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勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC) コミック – 2013/1/23

3.8 5つ星のうち3.8 7個の評価

注目の才能ここに初登場! 化石燃料の発見以前に核開発に成功した異世界を舞台に、脳とサーバーを無線接続し、個々人が苦痛を感じたら脳に演算を送り込んで消失させるペインフリーという社会システムの変革に挑んだ英雄の活躍を描く冒険譚。人間と社会のあるべき姿を論じつつ、演算による現実化技術「発現」、完全な人造生命体「這脳」などこの異世界独自の現象を駆使し描く、新しきSF活劇の登場です!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2013/1/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/1/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 280ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4063878198
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4063878196
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
追記:
来月発売の2巻で完結だと1巻末に書いてありました。本当に良かった。この物語のフォーマットで長く続けてほしくはなかったです。四季賞において煌めいていた作家性がある人なので、雑誌連載という形にはまり込めなかったのでしょうか?どこか別の機会に新作を読みたいものだと強く思います。(以下に理由)

最初に書いたレビュー:
Amazonでは1巻と2巻を予約済みです。(1巻は明日届く予定ですが、購入済みタグが今はまだ表示されません)連載分を読んでからの感想です。(ネタバレを完全に避けた形でのレビューになります)全般的に、私の期待値が高すぎた故の星3つなので、こうしたSF作品に生まれて初めて触れる人にとっては星4つだと思います。

四季賞受賞時から期待して、連載を持つのをずっと待っていましたが、現行の連載分をまでを全て読む限りでは、どこかで見たような既知の思考実験をなぞっているだけに終わっている気がします。おそらくですが、SFなり小説なりを読んできた人のうち、きちんとした教養のある人には全く通用しない話でしょう。

物語内において【妄想であるが故に所詮は舞台装置でしかない「発現」や「這脳」】が、作品全体のテーマにとって上手く機能しているとはもはや思えません。四季賞を受賞したジェンダー論についての作品は、SFならではの既知の議論の枠を超えたテーマを提示し、さらに結末も上手くまとめていたので、作者には非常に期待していて、勇者ヴォグ・ランバの連載が始まった時から数ヶ月はかなり期待していたのですが、連載分を含めておそらく2巻分近くまでを読んだところでは、既に残念な気持ちです。

作風や作品の質自体は良いので、応援のために2〜3冊ずつ買っていくとは思うのですが、既に気持ちとしては「次回作に期待する」状態です。「期待を込めても星3つ」です。

この作品自体が緻密に構成されテーマも世界観も確立されているので、これから出てくる結論は既に決定されていて変わらないのではないかと思っています。ですから、今作にはもう期待はしていません。何となく雰囲気を楽しむ程度に読むことにします。

それでも、今後に期待したいのは事実です。矛盾したレビューですが、まだ掘り尽くされていない才能があると信じてのレビューになります。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何回も読めるのは素晴らしい!
2013年2月5日に日本でレビュー済み
「人間をやめて、人間に近い生き物が支配するようになった世界でなら、その生物は幸せに生きられるのだろうか?」
「そういう世界が来ることに、今の正真正銘の自分たち『人間』は、納得できるであろうか?」
というテーマは、「ナウシカ」や「エヴァンゲリオン」でも提示されてきたものだ。

「人間」と「近い生き物」との間に親和性があると我々が判断できるか、が、その「納得」のカギとなると思う。

このストーリーを読んでみたところ、主人公たちは結局のところ、その「納得」が得られず、「近い生き物」を拒絶する。
(このへんは「ナウシカ」や「エヴァンゲリオン」も同じだね。)

ただ、読んでいる自分は、わりと「納得」してしまったので、正直なところ、今の我々「人間」がそんなにダメな生き物なら
そういう「近い生き物」に意図的に取って替わらせても、止むを得んのじゃないかなあ!と思ってしまった。

なかなか哲学的なテーマだ。人間でなくなっても人間だと言えるか?という。
「戦争する可能性が全然ない無感情な人間は、それでも人間なのか」という話し・・・。

答えは示されずじまいだけど、この漫画、とにかく考える素材には、なったかな。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は(本人が言っている様に)伊藤計劃の「ハーモニー」の世界設定から色濃く影響を受けている。
「Pain free」・・・そのままハーモニーに於ける「全人類の自意識を消滅させる装置」に対応する。

ただ、難点はやはりPain Freeがどういうものか、分かり辛い点だと思う。そして戦闘シーンがそこそこあるものの、どれもそこまでパッとしない。(実際に革命だのなんだのをやっていれば、確かにそこまで劇的なシーンなんてそうそうないのだろうが。)

”(例え核戦争を避ける為とはいえ)自意識なき知性なんてやはり誰も求めないよね。やはり平和ってのは自意識あってのものだよね”というメッセージに集約されるのがこの漫画だと思う。
2013年5月20日に日本でレビュー済み
<皆が幸せな世界=不都合を感じなくする不感症な世界>を「ペインフリー」と言う脳のコントロールシステムで実現した世界で、それに反対し革命を実現するアナーキー集団のリーダー ヴォグ.ランバの物語。魔法(発現式=細胞内の原子の持つエネルギーを一定の式により解き放ち活用する。※キャパを超えて使用すると人外の龍になる)を使える主人公の元恋人にしてテロリストの姉妹に無理矢理仲間にされた主人公と、脳みそだけの奇妙な高知能人口生命達による、極めて緩く、非暴力的で、メリハリの無い革命を描いている。
難しい言葉と魔法の描写で何となく面白げなSFの体裁を取り繕っているが、反逆分子になった主人公達が殆ど何の抵抗も、資金も、手段も無く、あっと言う間に数年で人口何万人の人工知能の国家を作り上げてしまう展開や、簡単なジャミングで世界中の「ペインフリー」システムを瓦解させる下りは、作者の脚本力の稚拙さが目に余ってしまう。そして最後は、人外の龍達の戦いで殉職し英雄化される主人公。一体何が主眼の話なんだ?科学?魔法?社会学?道徳?モンスターアクション?どれもチープな描写で、未消化。話の奇抜さだけで、空滑りして、中身が薄すぎる。
作者の着眼点は買うものが有るが、誰かから借りて来た様な論理や世界をこね回さず、自分の想像力で咀嚼されたストーリーをじっくり書き上げて欲しい。次回作に期待する。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月23日に日本でレビュー済み
頭のなかに大量の概念が流れこみ、読んでいる間ずっとそれがかき回されてるようで、ちょう面白かったです。

より多くの人が幸せに過ごせる社会というあまりにも大きな主題を提示し、それに応えるマクロな物語。世界を呪い、竜となって世界を滅ぼそうとした個人が幸せをつかむミクロな物語。その両方をいっぺんに堪能しました。すげえわ、このマンガ。

ただ、敷居は高めです。認知科学や社会科学のややつっこんだ知識(クオリアとかミームとか)をベースに思考実験的なお話が展開し、説明的な描写があまりなない。初単行本のようで、絵やお話の見せ方は、まだこなれてない感じ。まだ完成度は高くないけど、これからがすごく楽しみな作家さんですね。

人を選ぶマンガではあるけど、士郎正宗のマンガとか好きな方なら全然イケると思います。ただ、SFガジェット的なカッコよさや絵的な魅力はあまりないです。思考実験的なSFがお好みなら、だんぜんオススメです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート