故郷の離島に何故か風俗嬢として潜入する羽目となった聡明なズベ公「字忍」が観たのは一大歓楽街となった変わり果てた姿。
両親が亡くなり既に済む者も無い筈の実家を覗くと何故か人の気配が。
そこには忍の両親の名前を騙る訛りの有る日本語を話す異相の男女が住んでいた…。
前半70頁までの音(ソリ)のカリスマSM女王様振りに加え、慇懃な謎の外国人夫婦と怒りを噛み殺した忍とクールなトレーネの緊迫感溢れる会話から、一挙にバイオレンス炸裂の後半部は新キャラ、旧キャラ全てに見せ場が有る素晴らしい内容。
ダークで妖艶、かつ迫力有るアクションも描ける沙村氏の見事な漫画に酔う巻。
そして忍の悲憤が良く伝わって来ます。
大いにお薦め。
【収録作】講談社『ネメシス』#18、#20-23、#25-28掲載。
「カラー口絵2枚」
15.「十二点半(シー アル ディユン バン)」
16.「交換(ヴェクセル)」
17.「領域」
18.「本能(ベン ネン)」
19.「逆流(ゲーゲンシュトローム)」
20.「引火点」
21.「截撃(チィエ チー)」
22.「獄炎(ヘレン フォイア)」
+
「我想去24小時店(ジュマオ姐さんの喰辛抱断罪)」#18(2014年秋)のジュマオ姐さん主演の外伝
「辺境惑星エンビディア」#26(2016年2月)杉戸朗主役の番外編。
「あとがき」2頁。本作のテーマに触れる貴重な内容。

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ベアゲルター(3) (シリウスKC) コミック – 2016/11/22
沙村 広明
(著)
この商品はセット買いができます
『ベアゲルター 1-5巻 新品セット 』 こちらをチェック
汚れっちまった故郷(ふるさと)に、性と死とが吹き荒れる。吼えずにいられるかい…牝犬ッ!? ドイツ、チャイナ、そして日本へ! 中国の売春街で起きた謎の殺人…それはやがて、日本の某・広域暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、“売春島”と称される孤島にて、予期せぬ火花となり炸裂する! ネオ時代劇『無限の住人』の美麗絵師・沙村広明が、情慾(エロス)と暴力(バイオレンス)を完璧に融合させ描いた“叛逆ずべ公アクション”にして、不道徳なるエンタテインメント。「女子力」より「暴力」!!!……それが女の生きる道。
ドイツ、チャイナ、そして日本へ――! ヤクザ同士の利権争いとは縁切りしたはずの“ずべ公”一匹…何の因果か淫売女に身をやつし、“売春島”と化した故郷の土を再び踏む破目となる。爆炎の如き怒りに、己の血が逆流するとは知らずに――。『無限の住人』『波よ聞いてくれ』の沙村広明が、不謹慎を承知で描く…背徳のエンタテインメント。これが“叛逆ずべ公アクション”だ! 読むと★ほっこり★する外伝2本をオマケ収録♪
ドイツ、チャイナ、そして日本へ――! ヤクザ同士の利権争いとは縁切りしたはずの“ずべ公”一匹…何の因果か淫売女に身をやつし、“売春島”と化した故郷の土を再び踏む破目となる。爆炎の如き怒りに、己の血が逆流するとは知らずに――。『無限の住人』『波よ聞いてくれ』の沙村広明が、不謹慎を承知で描く…背徳のエンタテインメント。これが“叛逆ずべ公アクション”だ! 読むと★ほっこり★する外伝2本をオマケ収録♪
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/11/22
- 寸法13 x 1.7 x 18.3 cm
- ISBN-104063906655
- ISBN-13978-4063906653
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商品の説明
著者について
沙村 広明
沙村広明(さむら・ひろあき)☆漫画家。1970年生。千葉県出身。1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。同作が年末より連載化し、2008年にはアニメ化もされるなど、長期間にわたり人気を博したが、2012年末に堂々の完結を果たした。2011年より少年シリウス別冊ネメシス(季刊誌/現在は隔月・偶数月発売)にて本作『ベアゲルター』を連載開始。2014年より月刊アフタヌーンにて『波よ聞いてくれ』を連載中。他の作品に『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上、講談社)、『ブラッドハーレーの馬車』『春風のスネグラチカ』(以上、太田出版)、『幻想ギネコクラシー』(白泉社)などがある。
沙村広明(さむら・ひろあき)☆漫画家。1970年生。千葉県出身。1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。同作が年末より連載化し、2008年にはアニメ化もされるなど、長期間にわたり人気を博したが、2012年末に堂々の完結を果たした。2011年より少年シリウス別冊ネメシス(季刊誌/現在は隔月・偶数月発売)にて本作『ベアゲルター』を連載開始。2014年より月刊アフタヌーンにて『波よ聞いてくれ』を連載中。他の作品に『おひっこし』『シスタージェネレーター』『ハルシオン・ランチ』(以上、講談社)、『ブラッドハーレーの馬車』『春風のスネグラチカ』(以上、太田出版)、『幻想ギネコクラシー』(白泉社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/11/22)
- 発売日 : 2016/11/22
- 言語 : 日本語
- コミック : 226ページ
- ISBN-10 : 4063906655
- ISBN-13 : 978-4063906653
- 寸法 : 13 x 1.7 x 18.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 169,380位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者こだわりの格闘戦は見ごたえ十分で、繰り返し読みました。ナミの凄みがビシビシ伝わって来ました!
2018年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それぞれの特殊能力はサイボーグ009に引っ掛けていると思う。
それはそれとして面白い。出来れば4巻も紙媒体と同時にKindle刊行してもらいたい。
それはそれとして面白い。出来れば4巻も紙媒体と同時にKindle刊行してもらいたい。
2017年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
沙村さん、大好きです。
出てくる女性のかっこいいことかっこいいこと…
全員個性が違っているのがまたたまらないです。
皆さん書かれているように、執筆のスピードが遅いのだけがもったいないというかなんというか…
最後まで書ききってほしいです!
出てくる女性のかっこいいことかっこいいこと…
全員個性が違っているのがまたたまらないです。
皆さん書かれているように、執筆のスピードが遅いのだけがもったいないというかなんというか…
最後まで書ききってほしいです!
2016年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄い陰謀とか、故郷の変貌をめぐる女の情念とか、そんなテーマがある話ではなく、女性同士のバトルを楽しめばいいのだとわかってきた感じ。新登場のヤクザが意外といい味出していたり、レギュラーたちのお遊びエピソードもノリノリで、作者が楽しんでいる様子が伝わる。打ち切られる前に全体像を見せてくれれば、ダラダラ読めていい漫画と言えるかもしれない。
2016年11月23日に日本でレビュー済み
これまで沙村さんの作品は全部読んできたので、この「ベアゲルター」は同氏にしては異色というか、イマイチどの辺の層に向けてどこを目指してるのかピンとこなかったんです。
一応、初期のあとがきに「昔の東映作品」のイメージが示唆されたんで、そういう空気を踏襲するイメージで読んでたのですが、イマイチしっくりこない少しモヤモヤした消化不良感があったのですが、今巻の「あとがき」が全てを捕捉してくれてようやく腑に落ちました。
沙村作品といえば「コマ」というレンズで「作中絵」を撮影する映画的カメラワークに特徴がある画風で、撮影技師のような職人作家の面が強いのですが、同時に「無限の住人」という大作も「ブラッドハーレー」も「スネグラチカ」も大枠ストーリーや展開の絡ませ方の部分が秀逸なのも魅力な訳で、「撮影も脚本も演出も全部自分でやる映画監督のよう」だという氏の原点にたどり着けば、今回のあとがきにあるように、この「ベアゲルター」は特に「そこ」に特化するのが目的だった作品だったのかと理解できました。
今巻は内容的に大きな展開はあまりなく、むしろ後の展開への伏線張りがメインのように思えますが、「あとがき」を読んでから読み返すと、各場面場面で物凄い密度で描いてるなと唸らされます。
激しく厨二的なアレやコレや節操の無いごった煮的な異色感も、すべては「そこ」に集約されているのだと納得できれば、唐突感のある展開も謎しかないキャラ設定やチョイスも「必要な要素」だと理解できるので、それを踏まえてから最初の「昔の東映作品」というフィルターを通せば、荒唐無稽ながらもハラハラさせられた無国籍な無法地帯の抗争を多く描いていた「それ」と見事に符合するのです。
また、そうした懐古的な世界観踏襲だけではなく、本当の映像作品であれば描くのが難しい現代的な怖い要素もさらっと混ぜ込んでくる上、それの唐突感までが必要な要素に置き換わった時、それをスンナリと混ぜ込んでくる構成力は流石としか言いようがありません。
なかなか楽しみ方が定まらなかった作品でしたが、ようやく面白さがわかってきましたよ。
一応、初期のあとがきに「昔の東映作品」のイメージが示唆されたんで、そういう空気を踏襲するイメージで読んでたのですが、イマイチしっくりこない少しモヤモヤした消化不良感があったのですが、今巻の「あとがき」が全てを捕捉してくれてようやく腑に落ちました。
沙村作品といえば「コマ」というレンズで「作中絵」を撮影する映画的カメラワークに特徴がある画風で、撮影技師のような職人作家の面が強いのですが、同時に「無限の住人」という大作も「ブラッドハーレー」も「スネグラチカ」も大枠ストーリーや展開の絡ませ方の部分が秀逸なのも魅力な訳で、「撮影も脚本も演出も全部自分でやる映画監督のよう」だという氏の原点にたどり着けば、今回のあとがきにあるように、この「ベアゲルター」は特に「そこ」に特化するのが目的だった作品だったのかと理解できました。
今巻は内容的に大きな展開はあまりなく、むしろ後の展開への伏線張りがメインのように思えますが、「あとがき」を読んでから読み返すと、各場面場面で物凄い密度で描いてるなと唸らされます。
激しく厨二的なアレやコレや節操の無いごった煮的な異色感も、すべては「そこ」に集約されているのだと納得できれば、唐突感のある展開も謎しかないキャラ設定やチョイスも「必要な要素」だと理解できるので、それを踏まえてから最初の「昔の東映作品」というフィルターを通せば、荒唐無稽ながらもハラハラさせられた無国籍な無法地帯の抗争を多く描いていた「それ」と見事に符合するのです。
また、そうした懐古的な世界観踏襲だけではなく、本当の映像作品であれば描くのが難しい現代的な怖い要素もさらっと混ぜ込んでくる上、それの唐突感までが必要な要素に置き換わった時、それをスンナリと混ぜ込んでくる構成力は流石としか言いようがありません。
なかなか楽しみ方が定まらなかった作品でしたが、ようやく面白さがわかってきましたよ。
2018年9月3日に日本でレビュー済み
この巻はソリ&Y氏がメインで大暴れしています。(Y氏とは?、読んでのお楽しみということで伏せておきます。)
忍とトレーネももちろん活躍しています。
忍の、カタギなのにピンチにおけるサバイバル本能というか、根性にあやかりたくなりました。
忍とトレーネももちろん活躍しています。
忍の、カタギなのにピンチにおけるサバイバル本能というか、根性にあやかりたくなりました。
2019年3月10日に日本でレビュー済み
1巻2巻に続いてシリアスな展開の中に薬味のギャグが効いていて楽しませてもらいました。おまけのストーリーも登場人物の背景を保管してくれて、更に楽しめます。