小説版も、漫画版も、楽園編のテーマは「変化」。
バロットの心境の変化、ウフコックの変化、環境の変化……。
今回際立っていたのが、漫画版そのものが変化したこと。
今までとは何か雰囲気が違っていて、「漫画版マルドゥックって何か変わったな」と感じました。
トゥイードルディが予想以上に登場し、フェイスマンが予想以上に出てこないのも良かったです。
例のイルカもいい味だしてました。
禍々しい絵を魅せる大今さんですが、今回は奇妙なおかしさで魅せてきます。
子猫ちゃんにまっしぐらな彼、原作どおり痛々しい攻撃を食らいます。
ここは書いてほしい!という所はきっちり書いてくれて、なおかつ「そんな展開!?」とびっくりさせられるオリジナル要素には、原作既読ですが、興奮します。
少し駆け足で楽園編は終わり、いよいよカジノ編!!!!
あの熱い戦いは、別マガの歴史に深く刻まれるはずです。
それこそ、「オンリーワンの逸品」として。
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マルドゥック・スクランブル 4 (少年マガジンコミックス) コミック – 2011/1/7
なんで私なの? 身寄りのない少女・バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男・シェルに突然殺されかける! 瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた。ネズミ型万能兵器・ウフコックの力を借りて、答えを探し求めるバロットの闘いが、今、始まる!!
バロットとウフコックは、ボイルドとの死闘から危うく救出される。しかし、力に溺れ暴走したバロットは、ウフコックを濫用し、ズタズタに傷付つけてしまう‥‥。自らの犯した過ちに絶望する彼女が目覚めた先は“楽園”。束の間訪れた平穏な時間を過ごすバロットにまたも刺客の影が迫り来る!!
バロットとウフコックは、ボイルドとの死闘から危うく救出される。しかし、力に溺れ暴走したバロットは、ウフコックを濫用し、ズタズタに傷付つけてしまう‥‥。自らの犯した過ちに絶望する彼女が目覚めた先は“楽園”。束の間訪れた平穏な時間を過ごすバロットにまたも刺客の影が迫り来る!!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/1/7
- ISBN-104063844080
- ISBN-13978-4063844085
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商品の説明
著者について
冲方 丁
『マルドゥック・スクランブル』『シュヴァリエ』『蒼穹のファフナー』『ヒロイックエイジ』『カルドセプト』…全メディアの枠を軽々と越え、創作の場を拡大
する「文芸革命児」!!! この『オイレンシュピーゲル』もまた、冲方だから実現できた「同時多発ストーリー」という企みが生んだ、最高の果実である。
『マルドゥック・スクランブル』『シュヴァリエ』『蒼穹のファフナー』『ヒロイックエイジ』『カルドセプト』…全メディアの枠を軽々と越え、創作の場を拡大
する「文芸革命児」!!! この『オイレンシュピーゲル』もまた、冲方だから実現できた「同時多発ストーリー」という企みが生んだ、最高の果実である。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/1/7)
- 発売日 : 2011/1/7
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4063844080
- ISBN-13 : 978-4063844085
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,273位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルドゥック・スクランブル』(ISBN-10:4152091533)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月9日に日本でレビュー済み
冲方丁の『マルドゥック・スクランブル』を原作としたSFコミック。最初の頃は原作にある程度忠実だったんだけど、最近は、その世界観は共有しながらも、独自のマルドゥック・スクランブルになってきている。
もともと、ちょっとこの画風に馴染めなかったこともあったんだけど、だいぶ画にも慣れてきたし、むしろ、なかなかいい画を描くように思えてきた。
それ以上に、この大今版のマルドゥック・スクランブルは、冲方丁の原作の世界観をうまく共有しながら、さらにそれとは違ったストーリーを展開することによって、もうひとつのマルドゥック・スクランブルといっていい作品になってきたように思う。
しゃべるイルカがでてきたり、バロットの能力としてネットワークへの侵入を盛り込んだりしたりするところなんて、往年のサイバーパンクの名作、ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』を思わす。ギブスンファンとしては、ちょっと嬉しい。
次号からはいよいよ有名なカジノシーン突入とのこと。期待したいところだ。
もともと、ちょっとこの画風に馴染めなかったこともあったんだけど、だいぶ画にも慣れてきたし、むしろ、なかなかいい画を描くように思えてきた。
それ以上に、この大今版のマルドゥック・スクランブルは、冲方丁の原作の世界観をうまく共有しながら、さらにそれとは違ったストーリーを展開することによって、もうひとつのマルドゥック・スクランブルといっていい作品になってきたように思う。
しゃべるイルカがでてきたり、バロットの能力としてネットワークへの侵入を盛り込んだりしたりするところなんて、往年のサイバーパンクの名作、ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』を思わす。ギブスンファンとしては、ちょっと嬉しい。
次号からはいよいよ有名なカジノシーン突入とのこと。期待したいところだ。
2018年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
諦めて挫折したって続ける意志。
誰かに笑われてから人生が始まる。
誰かに笑われてから人生が始まる。
2011年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ボイルドとの戦いをかろうじて切り抜け、話の舞台は「楽園」へ
読んでいて思ったのは
「あれ?ずいぶん小説と展開が違うな」
もちろん、基本の流れは小説と同じですが。
絵的に地味な部分を圧縮して見栄えのする動きのある場面を加えたという感じでしょうか
コミックという表現のメリットを生かすという意味で、これはアリでしょう。
そして次巻はカジノ。
以前のレビューにも書いたけれど、このあたりはビジュアルにするのが難しいところ。
どう料理するかお手並み拝見。
#ちなみに表紙のバロットはちょっとデッサンが狂っている気がしないでもないけど・・・
読んでいて思ったのは
「あれ?ずいぶん小説と展開が違うな」
もちろん、基本の流れは小説と同じですが。
絵的に地味な部分を圧縮して見栄えのする動きのある場面を加えたという感じでしょうか
コミックという表現のメリットを生かすという意味で、これはアリでしょう。
そして次巻はカジノ。
以前のレビューにも書いたけれど、このあたりはビジュアルにするのが難しいところ。
どう料理するかお手並み拝見。
#ちなみに表紙のバロットはちょっとデッサンが狂っている気がしないでもないけど・・・