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へうげもの(12) (モーニング KC) コミック – 2011/3/23

4.7 5つ星のうち4.7 283個の評価

あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!


朝鮮戦線泥沼化。キリシタン大弾圧。海外侵略と内政混乱、豊臣政権内憂外患。数奇の玉座を目指す古田織部は、わび、さびと一線を画す「乙」の境地に開眼。「めぎゅわ」なやきもので日の本を統一すべく、日夜物欲と創意をたぎらせる。日ごと病み衰える秀吉に死期が近づく。唯一の「友」として、己は何をするべきか。織部が選んだはなむけは、「贅」の男にふさわしい「祭り」であった。

商品の説明

著者からのコメント

造り手が最初に世に出す物は
わかり易く幅広い年齢層に向けたものに
なるようです
初めに売り上げでつまずくと
後が続きやせんからねえ
後が続いてきやすと造り手の本音が徐々に
物に出てきやすが、私なんぞはそうなって
きた物がほしいのです
織部好みの器が造られた期間は短く
やはり初期と末期では「ノリ」に差があり、
最末期の伊賀焼に心の底から物欲しさが
わいておる今日この頃です
山田芳裕

出版社からのコメント

信長、利休が逝き、そしていま秀吉が逝く。光秀の『昭和ブルース』に続き、まさかの曲で明るく看取ります。銅メタル+金メタルの"フルメタル"ジャケットにもご注目くだされ。2011年4月よりTVアニメ放送開始。講談社文庫版刊行スタート。5月にはフロアキラーユニット・cro-magnonとのコラボアルバム発売予定。あれこれ含めてよろしくお願いします。おっと、毎週木曜日発売、講談社のモーニングにて、隔号絶賛連載中。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2011/3/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/3/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 248ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4063729826
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4063729825
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 283個の評価

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山田 芳裕
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カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦国時代後期からを独自の視点と歴史解釈で彩りつつ、そこを駆け抜けた男達の生き様を描いたへうげもの。中でも、この12巻は傑出の出来でしょう。正にこれまで築いて来たものの集大成、この巻迄の物語の根幹を支える主要人物たる豊臣秀吉と古田織部、二人の関係性を見事に描ききった秀逸な巻です。

弱気や後悔から無謀な言動に苛まれ始めた秀吉。晩年となり死を予感し、ならばと尚の事、かつて慕った信長の夢を追い求め、二度目の無謀な朝鮮出兵。同時に、自ら排斥した茶道の師、利休が愛した空間の再現をも望み、「(自らが廃した)利休(の愛したそれ)に習って造ってみせよ」と織部に命じる。誰よりも慕っていた二人を、己の業の為に除くしか無かった男が、最期を前にしてそれらに縋るという、悲しい末路。

が、その命に背き、自の好きなモノを造り、堂々と披露して見せる織部。怒る秀吉に、「私は既存の常識から変革を成した利休に習っただけです。貴方と同じように」と告げ、「貴方は信長の猿真似をしたのではない、信長に習った上で「秀吉」を成したのだ。胸を張って良いのです」と指摘している訳です。「猿真似をせよ」には断じて従わぬ自らを弁護すると同時に、「貴方も猿真似をしていたのでは決してない」と、信長と利休の呪縛から救済を求めていた秀吉をも理解し確かに救う一言。

そして巻末での、最期を迎えた秀吉に送る、全ての思うところもあるだろう大名をも巻き込み「それは置いておいて」と話を通し、先に逝く秀吉の為だけに、「ご苦労様」とはなむけるひと芝居。しがらみをその時だけ忘れ、この瞬間だけ、秀吉の為に道化を演じ切る男達。今でも受け継がれる日本の「粋」をまざまざと見せられた思いです。立場は違えど、秀吉が必死に生きた事は「敵」であっても判ってるし認めてもいるのだ、という事を、彼等は、命令でなく進んでやって見せる事で、確かに今わの際に秀吉に伝えたのです。我等はこの乱世を生き抜いた「友」でもあったのだと。

ここまで付き合い、何もかも知り尽くし、生き永らえた唯一の間柄で、似た者同士でもあり、かつ数寄に生き、敵を作らなかった織部じゃなきゃできません、こんな真似。ここまでの変わった歴史解釈とその取捨選択は、正にこの巻の為であった、と言っても過言では無いのではないでしょうか。見事です。

正直、この巻に至るまで、個人的にこの飄々と己の為だけに生きてきた古田織部という主人公の存在意義が判らなかった私ですが、ここで遅まきながら、ようやく、彼が主役である意味が判りました。この時代を峻烈に駆け抜けた偉大な男達。業と責務と期待に雁字搦めとなって身をすり減らしながら前に進むしかなかった彼等を、僅かでも「癒す」為に、この主人公は設定されたのだ、と。ようやく私も、主人公が好きになれそうです。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月2日に日本でレビュー済み
神経をつかい、民に水を差さず、しかと治めた太閤秀吉が、
求めた箔とは
愛すべき友。
これは古今東西の王たる者が皆、孤独な理想主義者になって戦って戦って、最後には誰にも言えない苦悩や弱みをひたすらに隠し通さざるを得ないが故。

織部は主人公で、はじめは秀吉は悪どいクソ野郎だと思いながら読み進めていたが、
幾歳月を重ね、共にこの作品の面白さを互いに分かち合った友は消えた。
果てはいつの間にか自分はこの作品の秀吉を泣けるまでに好きになっていた。
年々歳々花愛似たり、歳々年々人同じからず

金があって贅沢しても、友と語らえぬ責をしかと守り抜いたこの作品の秀吉は人間臭く、そして魅力にあふれたキャラクターで尊敬すべきだと感じた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
へうげもの12服、前半は織部プロデュース山里丸や健気に暗躍する三成一派を軸に
上田・佐竹・伊達ら織部の弟子たちがイキイキと駄目っぷりを発揮。
後半は寂しさと期待感を高めながらクライマックスは涙と笑いの巨星墜つ(乙)!
さりげなく関ヶ原へむけて登場人物も増加中。
表紙は銅地に金字のフルメタル・ジャケットと蛸坊主イラスト、巻末には人間関係図を収録。

これまでも大嘘こいてきたへうげものだが、秀吉臨終においても見事にやってくれた。
他の作品でも「最も難解」と評されるドラマチックな秀吉の人生を再確認させてくれた上に
信長の”華”・利休の”侘び”と比肩する価値観と銘”楽”を秀吉の美学に与えたことは見事。
しかも楽焼の意味でなく普段我々が使っている意味の”楽”であり、
黄金の茶室を愛妻おね(北政所)の待つマイホームと見立てているところからも
喫茶文化が茶室から茶の間に移ることを暗示しているのかもしれない。
臨終に至るまで周到に張り巡らされた伏線・盛り上がる展開など物語構成もよく出来ていて、
読後に充実感が漂うだけでなく解釈や今後の動向、そして人生について考えさせられる。
また価値観の違いはあれど秀吉の理解者として描かれている織部や家康は大物の風格漂う。
特に臨終前の秀吉と面会した後秀忠を殴って叱りつける家康には得も言われぬ爽快感を感じた。
どのキャラも多面的で憎めないだなんて素晴らしいじゃないか!
軽く読み進められるギャグ要素と重層的に練りこんだ人物造形を両立させ、
作品全体としてまた一段と凄みを増してきたと言える一冊です。

だけど九州人に「新日本ハウス」って言っても、何となく分かるけど分かんねーよ。(笑)
(参考 [...])

もう一つ大事なことだが、遂に志野茶碗の最高峰「卯花墻」(国宝)登場。
作品内で詳しい説明は全く省いているがこの単行本は言うなれば白(志野)の時代であり、
もしかすると黒(黒織部・織部黒)の時代を経て緑の時代へ…という流れだろうか?
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとの世はどうなることか各大名が思案始め、徳川には対する監視が厳しくなる中、最期は友としてできることを探す織部正。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関ヶ原に向けて段々血生臭くなっていきますが
我らが織部正は数寄を極めんと爆進していきます
織部焼に至るのもそう遠くなさそうです

4月からついにアニメが放映されるへうげもの
放映出来るのか?という表現も多々あれど
現代の数奇者をうならせるものを期待したいです
でも新日本ハウスまではやれないんですよねえ
観たかったなあ吉幾三の唄が流れるところ
OPは吉幾三ですけどね
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半のクライマックスが信長の死であるとすれば、安土桃山のもう一人の主役
太閤秀吉の死は中盤のクライマックスといえるのではないでしょうか。

死に行く太閤に唯一の友人としての約束を果たすべく、織部は一世一代の
宴をしかけます。

そして栄華を極めた天下人もやはり人の子。最後は帰るべきところで
一人の人間として人生の幕を閉じます。あっぱれ織部。その演出に目頭が熱くなること請け合いです!
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年3月25日に日本でレビュー済み
戦国時代の大人物、秀吉が亡くなります。
最後の織部の贈り物は笑顔になりつつも涙がでる、とても良いシーンでした。

・・・しかし。

贈り物にあの歌はどうなんだろう?

涙目になりながら思いっきり吹き出してしまいました。
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月22日に日本でレビュー済み
おそらく多くの読者が、千利休の死ぬ場面を読んで「こんな凄いシーンを描いてしまって、『へうげもの』は大丈夫なのか? 古田織部の物語はまだまだ続くのに、ここが最高点なんじゃないか?」と危惧したのではないでしょうか?
12巻を未読の方へ……それは杞憂でした。
利休の死が「こんな死に方が出来るような人物になれたらなあ」というものであれば、秀吉の死は「こんな死に方ができたら最高だろうなあ」というものでした。
そして何より、突然挿入されるあのCMソング。
その唐突さに笑い、歌詞の意味を見直して泣き、秀吉の死に顔を見て泣き笑う。
漫画史に残したい一冊であります。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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