の字の偏にて、「ノ貫」とは「人に及ばぬことを貫く」の意)に、「それは、おまえさんに言えるのと違うかえ?」と言われる。ノ貫の名前は知っていましたが、天下一の数寄者と公に認められたほどの茶人であったとは!
黒を至上とする利休が、黒楽を創る前に焼かせた赤楽で茶を点てる場面があります。
「わび数寄とは、面白きものではなかったのかと……私はその面白さに惹かれたのではなかったのかと」という初心を思い出した利休が織部に頭を下げる場面も、いいっ!
籠の花入に薄板を用いることをやめた織部。疵のある蓋を面白きものと想いつつも卑下し、勝手側に向けておいた利休に対し、織部は、「不完全ならば、またそこが面白い」と客側に向けて出し、利休を唸らせる場面も面白かったです。
侘び茶は、利休だけのものではないのですね……。
ひょうきんな古田織部の面白さが増してきました。
しかしながら、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という言葉は耳が痛いです。
ともすれば「過ぎてしまいがちな心」をどう律したらよいのでしょうか。
でも、利休もノ貫(へちかん「ノ」の字は、「人」の字の偏にて、「ノ貫」とは「人に及ばぬことを貫く」の意)に、「それは、おまえさんに言えるのと違うかえ?」と言われる。ノ貫の名前は知っていましたが、天下一の数寄者と公に認められたほどの茶人であったとは!
黒を至上とする利休が、黒楽を創る前に焼かせた赤楽で茶を点てる場面があります。
「わび数寄とは、面白きものではなかったのかと……私はその面白さに惹かれたのではなかったのかと」という初心を思い出した利休が織部に頭を下げる場面も、いいっ!
籠の花入に薄板を用いることをやめた織部。疵のある蓋を面白きものと想いつつも卑下し、勝手側に向けておいた利休に対し、織部は、「不完全ならば、またそこが面白い」と客側に向けて出し、利休を唸らせる場面も面白かったです。
侘び茶は、利休だけのものではないのですね……。
ひょうきんな古田織部の面白さが増してきました。
しかしながら、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という言葉は耳が痛いです。
ともすれば「過ぎてしまいがちな心」をどう律したらよいのでしょうか。
2008年3月24日に日本でレビュー済み
今巻は、「気づき」の巻。
古織だけでなく千利休までもが
自分の(人間の)未熟さに気づく。
『過ぎたるは及ばざる如し』
この言葉が重い。
表紙も、この2人が主役である。
目線をずらして対峙している。
利休が黒を廃した時
そこに気づける古織がスゴイのだ。
「瀬戸物」の由来が最後のページに登場
古織だけでなく千利休までもが
自分の(人間の)未熟さに気づく。
『過ぎたるは及ばざる如し』
この言葉が重い。
表紙も、この2人が主役である。
目線をずらして対峙している。
利休が黒を廃した時
そこに気づける古織がスゴイのだ。
「瀬戸物」の由来が最後のページに登場
2010年11月9日に日本でレビュー済み
織部、利休、宗二、ノ貫の茶人・4人の生き方、
その戸惑いが実に興味深く描かれた一服。
物語の先を先をと読み進めたが、
立ちどまって画を観ると、
これがまたなかなかに相まって。
実におもしろき一服。
その戸惑いが実に興味深く描かれた一服。
物語の先を先をと読み進めたが、
立ちどまって画を観ると、
これがまたなかなかに相まって。
実におもしろき一服。