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へうげもの(11) (モーニングKC) コミック – 2010/7/23
山田 芳裕
(著)
あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!
密航先の朝鮮から逃亡を図る織部一行。李舜臣将軍の亀船が猛攻撃。絶体絶命の船中で、「この上ない回春」を味わう織部。無事帰還を果たしたものの、不倫告白、関白秀次事件、そして別居と、公私ともに激動の日々。翌夏、未曾有の大地震により、伏見城も「うぎゃあ」もうつわも灰燼と化す。なにはなくとも妻ではないか。廃墟からたちあがれ日本。がんばろう織部。激動の大航海時代を数奇魂で乗り切りまする。
密航先の朝鮮から逃亡を図る織部一行。李舜臣将軍の亀船が猛攻撃。絶体絶命の船中で、「この上ない回春」を味わう織部。無事帰還を果たしたものの、不倫告白、関白秀次事件、そして別居と、公私ともに激動の日々。翌夏、未曾有の大地震により、伏見城も「うぎゃあ」もうつわも灰燼と化す。なにはなくとも妻ではないか。廃墟からたちあがれ日本。がんばろう織部。激動の大航海時代を数奇魂で乗り切りまする。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/7/23
- ISBN-104063729192
- ISBN-13978-4063729191
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商品の説明
著者からのコメント
腰痛がひどくなり通院しておりやす
伺ったところ、腰には正座の姿勢がよいそうです
となると茶の湯を習い事にするのが
良いのやもしれやせん
取材時に正座をしていて足が痺れ、
危うく高価な器を割りそうになった
私にゃあ向いてなさそうですが......
伺ったところ、腰には正座の姿勢がよいそうです
となると茶の湯を習い事にするのが
良いのやもしれやせん
取材時に正座をしていて足が痺れ、
危うく高価な器を割りそうになった
私にゃあ向いてなさそうですが......
山田芳裕
出版社からのコメント
朝鮮半島から奇跡の帰還、大地震から奇跡の復活、公費横領と数奇の新機軸
古田織部のタフネスぶりが遺憾なく発揮される最新刊です
相次いで賞をいただきましたが、作者は相変わらずマイペースで頑張っております
織部流&山田流美意識に一つの答えを出す「乙」の夜明けです
世界にひとつだけの赤いカバーが目印です
古田織部のタフネスぶりが遺憾なく発揮される最新刊です
相次いで賞をいただきましたが、作者は相変わらずマイペースで頑張っております
織部流&山田流美意識に一つの答えを出す「乙」の夜明けです
世界にひとつだけの赤いカバーが目印です
著者について
1968年、新潟市生まれ。大学在学中にモーニング主催、ちばてつや賞一般部門で入賞。受賞作『大正野郎』で同誌よりデビュー。以来一環してモーニング、ヤングサンデーなど青年誌で活躍。漫画家、編集者に加え、各分野のアーチストからも絶大な支持を受ける。作家性を高く評価されながら、一般読者に支持されないジレンマを抱えていたが、最新作『へうげもの』が名実ともに絶好調。主な作品は他に『考える侍』『しわあせ』『デカスロン』『度胸星』『いよっおみっちゃん』『ジャイアント』などがある。ちなみに物欲の激しさは『へうげもの』の主人公・古田織部級との噂。やきもの、のりもの、文房具、音楽、映画など、多方面に深い造詣を持つ。
刊行中の単行本(09年4月1日現在):
『へうげもの』1~8巻(以下続刊・講談社)、『ジャイアント』全9巻(同)、『デカスロン』全13巻(小学館文庫)、『山田芳裕傑作集』全2巻(同)、『ザ・プライザー』(双葉文庫)、『泣く男』(同)
刊行中の単行本(09年4月1日現在):
『へうげもの』1~8巻(以下続刊・講談社)、『ジャイアント』全9巻(同)、『デカスロン』全13巻(小学館文庫)、『山田芳裕傑作集』全2巻(同)、『ザ・プライザー』(双葉文庫)、『泣く男』(同)
About this Title
朝鮮密航、新窯術獲得を果たした織部一行を、義勇兵の亀船が猛追撃
生きて日の本の土は踏めぬのか
絶体絶命、エロスとタナトスの狭間で、水中ファックでこの上なき回春
死んでもいい......と思った刹那、海の勇者・松浦党首領、波多親が危機を救う
生きて日の本の土は踏めぬのか
絶体絶命、エロスとタナトスの狭間で、水中ファックでこの上なき回春
死んでもいい......と思った刹那、海の勇者・松浦党首領、波多親が危機を救う
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/7/23)
- 発売日 : 2010/7/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 4063729192
- ISBN-13 : 978-4063729191
- Amazon 売れ筋ランキング: - 138,239位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
城を一つ丸ごと任せられた左介。全てを注いで動き始めた裏側で、根回しをする者が現れた。
2010年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
へうげもの11服は秀次切腹・伏見大地震・サンフェリペ号事件などを間に挟みながら、
”秀吉後”を見据え蠢く野心家達と相変わらずな数奇者達の交錯する時代が描かれる。
表紙はワインレッド、織部&佐太郎の数奇者師弟コンビの表情は見物。
巻末では、細川護煕氏が明らかにしたヤング古田左介の嘘みたいな活躍の記録を紹介。
まずは歴史的事件よりも織部の美学が一定の完成を見たことに着目してほしい。
”乙”美学を織部自らが語ることにより織部は利休の域に大きく近づいた。
蒔絵箱の再発見から織部焼の緑釉に繋がると思われ、美学のさらなる発展も予感される。
織部の美学に併せ発露する家康・三成・清正らの業と野望。
何より老いても信長の野望を背負い慶長の役へ向かう秀吉のロマンチシズムは哀しい。
また酒器(徳利)開発に見られる文化発展や様々な人物が語る経済戦略の重要性。
だが難しい言葉で語られるほどギャグからは遠くなっていく。
戦国ギャグと銘打ちながら、この単行本はギャグ3流・戦略性2流・ロマン1流なのである。
顔芸以外で織部がギャグをしにくい分だけ脇役たちは躍動している。
馬鹿数奇者コンビ再結成の細川忠興を筆頭に福島正則や利家&右近コンビ、
そして荒木又兵衛や頭角をあらわしてきた小堀作介は次巻以降への期待が高まる。
さらに気になる人物が二人。
朝鮮半島に明・西欧諸国に比肩する商業国家樹立の夢を吐露する小西行長。
壮大な構想に漂う悪漢の香り、彼もまた骨太な業を背負う者だった。
これによりスケールが格段にアップした関ヶ原の戦いに期待したい。
もう一人は伊達政宗の好敵手にして秋田繁栄の礎を築いた佐竹義宣。
強面で鳴らす将来有望な暴力団幹部なのに部下とキャッキャウフフするのが願望とか、
そんな感じの、おおよそ戦国漫画にあるまじきセンスの持ち主なり。
”秀吉後”を見据え蠢く野心家達と相変わらずな数奇者達の交錯する時代が描かれる。
表紙はワインレッド、織部&佐太郎の数奇者師弟コンビの表情は見物。
巻末では、細川護煕氏が明らかにしたヤング古田左介の嘘みたいな活躍の記録を紹介。
まずは歴史的事件よりも織部の美学が一定の完成を見たことに着目してほしい。
”乙”美学を織部自らが語ることにより織部は利休の域に大きく近づいた。
蒔絵箱の再発見から織部焼の緑釉に繋がると思われ、美学のさらなる発展も予感される。
織部の美学に併せ発露する家康・三成・清正らの業と野望。
何より老いても信長の野望を背負い慶長の役へ向かう秀吉のロマンチシズムは哀しい。
また酒器(徳利)開発に見られる文化発展や様々な人物が語る経済戦略の重要性。
だが難しい言葉で語られるほどギャグからは遠くなっていく。
戦国ギャグと銘打ちながら、この単行本はギャグ3流・戦略性2流・ロマン1流なのである。
顔芸以外で織部がギャグをしにくい分だけ脇役たちは躍動している。
馬鹿数奇者コンビ再結成の細川忠興を筆頭に福島正則や利家&右近コンビ、
そして荒木又兵衛や頭角をあらわしてきた小堀作介は次巻以降への期待が高まる。
さらに気になる人物が二人。
朝鮮半島に明・西欧諸国に比肩する商業国家樹立の夢を吐露する小西行長。
壮大な構想に漂う悪漢の香り、彼もまた骨太な業を背負う者だった。
これによりスケールが格段にアップした関ヶ原の戦いに期待したい。
もう一人は伊達政宗の好敵手にして秋田繁栄の礎を築いた佐竹義宣。
強面で鳴らす将来有望な暴力団幹部なのに部下とキャッキャウフフするのが願望とか、
そんな感じの、おおよそ戦国漫画にあるまじきセンスの持ち主なり。
2010年11月10日に日本でレビュー済み
三成の豊臣家安泰への仕置きが様々な因果を招く。
“大一大万大吉”VS“欣求浄土”へと動き始める。
歴史的名場面をつなぐ裏情景が類まれな想像力の元に表現され、
驚くばかり。
まぁ、画の大げさなこと!
「清然:清く然るがままに 禁欲しつつ我がままに」(本文から)
これって素敵だとは思いませんか。
“大一大万大吉”VS“欣求浄土”へと動き始める。
歴史的名場面をつなぐ裏情景が類まれな想像力の元に表現され、
驚くばかり。
まぁ、画の大げさなこと!
「清然:清く然るがままに 禁欲しつつ我がままに」(本文から)
これって素敵だとは思いませんか。
2010年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
茶道と歴史を感じることが出来る漫画です。すべてが史実に基づいているかどうかは分かりませんが、歴史の流れというものを楽しく知ることが出来るのではないでしょうか。また、茶道といえば、堅苦しいイメージがありますが、これを読むと茶道とは、人を楽しませるものである、と思うことが出来るかも知れません。そう思うと、茶道もすこし身近に感じられるような気がしますよ。
2010年8月30日に日本でレビュー済み
主人公の古田織部は、大河ドラマや時代劇ではあまりなじみの無い人物ですが、利休の後に茶道筆頭となり、
織部焼をはじめとして当時の文芸を先導した遊びの天下人と呼べる傑物です。
この作品は織部を中心に戦国を生き抜いた武将・芸術家・商人達を、全て「数寄」の視点から描いています。
戦や政治もありますがそれは脇役で、あくまで茶の湯や焼き物といった文芸を軸に物語が展開していく意欲作です。
コミカルで大げさな絵柄が、欲望だけでなく苦悩や悲しみといったマイナス面も表情豊かに現しており物語に
味わいを与えています。
安土桃山という時代は戦国時代の延長ですので、相変わらず生き死にの駆け引き、戦の匂いが絶えない
危険な時代なのですが、楽市楽座によって生まれた豪商達の財力、南蛮貿易によるヨーロッパ文化、
日明貿易や朝鮮出兵によって流れ込んだ唐物・朝鮮の職人達といった物と人が渾然一体となって、
短期間に豪華絢爛な文化が花開いた稀有な時代です。太く、濃く、短い人生を派手に彩ろうとする人々たちの
欲望が昇華し、建築、絵画、茶の湯、陶芸、歌舞伎や浄瑠璃といった幅広い分野で日本独自の文化が花開きました。
そんな花火大会のような時代の中で、ひたすら独欲を追求し、また頑固に豊臣を支持して切腹することになった
古田織部という人物は、政治に深く入り込み、暗い印象もつきまとった利休とは対照的に常に陽のエネルギーに満ちていて、
読みながらテンションが上がっていきます。
モーニングで隔週連載ですが、物語も後半戦に入ってきています。豊臣の滅亡と共にどのように織部が数寄を貫き最後を迎えるのか、
作者の仕上げ方が今から楽しみでなりません。
織部焼をはじめとして当時の文芸を先導した遊びの天下人と呼べる傑物です。
この作品は織部を中心に戦国を生き抜いた武将・芸術家・商人達を、全て「数寄」の視点から描いています。
戦や政治もありますがそれは脇役で、あくまで茶の湯や焼き物といった文芸を軸に物語が展開していく意欲作です。
コミカルで大げさな絵柄が、欲望だけでなく苦悩や悲しみといったマイナス面も表情豊かに現しており物語に
味わいを与えています。
安土桃山という時代は戦国時代の延長ですので、相変わらず生き死にの駆け引き、戦の匂いが絶えない
危険な時代なのですが、楽市楽座によって生まれた豪商達の財力、南蛮貿易によるヨーロッパ文化、
日明貿易や朝鮮出兵によって流れ込んだ唐物・朝鮮の職人達といった物と人が渾然一体となって、
短期間に豪華絢爛な文化が花開いた稀有な時代です。太く、濃く、短い人生を派手に彩ろうとする人々たちの
欲望が昇華し、建築、絵画、茶の湯、陶芸、歌舞伎や浄瑠璃といった幅広い分野で日本独自の文化が花開きました。
そんな花火大会のような時代の中で、ひたすら独欲を追求し、また頑固に豊臣を支持して切腹することになった
古田織部という人物は、政治に深く入り込み、暗い印象もつきまとった利休とは対照的に常に陽のエネルギーに満ちていて、
読みながらテンションが上がっていきます。
モーニングで隔週連載ですが、物語も後半戦に入ってきています。豊臣の滅亡と共にどのように織部が数寄を貫き最後を迎えるのか、
作者の仕上げ方が今から楽しみでなりません。
2010年7月27日に日本でレビュー済み
このマンガも既に5年。
古田織部も血気盛んな若者ではなくなった。
茶道頭という要職も務めれば
若い頃のエネルギッシュ感は無くなっても仕方ないか。
その辺が、若干テンションが落ちているようにも見えてしまう所だが
自分らしい焼き物を作ることへの情熱は衰えてはいない
まだまだ織部焼の完成への道は遠い。
早く続巻が読みたいなぁ〜
古田織部も血気盛んな若者ではなくなった。
茶道頭という要職も務めれば
若い頃のエネルギッシュ感は無くなっても仕方ないか。
その辺が、若干テンションが落ちているようにも見えてしまう所だが
自分らしい焼き物を作ることへの情熱は衰えてはいない
まだまだ織部焼の完成への道は遠い。
早く続巻が読みたいなぁ〜
2011年4月11日に日本でレビュー済み
秀吉のキラビやかな力と影、利休の侘び寂び、古田織部は何を世に放つ?
有楽斎によれば、かような物、とはどんなものか。
佐竹義宣に言わせた、癇の虫が笑い死ぬ、とは。
表に武家流の甲、気心の知れた仲間内では乙。
震災からの復旧は一からはじめるもの。昔からやってきた、できてきた事。
そうなんです。まだ続く東日本震災の復旧復興の力に、笑いも必要。
悲しみや苦しみを乗り越える力になる第十一服。
御賞味あれ。
有楽斎によれば、かような物、とはどんなものか。
佐竹義宣に言わせた、癇の虫が笑い死ぬ、とは。
表に武家流の甲、気心の知れた仲間内では乙。
震災からの復旧は一からはじめるもの。昔からやってきた、できてきた事。
そうなんです。まだ続く東日本震災の復旧復興の力に、笑いも必要。
悲しみや苦しみを乗り越える力になる第十一服。
御賞味あれ。