著者が手塚治虫に心酔していることは「プルート」で明らかだが、ビリーバットもまた「火の鳥」に触発されたことが、この3巻目にしてはっきりした。であるななら「二十世紀少年」のときのような「これだけ話を広げて収集ががつくのか」という心配は無用だろう。「こうもり」という狂言廻しがいるかぎり、話がぶれることはあるまい。
最近話題になるマンガは料理、部活など半径5mの出来事をテーマにしたチマチマした作品が多い中、これほどの大きな想像力をふくらませられるマンガ作家はほかには見当たらない。これからは、著者の歴史観にかかっている。
火の鳥17巻セット (手塚治虫漫画全集)
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BILLY BAT(3) (モーニングKC) コミック – 2010/3/23
天正年間──伊賀の里は六万の織田勢の包囲を受け、存亡の危機にあった。百地の志能備・勘兵衛は織田勢の包囲網を突破して歴史を変える一本の巻物を紀伊へ届けるよう命じられる。だが巻物の名は“コウモリの書”!! 勘兵衛がコウモリを操るか、はたまた操られるか……!?
(ストーリー共同制作/長崎尚志)
(ストーリー共同制作/長崎尚志)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/3/23
- 寸法13 x 1.6 x 18.3 cm
- ISBN-104063728889
- ISBN-13978-4063728880
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商品の説明
著者について
浦沢 直樹
1960年東京都生まれ。1982年、小学館新人コミック大賞入選。1983年、デビュー。代表作は、『パイナップルARMY』(原作・工藤かずや)『YAWARA!』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』。
1960年東京都生まれ。1982年、小学館新人コミック大賞入選。1983年、デビュー。代表作は、『パイナップルARMY』(原作・工藤かずや)『YAWARA!』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/3/23)
- 発売日 : 2010/3/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 222ページ
- ISBN-10 : 4063728889
- ISBN-13 : 978-4063728880
- 寸法 : 13 x 1.6 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 344,640位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第3巻は伊賀の忍者が主であんまり世界中駆け巡らず、時代も縦横無尽に行き来せず、比較的大人しい感じで無難に終わったという(たまたま偶然でしょうが)のが正直な感想です。個人的には伊賀の里の近くに住んでいるので、まあ漫画の世界とはいえ親近感を持ちながら読みました。ただコウモリさんが単なる世界の歴史の事件の鍵を握っているだけで終わらないようにして欲しいなあと思ってます。もう一ひねり二ひねりを期待してます。いつも思いますが絵は上手いですね。
2015年4月27日に日本でレビュー済み
1,2巻はいろいろな事件が絡んでいる感じがして
場面展開も多く、今後の展開の予想がつかなかったのですが
この3巻は戦国時代の忍者を勘兵衛を中心として話が進んでいきます。
百地丹波守から預かった天下騒乱のもとの巻物を三太夫に届けるという役目
の続きを描いています。
この、コウモリの巻物を持つと天下をとれる、というのがわかる気がします。
下山事件、ナポレオン、9.11など巻物に描かれたコウモリから発せられる言葉は
この時代ではわからないもの。
未来が見えるのか、預言書的なものなのか、まだなぞだらけです。
フランシスコザビエルなどが出てきますが、この3巻だけを見ると、話は面白いです。
広がった世界がどのようにつながるのか期待をしています。
場面展開も多く、今後の展開の予想がつかなかったのですが
この3巻は戦国時代の忍者を勘兵衛を中心として話が進んでいきます。
百地丹波守から預かった天下騒乱のもとの巻物を三太夫に届けるという役目
の続きを描いています。
この、コウモリの巻物を持つと天下をとれる、というのがわかる気がします。
下山事件、ナポレオン、9.11など巻物に描かれたコウモリから発せられる言葉は
この時代ではわからないもの。
未来が見えるのか、預言書的なものなのか、まだなぞだらけです。
フランシスコザビエルなどが出てきますが、この3巻だけを見ると、話は面白いです。
広がった世界がどのようにつながるのか期待をしています。
2010年3月25日に日本でレビュー済み
相変わらず安定した作画に上手な演出。
忍者編は殺陣がひたすら格好良く、某剣豪漫画や往年の忍者漫画に迫る勢いです。
仲間同士の友情や裏切りなど、サイドストーリーもキートンの時代から変わらない上手さ。
単体で見れば非常に面白いです。
・・・けれど1巻の頃から指摘されているように、早くも広げてしまった大風呂敷に不安があります。
20世紀少年の後半辺りのような、謎が解決する前に次々と増え、メインストーリーが遅々として進まない展開はかなり疲れます。
プルートゥぐらいの長さで終わってくれれば良いのですが、もしこの調子で20巻もやられるとさすがにしんどいですね・・・。
もっとも浦沢作品は読み返してみると結構ちゃんと伏線も回収しており、構成もまとまってたりします。
リアルタイムで進みの遅さにいらいらするよりは、ある程度巻数が進んでから一気に大人買いをするのが良いかも知れません。
忍者編は殺陣がひたすら格好良く、某剣豪漫画や往年の忍者漫画に迫る勢いです。
仲間同士の友情や裏切りなど、サイドストーリーもキートンの時代から変わらない上手さ。
単体で見れば非常に面白いです。
・・・けれど1巻の頃から指摘されているように、早くも広げてしまった大風呂敷に不安があります。
20世紀少年の後半辺りのような、謎が解決する前に次々と増え、メインストーリーが遅々として進まない展開はかなり疲れます。
プルートゥぐらいの長さで終わってくれれば良いのですが、もしこの調子で20巻もやられるとさすがにしんどいですね・・・。
もっとも浦沢作品は読み返してみると結構ちゃんと伏線も回収しており、構成もまとまってたりします。
リアルタイムで進みの遅さにいらいらするよりは、ある程度巻数が進んでから一気に大人買いをするのが良いかも知れません。
2010年7月20日に日本でレビュー済み
この刊の感想ではないのだが…モンスター、20世紀少年、そして今回のBILLY BATは作者の意図的な3部作になるんじゃないかな…
モンスター、20世紀少年をリアルタイムで読んだ時は私も風呂敷を広げ過ぎと思った。しかし、最近モンスターを読み返してみると…完璧!この話はやはりこうするしかないと思い直した!
なぜか?思うに私の中にあったヨハンに世界征服に乗り出して欲しかったという欲望がトモダチによって叶えられたからじゃないかな…これは作者の狙い通り?それとも作者自身が自分の作品に復讐してる?
BILLY BATが完結した時、また風呂敷広げ過ぎて…と思う人が出るだろう。しかしその時には、20世紀少年はやっぱりアレで良かった!アレも広げ過ぎてたけど、BILLY BATを読んだ今、なぜか満足した!と思う人が出るのではなかろうか…つまり3部作を通しての伏線を狙っている…これは私の考え過ぎ?それとも広げる風呂敷が段々大きくなっていくから感覚が麻痺していくのか…
とにかく…やっぱり浦沢さんスゲ〜よ!
モンスター、20世紀少年をリアルタイムで読んだ時は私も風呂敷を広げ過ぎと思った。しかし、最近モンスターを読み返してみると…完璧!この話はやはりこうするしかないと思い直した!
なぜか?思うに私の中にあったヨハンに世界征服に乗り出して欲しかったという欲望がトモダチによって叶えられたからじゃないかな…これは作者の狙い通り?それとも作者自身が自分の作品に復讐してる?
BILLY BATが完結した時、また風呂敷広げ過ぎて…と思う人が出るだろう。しかしその時には、20世紀少年はやっぱりアレで良かった!アレも広げ過ぎてたけど、BILLY BATを読んだ今、なぜか満足した!と思う人が出るのではなかろうか…つまり3部作を通しての伏線を狙っている…これは私の考え過ぎ?それとも広げる風呂敷が段々大きくなっていくから感覚が麻痺していくのか…
とにかく…やっぱり浦沢さんスゲ〜よ!
2010年3月31日に日本でレビュー済み
この巻の最後に登場する、百地さんの言葉を借りると
(浦沢作品初めての方)
何をわけのわからんことを……!!
(20世紀少年でモヤモヤした方)
戯言は聞きあきたわ!!
と、言いたくなると思います。自分はこの巻で買うの止めます。
この先、深い意味が待っているとも、劇的な展開があるとも感じません。
しかし、この巻は浦沢作品には珍しく、アクションが多いので新鮮でした。
いっそのこと謎が謎を呼ぶ話は辞めて、全うな時代劇でも描いてくれたらなぁと思っちゃいました。
(浦沢作品初めての方)
何をわけのわからんことを……!!
(20世紀少年でモヤモヤした方)
戯言は聞きあきたわ!!
と、言いたくなると思います。自分はこの巻で買うの止めます。
この先、深い意味が待っているとも、劇的な展開があるとも感じません。
しかし、この巻は浦沢作品には珍しく、アクションが多いので新鮮でした。
いっそのこと謎が謎を呼ぶ話は辞めて、全うな時代劇でも描いてくれたらなぁと思っちゃいました。
2010年4月6日に日本でレビュー済み
とうとう3巻まで来ましたが、話が広がりつつも情報が断片的で、さっぱり全体像が見えません。
わたしの理解力の問題なのか〜!?
いったいこれは何!?という展開というか、ひっぱり方にはひきつけられますが、
この先どうなっていくのか、3巻まで来てもさっぱり見えてきません〜。
前の巻からもう一度読み直してみようかしら。
最後まで読んだら「これはこういう意味だったのか!!」とすっきりするのかしら。
あっと驚く展開(伏線のつながり)、楽しみにしています。
わたしの理解力の問題なのか〜!?
いったいこれは何!?という展開というか、ひっぱり方にはひきつけられますが、
この先どうなっていくのか、3巻まで来てもさっぱり見えてきません〜。
前の巻からもう一度読み直してみようかしら。
最後まで読んだら「これはこういう意味だったのか!!」とすっきりするのかしら。
あっと驚く展開(伏線のつながり)、楽しみにしています。
2011年9月29日に日本でレビュー済み
奇想天外と言ふこの言葉は、浦沢直樹のこの作品の為に有る言葉なのだろう。この巻における物語の展開は書かないが、人類の歴史をここまで普通の意味における「時間」と無関係に(?)描いた作品は見た事が無い。圧倒されるばかりである。
(西岡昌紀・内科医)
(西岡昌紀・内科医)