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DON’T TRUST OVER 30 (KCデラックス) 単行本(ソフトカバー) – 2009/12/22

3.7 5つ星のうち3.7 14個の評価

商品の説明

著者について

TAGRO
生年月日、秘密。出身地、秘密。
「ヤングキングアワーズ」誌上にて『MISSION OUTER SPACE』でデビュー。代表作に『マフィアとルアー』(講談社BOX)、『宇宙賃貸サルガッ荘』など。ライトノベルの絵師としても活躍中。西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』、渡辺浩弐『2999年のゲーム・キッズ』(共に講談社)etc。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2009/12/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/12/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 188ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4063758494
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4063758498
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 14個の評価

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タグロ
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるで自伝のようなTAGRO氏の短編集。カバーがやけに薄いのが気になる新作。
今回は西尾維新氏ではなく、佐藤友哉氏のコメントつき。

連載中の変ゼミのようなポップさは少なく、どちらかというとダークな面が目立つ。
タイトルの『Don't trust over 30』は、確かムーンライダーズの曲に似た名前のものがあったが、
それはさておき、和訳すると『30歳以上を信じてはいけない』となる。
言うに、30歳とは作中でも語られているように「大人」になってしまった姿であり、
書かれているのは、その人間関係、堕落、コミニュケーション不能……。
自分は若者なのか、大人なのか……。だとしたら「大人」は一体何なのか。
大人になるのが嫌になるような、もう漫画を閉じてしまいたいような気にすらなる。
しかし、読み進めたうえでのラストで語られる作者の思いには胸を打たれるものがあった。
むしろそれを読まないと、ただただ不安定な世界観に身を浸し続けることになる。
短編集といいながらも、ピースがバラバラではあるが、どこか繋がっているのかもしれない。

作画は、表紙にあるような変ゼミふうの可愛らしいものから、妙にリアルな描写のものまで多々ある。
なので、変ゼミふうが好きだからといってそれを期待しすぎない方がいい(と思う)。
TAGRO氏は変ゼミだけではないのである。

以上、若者の意見でした。
33人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがちな説法マンガにかすめ取られそうなセリフも、この作者にかかれば良質のポップミュージックに変わってしまう・・とゆう好例。

特に"SON HAS DIED,FATHER CAN BE BORN"は、最後の言葉で胸が締めつけられる思いがしました。
子どもが見つめる深い瞳の先に何があるのか、少しだけ分かったような気がします。
あと、誰かが言ってたけれど、まんまキリンジ兄弟出演作品のような・・。
高樹が主人公で妹の結婚相手が泰行、みたいな。いや、ホントに。

BGMにはキリンジの"FOR BEAUTIFUL HUMAN LIFE"と、ムーンライダーズの"DON'T TRUST OVER 30"をお薦めします。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雑誌「ファウスト」を購読していた頃、表題作が載っていたのを読みました。
ファウストは大分前に処分したのですが、どうしてもこの作品を読み返したくなり購入しました。
不思議な爽やかさがあって、二人の女の子の関係性が好きです。
2014年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の感傷をシチュレーションもそのままに直接作品に落とし込んでいるので、好きな人は好き、
嫌いな人は嫌いと大きく分かれる作品です。
個人的には、他人の衝動じみた独白を描いた作品は好きで、この短編集は特にいい濃度だった覚えがあります。
大人はどうあるべきか知っているけれど、子供じみた感慨を捨てられない。
そういう言葉にチクリと来る人にはおすすめです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年1月18日に日本でレビュー済み
講談社のファウストで収録作の“The world is full of angry young man.”を
読んでから作者を知って、HPで単行本を出すとの告知をみてから結構な日数が経ち
ふと、バイト中にサボり読みしたファミ通で発売されている事を知りました。

作者の他の既刊作品は苦手ですが、この話を最初に読んだ時が
いつだったか忘れたけども、なんていうか……共感としてすごく来るものが有る。

The world is full of angry young man.以外は初見だったんですが
絵はシンプルだけど、妙に生活感が有り、それぞれの世界を表していました。
妄想の話の一部はちょっと引いてしまったけど……

年を取れば大人か?幼ければ子供か?
ではその中間を、その先を生きている彼ら、彼女たちはどちらなのか

内容には関係ないですが……
カバーが薄い?というか、一般的なプラっぽい素材じゃ無くて
パラフィン紙の様な紙で出来てます。
そのせいか、自分の買ったものは背表紙にかなり皺が出来ていました……
細かいかもしれないですが、やっぱりもう少ししっかりとした素材の方がいいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
変ゼミが面白かったので、そのノリで購入しました。
内容は変ゼミとはまったくの別物。
むしろ自叙伝のような作風で絵柄のタッチも様々…。
親とは?恋愛とは?年齢による大人と子供の境目とは?
それらを独特のタッチで描いた素晴らしい作品です。
星だけしかない暗い夜道のような雰囲気の作風に読み終わった後、深く美しい哀愁を感じました。

ギャグ漫画を読んで終始爆笑するつもりが、自分自身を見つめ直し振り返る「きっかけ」を頂きました。
ありがとうございます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年1月13日に日本でレビュー済み
いい年したおっさんなのに大人になれない脳をビリビリ刺激されるー、ぎゃー! 大人になるとかなれないとか、そういうことは散々考えて自分なりに納得できる答えを見つけたけど、その様を見せられているよう。ほんとこういうの大好きだわ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年7月21日に日本でレビュー済み
 大人を信じるな。大人を信じてはいけない。

 大人達の諦念と、子供達の怨嗟。

 子供は何故、生まれてくるのか。
 何のために大人になるのか。

 赤ん坊の目には、何が映るのか。

 世界が今日はいい天気でありますように。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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