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レッド(3) (KCデラックス) コミック – 2009/6/23
山本 直樹
(著)
この物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ベトナム戦争や公害問題など高度成長の歪みを背景に、当たり前のように学生運動に参加していった普通の若者たちが、やがて矛盾に満ちた国家体制を打倒するという革命運動に身を投じていく様と、その行き着く先をクールに描き出す、若き革命家たちの青春群像劇である。
革命のため武力を手にした若者達。彼らは新たなる拠点に『山』を選んだ。同じ目的のために集まったはずだった……。しかし、そこでは少しずつ歯車が狂い始めていく。社会とは隔絶された場所で、男と女が夢見る革命の光。その光は彼らに届くのか――。
革命のため武力を手にした若者達。彼らは新たなる拠点に『山』を選んだ。同じ目的のために集まったはずだった……。しかし、そこでは少しずつ歯車が狂い始めていく。社会とは隔絶された場所で、男と女が夢見る革命の光。その光は彼らに届くのか――。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/6/23
- 寸法15 x 1.7 x 21 cm
- ISBN-104063757226
- ISBN-13978-4063757224
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/6/23)
- 発売日 : 2009/6/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4063757226
- ISBN-13 : 978-4063757224
- 寸法 : 15 x 1.7 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 39,375位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マンガなら、わかりやすいとおもい購入しました。後は、価格が安いといいと思います。
2009年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろいのですが、完結してからまとめて読んだ方が良いかもです。
2012年4月12日に日本でレビュー済み
言わずと知れた連合赤軍のピーク3年間を描く一作。
普通の作品であれば、あさま山荘事件を始め
歴史上の派手な事件を軸として描いていくところだろうが
本作ではひとつひとつの事件はむしろ淡白に描かれ
その間の「日常」が濃厚に描かれている。
もちろん氏の得意とする「生」と「性」、
食べる・飲む・吸う・眠る・寝るという
即物的行為が前面に押し出され
本来崇高であるはずの革命や闘争の意思が、
空虚な言葉でしか語られないという対比が
「革命ごっこ」だったかもしれない彼らの実像を
くっきりと浮かび上がらせている。
第三巻は1971年の5月から6月までを描く。
前向きな選択なのか、逃避なのか判らぬまま
いよいよ居場所をなくした若者たちは「山」へと
吸い寄せられるように終結していく。
そこでの悲劇を暗示するかのごとく
そこここに零れる狂気の種に背筋が寒くなる。
普通の作品であれば、あさま山荘事件を始め
歴史上の派手な事件を軸として描いていくところだろうが
本作ではひとつひとつの事件はむしろ淡白に描かれ
その間の「日常」が濃厚に描かれている。
もちろん氏の得意とする「生」と「性」、
食べる・飲む・吸う・眠る・寝るという
即物的行為が前面に押し出され
本来崇高であるはずの革命や闘争の意思が、
空虚な言葉でしか語られないという対比が
「革命ごっこ」だったかもしれない彼らの実像を
くっきりと浮かび上がらせている。
第三巻は1971年の5月から6月までを描く。
前向きな選択なのか、逃避なのか判らぬまま
いよいよ居場所をなくした若者たちは「山」へと
吸い寄せられるように終結していく。
そこでの悲劇を暗示するかのごとく
そこここに零れる狂気の種に背筋が寒くなる。
2009年7月15日に日本でレビュー済み
いよいよ主人公グループ(連合赤軍)の合宿が始まります。
運動に邁進する赤城(モデルは永田洋子)とメンバーとの軋轢。
その理由の殆どが個人の時間を持ちたい、そして恋をしたい。
運動に邁進していた面子も個人的な生活が失われると知った時に
渇望するものは自由だった。
一人突出する赤城と他のメンバーとの軋轢が深まる巻で
見ていて爽快感やカタルシスはありません。
淡々と日常の合宿気分から重い組織内粛正にいたる部分が描かれています。
おそらく次回が同士を殺す最初の総括―殺人になるのでしょう。
なぜ恋愛に関して赤城があれほど潔癖になるのか?
赤城=永田の手記に書かれた筑波との関係(抗議がなかったので、おそらく事実)を考えると
女性の身としては良く判る。
(ただし、私は永田氏のこの部分だけ共感しているだけであって、やった事は許せません)
けれど、今のところ、「レッド」では説明不足かな?
いつか描かれる事を期待します。重要なピースなので。
登場人物は非常に魅力的に描かれています。
だからこそ、次回から起こる阿鼻叫喚の展開が恐ろしくも哀しい。
運動に邁進する赤城(モデルは永田洋子)とメンバーとの軋轢。
その理由の殆どが個人の時間を持ちたい、そして恋をしたい。
運動に邁進していた面子も個人的な生活が失われると知った時に
渇望するものは自由だった。
一人突出する赤城と他のメンバーとの軋轢が深まる巻で
見ていて爽快感やカタルシスはありません。
淡々と日常の合宿気分から重い組織内粛正にいたる部分が描かれています。
おそらく次回が同士を殺す最初の総括―殺人になるのでしょう。
なぜ恋愛に関して赤城があれほど潔癖になるのか?
赤城=永田の手記に書かれた筑波との関係(抗議がなかったので、おそらく事実)を考えると
女性の身としては良く判る。
(ただし、私は永田氏のこの部分だけ共感しているだけであって、やった事は許せません)
けれど、今のところ、「レッド」では説明不足かな?
いつか描かれる事を期待します。重要なピースなので。
登場人物は非常に魅力的に描かれています。
だからこそ、次回から起こる阿鼻叫喚の展開が恐ろしくも哀しい。
2017年6月1日に日本でレビュー済み
上記さえなければ読みやすいとは思いますが・・・
キャラの書き分けも今ひとつで人間相関図が分かりづらい
キャラの書き分けも今ひとつで人間相関図が分かりづらい
2009年7月6日に日本でレビュー済み
この3巻では、本格的に銃や爆発物の入手に革命家たちが奔走します。小学校教員の給与強奪。
そして逮捕されるもの、抜けようとするもの。少しずつ狂っていく方向性。帯にある
「この物語の登場人物達は決して特別ではない。」という言葉が想起されます。
山岳に拒を移し最初の犠牲者が処刑されるまで44日の所でこの巻は終了します。
巻末についている解説は不用だと思いますが1969年という時代を知るにも面白い書物です。
そして逮捕されるもの、抜けようとするもの。少しずつ狂っていく方向性。帯にある
「この物語の登場人物達は決して特別ではない。」という言葉が想起されます。
山岳に拒を移し最初の犠牲者が処刑されるまで44日の所でこの巻は終了します。
巻末についている解説は不用だと思いますが1969年という時代を知るにも面白い書物です。
2009年6月26日に日本でレビュー済み
アジトのベースを東京都奥多摩山中に移して革命闘争は続けられる。その山中の団体生活を活写しているが、平行して内部の女性問題のゴタゴタも描いている。巻末に人物紹介があるが、24人中8人が女性である。武装闘争という物々しさとは裏腹に多くの女性がからんでいたことがこの物語をより悲劇的、残酷的にしていく。
2014年6月22日に日本でレビュー済み
連合赤軍の当事者たちが書いた著作を読んでも(例えば坂口博の「あさま山荘1972」)、正直よくわからない。途中、メンバー間での議論の場面が詳細に描かれていたりするのだが、いまとなってはなんとも空虚で説得力のかけらもない理屈であったかが、逆に理解できるという不思議な場面になっている。
世界革命戦争・殲滅戦・中央軍といったいかめしい言葉は並べるものの、しょせん数十人(非合法活動の実働はもっと少なく数人から十数人レベル)でしかない彼らが本当に革命を実現できると信じていたのか。武装闘争・殲滅戦などを標榜ししていく非合法活動の果てに社会から理解される革命を導くことができると信じたのか・・・(確かに、キューバ革命におけるゲバラは十数人の反乱から始まり国をひっくり返しているが、登場人物たちの話の中では毛沢東は登場してもゲバラの名前は出てこない)。
本作の中でも議論の場面はかなり頻繁に登場する。が、そこに立ち入るものでもなくまた否定するものでもなく、あくまで客観的な描写に留まる。広く彼らが属した新左翼運動の中では、同時的には大菩薩峠事件・よど号事件・成田三里塚運動などが発生しているのだが、深くは立ち入らない。
つまり本作はあくまで、あとに連合赤軍として結集し、事件を起こすことになるメンバーの描写、しかも教義・信条に立ち入らない客観的な描写が貫かれているといってよい。
かわりに著者は徹底的にディティールを描く。人物たちのなにげない仕草(赤色軍のリーダー北が語りかけるシーンでは必ず手のジェスチャが描かれる)、ちょっとした表情の変化。
食べるシーンもよく登場する。アジトで、シンパの家で、札幌の潜伏先で、山岳キャンプで・・・。あからさまに描かれることはないが、仲間うちでの恋愛も同様、そのいくつかは後の山岳ベースで槍玉にあがりリンチにつながっていくことになるが・・・。
森山塔時代からのファンにとっては、一部の美人キャラもいいかもしれない。ちょっとした仕草・表情がかつての森山塔/山本直樹作品のヒロインたちを想起させられる。赤色軍の月山、天城(6巻で登場)、革命者連盟の白根、宮浦、藥師妹(6巻で登場)・・。
代わりといってはなんだが、後にリンチ死の引鉄を引くことになる革命者連盟側のリーダー赤木は、病弱で嫉妬深く、猜疑心のあるキャラとして描かれる。
世界革命戦争・殲滅戦・中央軍といったいかめしい言葉は並べるものの、しょせん数十人(非合法活動の実働はもっと少なく数人から十数人レベル)でしかない彼らが本当に革命を実現できると信じていたのか。武装闘争・殲滅戦などを標榜ししていく非合法活動の果てに社会から理解される革命を導くことができると信じたのか・・・(確かに、キューバ革命におけるゲバラは十数人の反乱から始まり国をひっくり返しているが、登場人物たちの話の中では毛沢東は登場してもゲバラの名前は出てこない)。
本作の中でも議論の場面はかなり頻繁に登場する。が、そこに立ち入るものでもなくまた否定するものでもなく、あくまで客観的な描写に留まる。広く彼らが属した新左翼運動の中では、同時的には大菩薩峠事件・よど号事件・成田三里塚運動などが発生しているのだが、深くは立ち入らない。
つまり本作はあくまで、あとに連合赤軍として結集し、事件を起こすことになるメンバーの描写、しかも教義・信条に立ち入らない客観的な描写が貫かれているといってよい。
かわりに著者は徹底的にディティールを描く。人物たちのなにげない仕草(赤色軍のリーダー北が語りかけるシーンでは必ず手のジェスチャが描かれる)、ちょっとした表情の変化。
食べるシーンもよく登場する。アジトで、シンパの家で、札幌の潜伏先で、山岳キャンプで・・・。あからさまに描かれることはないが、仲間うちでの恋愛も同様、そのいくつかは後の山岳ベースで槍玉にあがりリンチにつながっていくことになるが・・・。
森山塔時代からのファンにとっては、一部の美人キャラもいいかもしれない。ちょっとした仕草・表情がかつての森山塔/山本直樹作品のヒロインたちを想起させられる。赤色軍の月山、天城(6巻で登場)、革命者連盟の白根、宮浦、藥師妹(6巻で登場)・・。
代わりといってはなんだが、後にリンチ死の引鉄を引くことになる革命者連盟側のリーダー赤木は、病弱で嫉妬深く、猜疑心のあるキャラとして描かれる。