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レッド(7) (KCデラックス) コミック – 2013/3/22
山本 直樹
(著)
観念が具象を越えるとき、命はとても軽くなる。『共産主義化』という言葉が、徐々に若者たちの性と生を蝕み始め、若き革命家たちを悲劇へと誘う!単行本カバーのカラーも一新、架空対談も勿論掲載の第7巻。
観念が具象を越えるとき、命はとても軽くなる。『共産主義化』という言葉が、徐々に若者たちの性と生を蝕み始め、若き革命家たちを悲劇へと誘う!
観念が具象を越えるとき、命はとても軽くなる。『共産主義化』という言葉が、徐々に若者たちの性と生を蝕み始め、若き革命家たちを悲劇へと誘う!
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/3/22
- 寸法15 x 2.3 x 21 cm
- ISBN-104063767833
- ISBN-13978-4063767834
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/3/22)
- 発売日 : 2013/3/22
- 言語 : 日本語
- コミック : 240ページ
- ISBN-10 : 4063767833
- ISBN-13 : 978-4063767834
- 寸法 : 15 x 2.3 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 238,603位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やや同年輩の赤軍の青年たち、どうにかならなかったのか。残念でならない。
2013年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本としても所持しているのですが、今回はKindleで全巻を電子書籍verを購入してみました。
内容に関してはとてもおもしろく、誰ぞが山本直樹漫画を評して言った「静謐な感じ」が全編に渡って充満しています。(文字がいっぱい書かれているのに!)
ここまで学生運動の空虚さを描ける演出技術は、さすが熟練の技といった風合いです。連載は追っておらず単行本で読んでいるのですが、次巻からはおそらく淡々とした暴力描写も増えてくるかと思うと、今から心躍る思いです。
さて、内容は素晴らしいのですが、この電子書籍版。
巻末のオマケ対談などは収録されていません。これはレッドだけに限ったことでもなく、たとえばジャンプ作品での帯に載っている作者コメントなどは電子書籍版ではカットされていたりします。
もしかしたら、なにか権利関係などで難しいのかもしれませんし、その手の事情には明るくないのですが、できることなら電子書籍版でも収録してほしいものです。特にこのレッドに関しては、他の方がレヴューでおっしゃってるとおり、作者の架空対談も作品を楽しむエッセンスのひとつになるかと思いますし、出版社様にはぜひともお願いしたいところです。
内容に関してはとてもおもしろく、誰ぞが山本直樹漫画を評して言った「静謐な感じ」が全編に渡って充満しています。(文字がいっぱい書かれているのに!)
ここまで学生運動の空虚さを描ける演出技術は、さすが熟練の技といった風合いです。連載は追っておらず単行本で読んでいるのですが、次巻からはおそらく淡々とした暴力描写も増えてくるかと思うと、今から心躍る思いです。
さて、内容は素晴らしいのですが、この電子書籍版。
巻末のオマケ対談などは収録されていません。これはレッドだけに限ったことでもなく、たとえばジャンプ作品での帯に載っている作者コメントなどは電子書籍版ではカットされていたりします。
もしかしたら、なにか権利関係などで難しいのかもしれませんし、その手の事情には明るくないのですが、できることなら電子書籍版でも収録してほしいものです。特にこのレッドに関しては、他の方がレヴューでおっしゃってるとおり、作者の架空対談も作品を楽しむエッセンスのひとつになるかと思いますし、出版社様にはぜひともお願いしたいところです。
2013年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画ではあるけれど、ほぼ事実に沿ったストーリー。この事件については各種の関連書も存在するけれど、内容的に難しいものが多いのも否定できない。本書は、一種の入門書として役立つのではないだろうか。
2013年7月8日に日本でレビュー済み
漫画家も色々で、うまうま、うま下手、下手うま、へたへた、と
あるかもしれませんが、この著者は絶対、うま下手じゃないでしょう。
この程度の画力でこれだけ長く漫画家としてやっていけているのが
不思議です。
あるかもしれませんが、この著者は絶対、うま下手じゃないでしょう。
この程度の画力でこれだけ長く漫画家としてやっていけているのが
不思議です。
2013年4月8日に日本でレビュー済み
いつもよりページ数が多くなりました。
本当に、徐々に圧迫感が高まってきました。
今まで総括という名の自己反省が常に行なわれていた集団ですが
北というリーダーの台頭によって、
より明確な圧迫化された独裁的統制集団になっていく過程が
十分に時間をかけながら描かれています。
いつのまにか自然に個々の個性が殺されていく空間、
さらには男性も女性も同じだという圧迫も描かれていく。
女には生理という不都合とか身体的能力は男より低いのに同じにやれという暴言。
そしてそれを実行しようとする女の子・・・できっこないのに。
あげくに男にとって女の子は性的対象なんですね(い〜わ〜き〜ww)。
暴力シーンは無いのですが嵐の前の静けさです。
全然事情を知らずに家族まで連れてきちゃった人も出てくる始末。
次の死者のカウントダウンまで、あと一週間です・・・。
それにしてもここに来て惜しいのは作者が北の心理描写が描けないことか。
モデルの人は事件後、すぐに多くを語らずに自死してしまった。
よって第三者=生存メンバーからしか見ていない北しか描かれていない。
その北自身は劇中では頭でっかちのいわゆるヤクザで
頭の足りない、えーかげんな関西人にしか見えない。
事件後、構成メンバーが全責任を北に押し付けるような状況もありえた
(あるいはあった)とも考えられるので、何とも言えません。
だからこの作品はある事件をモデルにした半ばフィクションと
割り切って読まなければならないと思います。
たぶん、この事件の真実は永遠に闇のままだと思いますし。
この巻では岩木くんと月山さんの無言のやりとりが赴き深かった。
コミックスをずっと読んでいる私たちは二人がどういう異性遍歴を経て
この山で出会っているのか、知っているのだけれど、
二人はまだ何もお互いを知らず、何もわからずに好意を持つ。
なんとなく、しみじみと、物悲しかった。
さて、今回、吾妻くんの友達のヤスくんが作者さんと対談しています。
ヤスくん、宮浦さんをそういう目でみていたのかwいや、なんとなくわかっていたけどw
しかし、吾妻くんと宮浦さんのああいう話を対談とはいえ暴露していいもんなのか!?
漫画という虚構の手法のワンクッションならいざ知らず、これが事実ですとあっけらかんと・・・。
宮浦さんのご遺族が万が一この本を読んでいらしたら、やるせないと思う。
本当に、男って最低!!
事件を起こした当事者ではないからかもしれないけど
まったく部外者で事件に巻き込まれて死んだ被害者のご遺族に対しても心無い発言もありました。
巻末対談を読んでここまで不快で腹が立ったのは初めてです。最低!!
本当に、徐々に圧迫感が高まってきました。
今まで総括という名の自己反省が常に行なわれていた集団ですが
北というリーダーの台頭によって、
より明確な圧迫化された独裁的統制集団になっていく過程が
十分に時間をかけながら描かれています。
いつのまにか自然に個々の個性が殺されていく空間、
さらには男性も女性も同じだという圧迫も描かれていく。
女には生理という不都合とか身体的能力は男より低いのに同じにやれという暴言。
そしてそれを実行しようとする女の子・・・できっこないのに。
あげくに男にとって女の子は性的対象なんですね(い〜わ〜き〜ww)。
暴力シーンは無いのですが嵐の前の静けさです。
全然事情を知らずに家族まで連れてきちゃった人も出てくる始末。
次の死者のカウントダウンまで、あと一週間です・・・。
それにしてもここに来て惜しいのは作者が北の心理描写が描けないことか。
モデルの人は事件後、すぐに多くを語らずに自死してしまった。
よって第三者=生存メンバーからしか見ていない北しか描かれていない。
その北自身は劇中では頭でっかちのいわゆるヤクザで
頭の足りない、えーかげんな関西人にしか見えない。
事件後、構成メンバーが全責任を北に押し付けるような状況もありえた
(あるいはあった)とも考えられるので、何とも言えません。
だからこの作品はある事件をモデルにした半ばフィクションと
割り切って読まなければならないと思います。
たぶん、この事件の真実は永遠に闇のままだと思いますし。
この巻では岩木くんと月山さんの無言のやりとりが赴き深かった。
コミックスをずっと読んでいる私たちは二人がどういう異性遍歴を経て
この山で出会っているのか、知っているのだけれど、
二人はまだ何もお互いを知らず、何もわからずに好意を持つ。
なんとなく、しみじみと、物悲しかった。
さて、今回、吾妻くんの友達のヤスくんが作者さんと対談しています。
ヤスくん、宮浦さんをそういう目でみていたのかwいや、なんとなくわかっていたけどw
しかし、吾妻くんと宮浦さんのああいう話を対談とはいえ暴露していいもんなのか!?
漫画という虚構の手法のワンクッションならいざ知らず、これが事実ですとあっけらかんと・・・。
宮浦さんのご遺族が万が一この本を読んでいらしたら、やるせないと思う。
本当に、男って最低!!
事件を起こした当事者ではないからかもしれないけど
まったく部外者で事件に巻き込まれて死んだ被害者のご遺族に対しても心無い発言もありました。
巻末対談を読んでここまで不快で腹が立ったのは初めてです。最低!!
2013年4月10日に日本でレビュー済み
言わずと知れた連合赤軍のピーク3年間を描く一作。
普通の作品であれば、あさま山荘事件を始め
歴史上の派手な事件を軸として描いていくところだろうが
本作ではひとつひとつの事件はむしろ淡白に描かれ
その間の「日常」が濃厚に描かれている。
もちろん氏の得意とする「生」と「性」、
食べる・飲む・吸う・眠る・寝るという
即物的行為が前面に押し出され
本来崇高であるはずの革命や闘争の意思が、
空虚な言葉でしか語られないという対比が
「革命ごっこ」だったかもしれない彼らの実像を
くっきりと浮かび上がらせている。
第七巻は1971年の12月の、あの悲劇へと突き進む
濃厚な1ヶ月が、一冊を通じて丹念に描かれている。
21世紀に住む私たちには、何を要求しているのか
まるで理解できないキーワード「総括しろ」「総括しろ」
が連呼され、孤立した環境の中で、若者たちが先鋭化していく。
押井節のような漢語の長台詞と、対照的な原始的暴力的行動。
そのグロテスクな対比はマンガでの表現ならでは。
背表紙も突然赤から黒となって不気味。
普通の作品であれば、あさま山荘事件を始め
歴史上の派手な事件を軸として描いていくところだろうが
本作ではひとつひとつの事件はむしろ淡白に描かれ
その間の「日常」が濃厚に描かれている。
もちろん氏の得意とする「生」と「性」、
食べる・飲む・吸う・眠る・寝るという
即物的行為が前面に押し出され
本来崇高であるはずの革命や闘争の意思が、
空虚な言葉でしか語られないという対比が
「革命ごっこ」だったかもしれない彼らの実像を
くっきりと浮かび上がらせている。
第七巻は1971年の12月の、あの悲劇へと突き進む
濃厚な1ヶ月が、一冊を通じて丹念に描かれている。
21世紀に住む私たちには、何を要求しているのか
まるで理解できないキーワード「総括しろ」「総括しろ」
が連呼され、孤立した環境の中で、若者たちが先鋭化していく。
押井節のような漢語の長台詞と、対照的な原始的暴力的行動。
そのグロテスクな対比はマンガでの表現ならでは。
背表紙も突然赤から黒となって不気味。
2013年10月11日に日本でレビュー済み
巻末の架空対談で著者は「革命者連盟の人たちは学生運動ばかりやっていたわけではなく、男女の関係もそれなりに盛んだったそうです」と語っているが、これこそがこの作品のテーマだろう。ラストも寝袋の中で黒部と薬師がキスしあうところで終わっている。
北が「歌はもっと力強く歌うべきや。あのように歌うのなら止めるべきや」と歌い方にまで干渉してくる。自らの価値観の押し付けが始まっているのだが、周りは気づかない。
北が「歌はもっと力強く歌うべきや。あのように歌うのなら止めるべきや」と歌い方にまで干渉してくる。自らの価値観の押し付けが始まっているのだが、周りは気づかない。