この難しい題材に、本当に答えがあるような気にさせてくれます。
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ヴィンランド・サガ(14) (アフタヌーンKC) コミック – 2014/2/21
幸村 誠
(著)
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奴隷の身分から解放されたトルフィンだが、農場を去る前にやり残したことがあった。それは、かつての同朋クヌート王が始めたこの戦争をやめさせること。クヌートは今やイングランドとデンマークの統一王となっている。奴隷の身なりのままでは近衛兵に阻まれて会うことすら出来ない。どうするトルフィン! これにて奴隷編完結 そして、新たな旅が始まる!
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2014/2/21
- 寸法18.2 x 12.8 x 1.5 cm
- ISBN-104063879569
- ISBN-13978-4063879568
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2014/2/21)
- 発売日 : 2014/2/21
- 言語 : 日本語
- コミック : 200ページ
- ISBN-10 : 4063879569
- ISBN-13 : 978-4063879568
- 寸法 : 18.2 x 12.8 x 1.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 70,848位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1976年神奈川県横浜市生まれ。SF漫画『プラネテス』(構談社)でデビュー。2002年第33回星雲賞コミック部門賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『家なき鳥、星をこえるプラネテス』(ISBN-10:4063647102)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み始めはよくわからなかったが、読んでいくうちにぐいぐい引き込まれる。そして、巻数が進んでいくうちに、深く考えさせられる。
2014年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真の強さとは何か。
ある日、平和な街に悪の軍勢がやってくる。人々は或いは逃げ、或いは説得しようとし、或いは実力で対抗しようとする。
しかし、悪の軍勢の力は絶大で、ひとびとなすすべなく蹂躙される。
そこに、正義の主人公が立ち上がり、悪の軍勢をその圧倒的な力で退ける。
悪は討たれ、報いを受け、正義は行われる。
こんなのは、少年活劇漫画でおなじみの筋書きだ。
もうちょっとひねった話なら、正義の人が己の力の意味を嘆き、「本当に強いのは、あなた達、市井の人です」とか言ったりする。
しかし結局のところ、状況を決するのは、主人公の暴力であり、焦点はどちらの暴力が強かったかだ。
主人公は、決して暴力以外で問題を解決しない。
暴力以外の道は、「否定されるための舞台装置」でしかない。
そこでは心の強さも、暴力を押し通すための気持ちの強さとしてのみ存在を許される。
しかし、それが究極で唯一の強さなのだろうか。
無法に蹂躙された後の町で、人々をもう一度立ち上がらせるには?
あるいは、ある日、行われようとしている暴力の、双方に大義があったら?
正義の主人公は、それも暴力で解決するのだろうか。
少年活劇漫画の主人公は、この問いに真摯に応えない。
人々に任せて去ろうが、無力を嘆こうが、結局のところ「暴力以外は無用の人」だ。
「暴力のその先」の強さを示す主人公はいないのか。
本作 ヴィンランド・サガの主人公、トルフィンは、この巻で、その問いの答えを出す。
理不尽に富を奪おうとする無法の王から、恩義のある農場をどう守るか。
トルフィンは、作中で巻き起こる問題にどどまらず、少年活劇漫画で安易に振るわれる暴力が生み出す、影のような疑問に、鮮やかな解答を突きつける。
また、作中では意外な人物も、「強さ」への解答を示す。
暴力のその先は。暴力と無関係に存在する心の強さとは。
真の強さとは何か。
大袈裟ではなく、本作・本巻は、その問いに一つの解答を示す、歴史的作品であるように思える。
強さを目指す少年少女も、かつて少年少女だった大人も、全ての「強さを目指す人」、必見の一冊だ。
ある日、平和な街に悪の軍勢がやってくる。人々は或いは逃げ、或いは説得しようとし、或いは実力で対抗しようとする。
しかし、悪の軍勢の力は絶大で、ひとびとなすすべなく蹂躙される。
そこに、正義の主人公が立ち上がり、悪の軍勢をその圧倒的な力で退ける。
悪は討たれ、報いを受け、正義は行われる。
こんなのは、少年活劇漫画でおなじみの筋書きだ。
もうちょっとひねった話なら、正義の人が己の力の意味を嘆き、「本当に強いのは、あなた達、市井の人です」とか言ったりする。
しかし結局のところ、状況を決するのは、主人公の暴力であり、焦点はどちらの暴力が強かったかだ。
主人公は、決して暴力以外で問題を解決しない。
暴力以外の道は、「否定されるための舞台装置」でしかない。
そこでは心の強さも、暴力を押し通すための気持ちの強さとしてのみ存在を許される。
しかし、それが究極で唯一の強さなのだろうか。
無法に蹂躙された後の町で、人々をもう一度立ち上がらせるには?
あるいは、ある日、行われようとしている暴力の、双方に大義があったら?
正義の主人公は、それも暴力で解決するのだろうか。
少年活劇漫画の主人公は、この問いに真摯に応えない。
人々に任せて去ろうが、無力を嘆こうが、結局のところ「暴力以外は無用の人」だ。
「暴力のその先」の強さを示す主人公はいないのか。
本作 ヴィンランド・サガの主人公、トルフィンは、この巻で、その問いの答えを出す。
理不尽に富を奪おうとする無法の王から、恩義のある農場をどう守るか。
トルフィンは、作中で巻き起こる問題にどどまらず、少年活劇漫画で安易に振るわれる暴力が生み出す、影のような疑問に、鮮やかな解答を突きつける。
また、作中では意外な人物も、「強さ」への解答を示す。
暴力のその先は。暴力と無関係に存在する心の強さとは。
真の強さとは何か。
大袈裟ではなく、本作・本巻は、その問いに一つの解答を示す、歴史的作品であるように思える。
強さを目指す少年少女も、かつて少年少女だった大人も、全ての「強さを目指す人」、必見の一冊だ。
2014年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クヌートとトルフィン
片や子供時代は活発、今は優しく大人しい
片や元内気、今は冷徹で酷薄
トルフィンは父の愛情を一心に受け、父のようになりたいと願う。
クヌートは父の非情さをその見に受けて、父のようにはなりたくないと思う。
父のようになれない、と今まで苦悩していたトルフィンに
父に似ていく事に嫌悪感を持っているクヌート。
そんな2人が、結局それぞれの父と同じような道をたどりながら
違う方法で同じ目標を目指してることがこの巻で解るというのがオツな感じだと思いました。
そしてクヌートが父が受けたような
孤独な王の呪いから解き放たれたのかな?とも思えました。
文句なし。グッときました。
片や子供時代は活発、今は優しく大人しい
片や元内気、今は冷徹で酷薄
トルフィンは父の愛情を一心に受け、父のようになりたいと願う。
クヌートは父の非情さをその見に受けて、父のようにはなりたくないと思う。
父のようになれない、と今まで苦悩していたトルフィンに
父に似ていく事に嫌悪感を持っているクヌート。
そんな2人が、結局それぞれの父と同じような道をたどりながら
違う方法で同じ目標を目指してることがこの巻で解るというのがオツな感じだと思いました。
そしてクヌートが父が受けたような
孤独な王の呪いから解き放たれたのかな?とも思えました。
文句なし。グッときました。
2015年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この巻を描くために、ヴィンランドサガ1巻から続く壮大なトルフィンの過酷な物語を書いてきたのですね。
圧倒的説得力が有りました。脚色こそありますが、この漫画は史実に基づいた歴史人物ジャンルの一つの到達点です。
トルフィンことソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソンは実在した人物ですが、おそらくヴァイキングでもなかったし
父親は最強のヨーム戦士団大隊長でもなかったでしょう。
この肉付けこそが幸村誠のアレンジだったわけですが、この14巻を読んで、
トルフィンの物語へのアレンジは見事に成功したと言いきれるでしょう。
何故、トルフィンはヴィンランドを目指すことになったのかという物語を描きつつも、
真の強さとは何かというテーマを並行して描ききった素晴らしい結末です。
次巻からはついに、ヴィンランドへと向かう決心をしたトルフィン達の新たな物語が始まります。
ここまで素晴らしい物語を見せられてしまうと、今後の展開もまだまだ目が離せませんね。
圧倒的説得力が有りました。脚色こそありますが、この漫画は史実に基づいた歴史人物ジャンルの一つの到達点です。
トルフィンことソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソンは実在した人物ですが、おそらくヴァイキングでもなかったし
父親は最強のヨーム戦士団大隊長でもなかったでしょう。
この肉付けこそが幸村誠のアレンジだったわけですが、この14巻を読んで、
トルフィンの物語へのアレンジは見事に成功したと言いきれるでしょう。
何故、トルフィンはヴィンランドを目指すことになったのかという物語を描きつつも、
真の強さとは何かというテーマを並行して描ききった素晴らしい結末です。
次巻からはついに、ヴィンランドへと向かう決心をしたトルフィン達の新たな物語が始まります。
ここまで素晴らしい物語を見せられてしまうと、今後の展開もまだまだ目が離せませんね。
2019年7月14日に日本でレビュー済み
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農場編も終わり、ケティル一家の後日談とトルフィンの里帰りの巻でした。
クヌート王とトルフィンの対談があり、久々にあった2人で精神的に成長したトルフィンが王を説き伏せるところが良かったです。
ケティル一家も次代の家長として頼りなさげだったオルマルが農場全体を考えての行動をするようになり成長が見られました。
農場を去って、久しぶりにトルフィンの故郷のアイスランドに帰省するのですが、懐かしい母親や姉上、旦那になったアーレとの話もとても良かったです。
新章に突入しそうですが、ヴィンランドに向かう旅が楽しみです。
クヌート王とトルフィンの対談があり、久々にあった2人で精神的に成長したトルフィンが王を説き伏せるところが良かったです。
ケティル一家も次代の家長として頼りなさげだったオルマルが農場全体を考えての行動をするようになり成長が見られました。
農場を去って、久しぶりにトルフィンの故郷のアイスランドに帰省するのですが、懐かしい母親や姉上、旦那になったアーレとの話もとても良かったです。
新章に突入しそうですが、ヴィンランドに向かう旅が楽しみです。
2014年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今はただただ、この作品とその物語に
「ありがとう。」という感謝の気持ちを捧げたい。
もうそれでいっぱいです。笑
理屈でレビューが組み立てられなくてごめんなさい。
長かったようで、帰ってきてみればあっという間の出来事だった様な気がします。
手元にあるマガジンコミックスの2冊がもうすっかりと懐かしい。
「ありがとう。」という感謝の気持ちを捧げたい。
もうそれでいっぱいです。笑
理屈でレビューが組み立てられなくてごめんなさい。
長かったようで、帰ってきてみればあっという間の出来事だった様な気がします。
手元にあるマガジンコミックスの2冊がもうすっかりと懐かしい。
2014年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電子書籍で集めてしまって、まさか電子書籍になるがこんなに遅いとは!待ちに待った14巻です。
それはさておき、面白かった!
トルフィンの男気やへたれのオルマルの勇気。ジーンときました。
今後物語はどういう風に進んでいくのかとても楽しみです。
でも、でも、最後の姉上に全部もっていかれました。ふぶっっ。
それはさておき、面白かった!
トルフィンの男気やへたれのオルマルの勇気。ジーンときました。
今後物語はどういう風に進んでいくのかとても楽しみです。
でも、でも、最後の姉上に全部もっていかれました。ふぶっっ。