昔小説で読んだときは、作品全体としては面白かったけど難しく、登場人物に感情移入できなかった。
漫画版は絵付きなので分かりやすく、登場人物に愛着が持てる。
特にバロット達、主要人物三人の所作がいちいち可愛い。
朝起きて三人でパンを食べるシーンとか最高だった。
この作品を、名作らしいけど小難しそうと考えている人には向いていると思う。
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マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC) コミック – 2010/3/17
なんで私なの? 身寄りのない少女・バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男・シェルに突然殺されかける! 瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた。ネズミ型万能兵器・ウフコックの力を借りて、答えを探し求めるバロットの闘いが、今、始まる!!
なんで私なの? 身寄りのない少女・バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男・シェルに突然殺されかける! 瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた。ネズミ型万能兵器・ウフコックの力を借りて、答えを探し求めるバロットの闘いが、今、始まる!!
なんで私なの? 身寄りのない少女・バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男・シェルに突然殺されかける! 瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた。ネズミ型万能兵器・ウフコックの力を借りて、答えを探し求めるバロットの闘いが、今、始まる!!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/3/17
- ISBN-104063842789
- ISBN-13978-4063842784
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商品の説明
著者について
冲方 丁
『マルドゥック・スクランブル』『シュヴァリエ』『蒼穹のファフナー』『ヒロイックエイジ』『カルドセプト』…全メディアの枠を軽々と越え、創作の場を拡大
する「文芸革命児」!!! この『オイレンシュピーゲル』もまた、冲方だから実現できた「同時多発ストーリー」という企みが生んだ、最高の果実である。
『マルドゥック・スクランブル』『シュヴァリエ』『蒼穹のファフナー』『ヒロイックエイジ』『カルドセプト』…全メディアの枠を軽々と越え、創作の場を拡大
する「文芸革命児」!!! この『オイレンシュピーゲル』もまた、冲方だから実現できた「同時多発ストーリー」という企みが生んだ、最高の果実である。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/3/17)
- 発売日 : 2010/3/17
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4063842789
- ISBN-13 : 978-4063842784
- Amazon 売れ筋ランキング: - 306,950位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルドゥック・スクランブル』(ISBN-10:4152091533)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月15日に日本でレビュー済み
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悪くはないです。しかし、「悪くない」以上の評価をつける気にはなれませんでした。
このコミカライズでは画風やキャラ付けや展開などに漫画家の独自の要素がかなり入っています。原作とアニメを見た後ですとどうにも異物感が拭えません。
このコミカライズでは画風やキャラ付けや展開などに漫画家の独自の要素がかなり入っています。原作とアニメを見た後ですとどうにも異物感が拭えません。
2018年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生まれて幸せとは何かをわからずに生きてきたら
きっと人生に絶望するだろう。
それでも人は幸せでありたいと願う。
きっと人生に絶望するだろう。
それでも人は幸せでありたいと願う。
2019年5月11日に日本でレビュー済み
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『不滅のあなたへ』のファンなので、大今先生作画ということで気になって全巻まとめ買いしました。
2巻くらいまではまだ現在の大今先生の絵に比べると物足りませんが、それはそれでまた味のある絵でもあると思います。この作品の趣に、自分は初期の銃夢のよさに通じるものを感じましたが、銃夢だって初めの頃の絵は拙い感じでした。それと作品の面白さはまた別の話ですね。
後半のバロットの描写は大変魅力的で、大今先生の力量が爆発しています。
原作が優れていることは読んでいればひしひしと伝わってきます。マルドゥックシリーズはコミカライズされている物語以降も続いているようで、そちらの方も読みたくなりましたが、どうせなら同じく大今先生の作画でコミカライズされることを希望します。
2巻くらいまではまだ現在の大今先生の絵に比べると物足りませんが、それはそれでまた味のある絵でもあると思います。この作品の趣に、自分は初期の銃夢のよさに通じるものを感じましたが、銃夢だって初めの頃の絵は拙い感じでした。それと作品の面白さはまた別の話ですね。
後半のバロットの描写は大変魅力的で、大今先生の力量が爆発しています。
原作が優れていることは読んでいればひしひしと伝わってきます。マルドゥックシリーズはコミカライズされている物語以降も続いているようで、そちらの方も読みたくなりましたが、どうせなら同じく大今先生の作画でコミカライズされることを希望します。
2017年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画家の大今良時さんが話題作『聲の形』の前に描いた、冲方丁の同名のSF小説のコミカライズ。全巻を読んでの感想です。
娼婦の少女が裏社会の有力者に殺されかけたものの、高度なテクノロジーによってよみがえり、自分を殺そうとした男を逮捕するため新たな仲間とともに闘いに身を投じていく、というのがおもなストーリーです。もともと原作が過激な暴力描写(とくに女性に対して)のある小説であり、本作でもそれは充分引き継がれていました。
もともと原作を読んでおり、その後『聲の形』で大今さんのファンになった立場からすると、この漫画版に対する原作読者からの批判があるのは理解できました。大今さんの絵のタッチがユーモラスでかわいらしく、バイオレントでハードボイルドな原作の世界観とはギャップがあるからです。くわえて、原作のアニメ版では『ブレードランナー』のようにダークな未来像が反映されており、本来それが原作に近いイメージなのでしょう。ですが本作ではやや異なり、カートゥーン・アニメのような明るめのイメージで再現されています。大今さんが作家性の強い漫画家なので、ラストの変更もふくめて独自の色をくわえている点も賛否がわかれやすいかもしれません。
作画には臨場感や躍動感があります。それでもやはり初の連載作品だけあって、前半部は作者自身が表現したいイメージに技術が追いついておらず、とくにアクションシーンにわかりにくい描写がありました。けれども後半にいくにつれ技術があがり、こまやかな表現がうまくなり、アクションシーンもかなり見やすくなっています。
終盤のカジノでの賭博シーンは、アクションに頼らず手に汗握らせる原作の白眉のシーンなのですが、漫画的に緊迫感あふれる描写がなされていると思いました。女性に対する暴力描写においても直接的な見せ方ではないにもかかわらず、えぐさが伝わる演出力にも才能を感じます。
また、大今さんは『聲の形』で「人を理解することの難しさ」をテーマにし、他者と向き合えない主人公が自分に対する相手の無理解や、相手に対する自分の無理解を少しづつ受け入れることで、大人になっていく物語を描きました。その前作に当たる本作では原作小説よりもメインキャラクターふたりの関係性をより強調することで、ヒロインが他者との関係性を築くことで少女から大人になる物語に仕上げています。
それゆえ他者との関係性を構築することにより成長するというテーマは、作者のなかで一貫しているテーマだと思いました。それはおそらく、これからも作者の主要テーマになっていくものでしょう。
娼婦の少女が裏社会の有力者に殺されかけたものの、高度なテクノロジーによってよみがえり、自分を殺そうとした男を逮捕するため新たな仲間とともに闘いに身を投じていく、というのがおもなストーリーです。もともと原作が過激な暴力描写(とくに女性に対して)のある小説であり、本作でもそれは充分引き継がれていました。
もともと原作を読んでおり、その後『聲の形』で大今さんのファンになった立場からすると、この漫画版に対する原作読者からの批判があるのは理解できました。大今さんの絵のタッチがユーモラスでかわいらしく、バイオレントでハードボイルドな原作の世界観とはギャップがあるからです。くわえて、原作のアニメ版では『ブレードランナー』のようにダークな未来像が反映されており、本来それが原作に近いイメージなのでしょう。ですが本作ではやや異なり、カートゥーン・アニメのような明るめのイメージで再現されています。大今さんが作家性の強い漫画家なので、ラストの変更もふくめて独自の色をくわえている点も賛否がわかれやすいかもしれません。
作画には臨場感や躍動感があります。それでもやはり初の連載作品だけあって、前半部は作者自身が表現したいイメージに技術が追いついておらず、とくにアクションシーンにわかりにくい描写がありました。けれども後半にいくにつれ技術があがり、こまやかな表現がうまくなり、アクションシーンもかなり見やすくなっています。
終盤のカジノでの賭博シーンは、アクションに頼らず手に汗握らせる原作の白眉のシーンなのですが、漫画的に緊迫感あふれる描写がなされていると思いました。女性に対する暴力描写においても直接的な見せ方ではないにもかかわらず、えぐさが伝わる演出力にも才能を感じます。
また、大今さんは『聲の形』で「人を理解することの難しさ」をテーマにし、他者と向き合えない主人公が自分に対する相手の無理解や、相手に対する自分の無理解を少しづつ受け入れることで、大人になっていく物語を描きました。その前作に当たる本作では原作小説よりもメインキャラクターふたりの関係性をより強調することで、ヒロインが他者との関係性を築くことで少女から大人になる物語に仕上げています。
それゆえ他者との関係性を構築することにより成長するというテーマは、作者のなかで一貫しているテーマだと思いました。それはおそらく、これからも作者の主要テーマになっていくものでしょう。
2017年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内面描写の多い小説をどう落とし込むかと思えば一番伝えたいことを伝えるために二番目以降の情報を端折っている。
それでもコミカライズの平均は超えているのでよしと思えば二番目以降もきっちり補完した再構成された展開。
もう一巻を読み終わる前に虜になってしまいました。
絵柄も影のあるバロットの目が素敵。
それでもコミカライズの平均は超えているのでよしと思えば二番目以降もきっちり補完した再構成された展開。
もう一巻を読み終わる前に虜になってしまいました。
絵柄も影のあるバロットの目が素敵。