ジョブズに興味があってというよりもヤマザキマリという人に興味を持って読んだ。
ジョブズの生涯については大体知っている内容だったけど、ヤマザキマリへの理解が深まった気がする。

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スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス) コミック – 2013/8/12
ヤマザキ マリ
(著),
ウォルター・アイザックソン
(原著)
ウォルター・アイザックソンが著した世界的なベストセラー『スティーブ・ジョブズ』を、『テルマエ・ロマエ』で一躍脚光を浴びたヤマザキマリ氏が漫画化!! 第1話の試し読みは1週間で5万人以上が読み、第1話の掲載『Kiss』発売日には英・ガーディアン紙も取り上げた、超話題作登場!!
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/8/12
- 寸法12.9 x 1.4 x 18.3 cm
- ISBN-104063768759
- ISBN-13978-4063768756
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/8/12)
- 発売日 : 2013/8/12
- 言語 : 日本語
- コミック : 176ページ
- ISBN-10 : 4063768759
- ISBN-13 : 978-4063768756
- 寸法 : 12.9 x 1.4 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 131,627位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月28日に日本でレビュー済み
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ヤマザキマリさんの漫画は大変好きで、Appleも好きなので読みました。リアリティがあり、自叙伝的に楽しみました。
2021年1月19日に日本でレビュー済み
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これを読んで何とも言えない気分になった。アップルは好きではない。デザインは優れているがユーザーに歩み寄るのではなく、洗脳するような魅力がある。それが最も気に入らなかった。その根元はオーナーであるスティーブ·ジョブズの個性にあることはわかっていた。それを絵にするとどうしようもなくあからさまで嫌な人物にしか見えなかった。
そこは伝記作者が割りと中立的に描いているのだろうが、絵にする際に漫画家の感情が反映されているのだろう。ただ、昔から抱いていたアップルについての印象が裏付けられたようにも思う。他の人もそう感じるのか、そうだろうな、という感覚だ。
つまるところ、天才は理解するものではなく、受け入れるか否かだ。ただ、天才が正しいと言う保証はない。いわば賭けにすぎない。スティーブ·ジョブズは一面的な正しさを持った一部の成功した天才だ。だが例外を持って一般化はできない。
結局はこういう個性がいて成功したというだけのことだ。
そこは伝記作者が割りと中立的に描いているのだろうが、絵にする際に漫画家の感情が反映されているのだろう。ただ、昔から抱いていたアップルについての印象が裏付けられたようにも思う。他の人もそう感じるのか、そうだろうな、という感覚だ。
つまるところ、天才は理解するものではなく、受け入れるか否かだ。ただ、天才が正しいと言う保証はない。いわば賭けにすぎない。スティーブ·ジョブズは一面的な正しさを持った一部の成功した天才だ。だが例外を持って一般化はできない。
結局はこういう個性がいて成功したというだけのことだ。
2022年5月21日に日本でレビュー済み
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日本では潰されていたでしょうね?悪として
一面こういう国であるから生きられたとしか言いようがない。
一面こういう国であるから生きられたとしか言いようがない。
2014年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウォルター・アイザックソン著「Steve Jobs」の漫画化に興味を引かれ、ヤマザキマリ先生の作品を手にしました。コミック化は、全部原作通りでは面白くないし、極端に原作と乖離しては本来の「伝記化」が阻害されてしまう。そのあたりの「匙加減」に当然、関心が集中するのではないでしょうか。
シンプルな絵画タッチに関心が集中(特に海外で)していますが、始めは気が付かなかったのですが漫画でありながらBGMの様に流れる選択・精錬された文体がスバラシイ。「文」だけ読んでも、よくここまで圧縮できたのかと脱帽です。
日本語訳を再度読み返し相互比較をしてMari Yamazakiの卓越した創作活動を紹介したいと思います。
■原作にはなく創造性等があふれている例
・「エイプリル お買い物に一緒に行く?」p22 英文では「the girl」p4 日本語訳では「女の子」p31とだけ 「女の子」では漫画とし ての実感が湧かずコミカルな名前「エイプリル」と呼ぶ事により、お使いを通じて郷愁を呼ぶ平和な家庭風景を色濃く演出。
・「このヒースキット HW8・・・」HW8は原作にはない p38 p65
・「ポールさんはモンスターペアレントの先駆けか」原作にはないユーモア p45 第1話のラスト
・「ウォズは六歳の時にもう無線の免許を・・」六歳の時は原作にはない真実 p54、p62
・「あとがきにかえて」にもある「イタズラてなぜこんなに楽しい・・・自由をいみする・・」 p79
・「もっと画期的な装置がなんで存在しねえんだよ」「執念の産物です」原作を更に進化 p129第3話のラスト
・「そこでジョブズは部屋を借り、その家族が提供してくれるベジタリアン食を食べながら体の回復を待った・・・」p163 原作では「動 けるくらいまで回復すると」(英語p46 日本語訳p90)しか記載されていない。
・「アタリに入社してすぐに会社きっての有名人に・・・」 有名人は原作にはない p171 第4話のラスト
■小中学生の読者への日本的配慮
LSDとは・・・・p126 原作にない注釈を付加
以上の様子は別の角度から見ると次の3点に集約。
日本語への翻訳者(井口耕二訳)の立場とcomicalized by Mari Yamazaki の立場とでは相当異なる様子。原作に立脚(based on the book STEVE JOBS)しているが、コミカライズにより相当幅を広げることが出来そうな印象(comicalizedの契約書が公開さ れていないので憶測の域を出ないのですが)。
原作を執筆したアイザックソンさんに私の絵を見せて、「こういう絵だったらいいよ」ってことで承諾もいただいています。2013 年04月20日MacPeople のインタビューに作者が答えて、又
「最初はマンガ化の許諾とかも、すんなりハイハイご自由に、って感じだったらしいの。」2013年08月12日 コミックナタリ
1.原作の「一文」又はなしでMari Yamazaki により創作力豊かに拡張された場面
エイプリルとの買い物を母よりの何気ない誘い、モンスターペアレント、イタズラの面白さを回想している情景、インドでのベジタリア ン食で体力回復、
一般のコミカライズはここまでで終点ですが、作者の更にスゴイところは
2.原作で踏み込んでいないところを、更に煮詰めて進化させ、分かり易く読者に説明
執念の産物です、アタリの有名人
3.原作が触れ忘れた真実(?)を具体的に捕捉
ヒースキット 「HW8」、ウォズは「六歳の時に」もう無線の免許
この1,2,3のコミカライズの働きにより、「Steve Jobs」の漫画化は、単にジョブズの伝記にとどまらず、原作以上に格段に進化した「Steve Jobs」伝になる可能性を秘めているのではないでしょうか。
原作者のアイザックソン先生も、comicalizedはアメリカンコミック的な簡単な短編漫画をイメージしていたようで、10巻前後の長編の漫画になりそうで、さらに発売日英国ガーディアン紙に大きく取り上げられるとは思ってもいなかったのでは。
第二巻の発売がいよいよ楽しみです。
シンプルな絵画タッチに関心が集中(特に海外で)していますが、始めは気が付かなかったのですが漫画でありながらBGMの様に流れる選択・精錬された文体がスバラシイ。「文」だけ読んでも、よくここまで圧縮できたのかと脱帽です。
日本語訳を再度読み返し相互比較をしてMari Yamazakiの卓越した創作活動を紹介したいと思います。
■原作にはなく創造性等があふれている例
・「エイプリル お買い物に一緒に行く?」p22 英文では「the girl」p4 日本語訳では「女の子」p31とだけ 「女の子」では漫画とし ての実感が湧かずコミカルな名前「エイプリル」と呼ぶ事により、お使いを通じて郷愁を呼ぶ平和な家庭風景を色濃く演出。
・「このヒースキット HW8・・・」HW8は原作にはない p38 p65
・「ポールさんはモンスターペアレントの先駆けか」原作にはないユーモア p45 第1話のラスト
・「ウォズは六歳の時にもう無線の免許を・・」六歳の時は原作にはない真実 p54、p62
・「あとがきにかえて」にもある「イタズラてなぜこんなに楽しい・・・自由をいみする・・」 p79
・「もっと画期的な装置がなんで存在しねえんだよ」「執念の産物です」原作を更に進化 p129第3話のラスト
・「そこでジョブズは部屋を借り、その家族が提供してくれるベジタリアン食を食べながら体の回復を待った・・・」p163 原作では「動 けるくらいまで回復すると」(英語p46 日本語訳p90)しか記載されていない。
・「アタリに入社してすぐに会社きっての有名人に・・・」 有名人は原作にはない p171 第4話のラスト
■小中学生の読者への日本的配慮
LSDとは・・・・p126 原作にない注釈を付加
以上の様子は別の角度から見ると次の3点に集約。
日本語への翻訳者(井口耕二訳)の立場とcomicalized by Mari Yamazaki の立場とでは相当異なる様子。原作に立脚(based on the book STEVE JOBS)しているが、コミカライズにより相当幅を広げることが出来そうな印象(comicalizedの契約書が公開さ れていないので憶測の域を出ないのですが)。
原作を執筆したアイザックソンさんに私の絵を見せて、「こういう絵だったらいいよ」ってことで承諾もいただいています。2013 年04月20日MacPeople のインタビューに作者が答えて、又
「最初はマンガ化の許諾とかも、すんなりハイハイご自由に、って感じだったらしいの。」2013年08月12日 コミックナタリ
1.原作の「一文」又はなしでMari Yamazaki により創作力豊かに拡張された場面
エイプリルとの買い物を母よりの何気ない誘い、モンスターペアレント、イタズラの面白さを回想している情景、インドでのベジタリア ン食で体力回復、
一般のコミカライズはここまでで終点ですが、作者の更にスゴイところは
2.原作で踏み込んでいないところを、更に煮詰めて進化させ、分かり易く読者に説明
執念の産物です、アタリの有名人
3.原作が触れ忘れた真実(?)を具体的に捕捉
ヒースキット 「HW8」、ウォズは「六歳の時に」もう無線の免許
この1,2,3のコミカライズの働きにより、「Steve Jobs」の漫画化は、単にジョブズの伝記にとどまらず、原作以上に格段に進化した「Steve Jobs」伝になる可能性を秘めているのではないでしょうか。
原作者のアイザックソン先生も、comicalizedはアメリカンコミック的な簡単な短編漫画をイメージしていたようで、10巻前後の長編の漫画になりそうで、さらに発売日英国ガーディアン紙に大きく取り上げられるとは思ってもいなかったのでは。
第二巻の発売がいよいよ楽しみです。
2016年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このスティーブ・ジョブズ伝コミック版は、手塚治虫「火の鳥」を超える傑作になる可能性がある。なぜなら、
1)ジョブズの人生には、捨てられた自己の価値を取り戻す苦闘と達成がある。その過程を通して、人々の生活・文化を根底から豊かに変革させた。ドストエフスキーの描く人間像をはるかに超える文芸作品になる素材である。
2)ヤマザキマリ氏は、作家の中で、ジョブズを描くに最も相応しい人生を送ってこられた。
3)発行所の講談社は、出版文化の価値を知り抜き、優秀な編集者を抱えている。ヤマザキマリ氏を十分なバックアップするポテンシャルを持っている。
本書ジョブズ1には重要な点で表現不足がある。もったいない! 改訂してもらいたい。ジョブズは表面的には、「お人好し、天才技術オタクたち」を酷使して、わがままな放題な経営を貫いた自己中人間に見えるかも知れない。が、本質は捨てられた自己の価値を取り戻すべく、難易度が極めて高い(彼なりの)真実の道を開拓し続けた人間であった。
「お人好し、天才技術オタク」たちが、無理難題をふっかけ、無礼な罵詈雑言を投げつけてくるジョブズに従って、全知全能を振り絞ったのはなぜか? ジョブズの要求に普遍的な価値を、技術者冥利の至福を感じ取ったからだろう。
ジョブズに(普遍性のある)自己実現的な目標を形成させたのが、誠実な市井の技術者であった義父ポール・ジョブズの愛情あふれる養育だった。ジョブズの実母・父は共に文科系の大学院生であったので、義父の影響なしにジョブズは生まれなかった。そのことを、ジョブズ1では丁寧に描き込む必要がある。ジョブズ1は改訂を要する所以です(改訂版が出れば喜んで購入し、読みたい)。
1)「養父は、デザインの感覚が優れていた。何でも作れた。柵を作ったときは、手伝わせてくれた。そして、『見えない裏側までしっかり作らなければならないよ』と教えられた」。
2)「落水荘」で知られる名建築家フランク・ロイド・ライトは、シンプルモダンな家をふつうの米国人に提供する目標を抱いた。それに共鳴したアイクラーは、シンプルモダンなアイクラーホームズを提供した。ジョブズの実家はパロアルトの南、アイクラーホームズの建売住宅地だった。
3)義父は、中古の車を購入し修理し、付加価値をつけて売ることで、ジョブズの教育資金を貯めていた。
4)義父はジョブズを連れて、修理に必要な部品をジャンク屋で、選び、安く購入する交渉をやった。
1)は、ドラッガーが感動した「神々が見ている」話と共通した、最高の技術者が持つ魂である。ギリシャの彫刻家フェイディアスがアテネのパルテノンの庇に建つ彫刻群を完成させたとき、アテネの会計官は支払いを拒んだ。「彫刻の背中は見えないのに、見えない部分まで彫って請求してくるとは何事か」と。
それに対して、フェイディアスは言った「そんなことはない。神々が見ている」。
2)は1)と融合し、ジョブズの夢を形成した。「アイクラーの家はすごい。
おしゃれで安く、よくできている。こぎれいなデザインとシンプルなセンスを低所得者の人々に提供した。自分も素晴らしいデザインとシンプルな機能を高価ではない製品で実現できたらいいな」と。NEXT社を創業した後、ジョブズは社員たちを連れて「落水荘」を見学している。
4)は、ジョブズに資金力のない創業時、製品開発のために部品を調達する、実践的な能力を与えた。
3)は、ジョブズは終生、義父母に恩義を感じていた。リード大学を中退したのは、わがままではなく、「人生で自分が何をしたいのか見出せなくなった。大学がそのためにどう手助けしてくれるかも分からなかった。それなのに、養父母が生涯かけて貯めた貯蓄をこの大学で全て使い果たしている。私は、リード大学をドロップアウトした」と語っている。後に、ジョブズは義父母に新築の家を贈っている。ジョブズが実母に会ったのは、義母が亡くなり、義父が会うように背中を押してくれた後のことである。
関連して、「 ドロップアウトした時から、私は興味のない必修科目をとる必要もなく、もっと面白そうな科目をとることができた。だから私はカリグラフィーのクラスを受けて、その美しさをどうやったらできるのかを習うことにした。10年後、初めてのMacコンピュータを手がける時、このカリグラフィーの経験がよみがえってきた」と。しかし、退学したヒッピー風の男が、授業料も払わず、聴きたい講義を受講できたのは、リード大学管理者の寛大な理解があったから。「どこか見所のある男だから、受講に来ても受け入れてやってくれ」と。当時の米国の懐の広さだろう。
このジョブズ伝コミック版は、出版文化に多大な寄与を与える記念碑的な作品になる可能性があるのだから、ヤマザキマリ氏、関係者、講談社は、全力を注入して欲しいですね。
1)ジョブズの人生には、捨てられた自己の価値を取り戻す苦闘と達成がある。その過程を通して、人々の生活・文化を根底から豊かに変革させた。ドストエフスキーの描く人間像をはるかに超える文芸作品になる素材である。
2)ヤマザキマリ氏は、作家の中で、ジョブズを描くに最も相応しい人生を送ってこられた。
3)発行所の講談社は、出版文化の価値を知り抜き、優秀な編集者を抱えている。ヤマザキマリ氏を十分なバックアップするポテンシャルを持っている。
本書ジョブズ1には重要な点で表現不足がある。もったいない! 改訂してもらいたい。ジョブズは表面的には、「お人好し、天才技術オタクたち」を酷使して、わがままな放題な経営を貫いた自己中人間に見えるかも知れない。が、本質は捨てられた自己の価値を取り戻すべく、難易度が極めて高い(彼なりの)真実の道を開拓し続けた人間であった。
「お人好し、天才技術オタク」たちが、無理難題をふっかけ、無礼な罵詈雑言を投げつけてくるジョブズに従って、全知全能を振り絞ったのはなぜか? ジョブズの要求に普遍的な価値を、技術者冥利の至福を感じ取ったからだろう。
ジョブズに(普遍性のある)自己実現的な目標を形成させたのが、誠実な市井の技術者であった義父ポール・ジョブズの愛情あふれる養育だった。ジョブズの実母・父は共に文科系の大学院生であったので、義父の影響なしにジョブズは生まれなかった。そのことを、ジョブズ1では丁寧に描き込む必要がある。ジョブズ1は改訂を要する所以です(改訂版が出れば喜んで購入し、読みたい)。
1)「養父は、デザインの感覚が優れていた。何でも作れた。柵を作ったときは、手伝わせてくれた。そして、『見えない裏側までしっかり作らなければならないよ』と教えられた」。
2)「落水荘」で知られる名建築家フランク・ロイド・ライトは、シンプルモダンな家をふつうの米国人に提供する目標を抱いた。それに共鳴したアイクラーは、シンプルモダンなアイクラーホームズを提供した。ジョブズの実家はパロアルトの南、アイクラーホームズの建売住宅地だった。
3)義父は、中古の車を購入し修理し、付加価値をつけて売ることで、ジョブズの教育資金を貯めていた。
4)義父はジョブズを連れて、修理に必要な部品をジャンク屋で、選び、安く購入する交渉をやった。
1)は、ドラッガーが感動した「神々が見ている」話と共通した、最高の技術者が持つ魂である。ギリシャの彫刻家フェイディアスがアテネのパルテノンの庇に建つ彫刻群を完成させたとき、アテネの会計官は支払いを拒んだ。「彫刻の背中は見えないのに、見えない部分まで彫って請求してくるとは何事か」と。
それに対して、フェイディアスは言った「そんなことはない。神々が見ている」。
2)は1)と融合し、ジョブズの夢を形成した。「アイクラーの家はすごい。
おしゃれで安く、よくできている。こぎれいなデザインとシンプルなセンスを低所得者の人々に提供した。自分も素晴らしいデザインとシンプルな機能を高価ではない製品で実現できたらいいな」と。NEXT社を創業した後、ジョブズは社員たちを連れて「落水荘」を見学している。
4)は、ジョブズに資金力のない創業時、製品開発のために部品を調達する、実践的な能力を与えた。
3)は、ジョブズは終生、義父母に恩義を感じていた。リード大学を中退したのは、わがままではなく、「人生で自分が何をしたいのか見出せなくなった。大学がそのためにどう手助けしてくれるかも分からなかった。それなのに、養父母が生涯かけて貯めた貯蓄をこの大学で全て使い果たしている。私は、リード大学をドロップアウトした」と語っている。後に、ジョブズは義父母に新築の家を贈っている。ジョブズが実母に会ったのは、義母が亡くなり、義父が会うように背中を押してくれた後のことである。
関連して、「 ドロップアウトした時から、私は興味のない必修科目をとる必要もなく、もっと面白そうな科目をとることができた。だから私はカリグラフィーのクラスを受けて、その美しさをどうやったらできるのかを習うことにした。10年後、初めてのMacコンピュータを手がける時、このカリグラフィーの経験がよみがえってきた」と。しかし、退学したヒッピー風の男が、授業料も払わず、聴きたい講義を受講できたのは、リード大学管理者の寛大な理解があったから。「どこか見所のある男だから、受講に来ても受け入れてやってくれ」と。当時の米国の懐の広さだろう。
このジョブズ伝コミック版は、出版文化に多大な寄与を与える記念碑的な作品になる可能性があるのだから、ヤマザキマリ氏、関係者、講談社は、全力を注入して欲しいですね。
2018年7月29日に日本でレビュー済み
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スティーブジョブズの破天荒な生き様が描かれている。
こんな人だったとは知らなかった!
物語が進むにつれて、顔の形や髪型が少しずつ変わっていくところに漫画家の技術が感じられた。
こんな人だったとは知らなかった!
物語が進むにつれて、顔の形や髪型が少しずつ変わっていくところに漫画家の技術が感じられた。
2022年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どんどん読める、スティーブズに対して、作画ヤマザキマリは違う味わい。
Kindle、スマホだと読み難い。
全巻買うたから、大変悩ましい。
期待が大きすぎたかも。
Kindle、スマホだと読み難い。
全巻買うたから、大変悩ましい。
期待が大きすぎたかも。