『人形の国』は既刊すべて購読済みですが、買いました。
正規人形のどぎつい色味がわかるのは素晴らしいですね!!
旧KCでは「これ雪(と思しき弐瓶THING)が積もってんのかな?」みたいな感じで、真っ白なページに首を傾げながら読んでいることも多かったので。
お忙しいだろうに、相変わらず弐瓶先生の商法と芸術性の一体となった慧眼には頭が下がります。
雪(っぽいTHING)にもちゃんと陰影ついてるので白ばっかりじゃないですよ。
2巻は新刊6巻の発売に合わせて刊行なのかな?
良い措置ですね!!
さて、本来《紙の本》の人気マンガは本編が終了していなくても、こうやって新装版を刊行していくべきだと思っています。
「『鬼〇の刃』の既刊補充が間に合わな~い」とか言ってる場合じゃないよ。
小説の場合、ハードカバーで刊行されて、人気がそこそこあれば2年ほどで文庫落ちします。
映画化・ドラマ化などメディアミックスが行われる場合、ちょどよいタイミングを見計らって、文庫発売の措置が取られます。
小説のこのハードカバー→文庫の順序も逆のほうが良いように思えるんですが・・・まあそれは置いておいて。
マンガは既刊に重版かけるだけ。
これは本編がまだ連載終了していなかったりするからでしょうかね。
マンガ文庫は連載終了して何年も経ったあとに思い出したように文庫版を刊行して一部のコアなファンが手に取って・・・すぐに書店から消えます。
おそらく「マンガは連載中の既刊分を売り抜く!」という方針なのだと思います。
まあ重版出来!!で大喜びするのも良いんですが。
電子書籍がグングン部数を伸ばしている時代に《紙の本》の役割と価値があまりにも軽視されすぎているように思えます。
たとえば浦沢直樹『20世紀少年』なども、映画化して本編終了して話題も尽き、皆の記憶から薄れかけた数年後に《新装版》が出版されたりしますが・・・これ、何の意味が?
良いじゃないですか。
本編終了してなくても。
人気のある漫画は《豪華版》あるいは《廉価版》とか刊行したら良いじゃないですか。
『〇滅の刃』も重版追っつかないぐらい売れてるんだったら《カラー収録の豪華版》とか発売したら良いのに。連載終了してなくっても。
コンビニ本じゃなくてコレクターズアイテムとしての《紙の本》をもっと作りましょうよ。
ていうかカラー収録してくれよ頼むから。
ほんで初版部数を新人とベテラン、それぞれの平等性を保てるように調節していきましょうよ。
せっかく(?)出版不況なんだから、そういう節約をしていったらどうなんですか。
はい、まあ出版に関して無知な僕の「こうだったら良いな」みたいな愚痴なので、本気で読まなくても良いんですが。
初版で「どうかなー?」と思って買うのを見送ったコレクターの方もいると思うんですよね。
そういう方にしたら、人気が爆発してアニメ化や映画化が決まって帯に「○○万部突破!」とかクソしょーもない惹句が書かれていたり、そもそも帯が付いてなかったり、売り切れだったり、美本がなかったり、転売屋が法外な値段をつけてたり・・・そういった諸々の《紙の本》を扱う上での不具合を是正できるんじゃないかなーと思います。
今の所、こういった《紙の本》の取り扱いで講談社は一歩先んじていますね。
《紙の本》は、流通の過程で《天地》《小口》にナントカ・オフでもないのにグラインダーを(平気で)(中古じゃなくても)かけられていて、しかも定価で売られています。
ビニル包装で美本マンガを守ったりしている姿勢に好感が持てますよね。
今回の《フルカラー版》に至った経緯も、そういう講談社だからこそ踏み切ったものなのでしょうか。
内幕はもちろんわかりませんが、出版各社はもう少し「《紙の本》を(まだ)売ってるんだ」そして「(いつまでも)売っていくんだ!」「これは文化なんだ!」という現実を見つめ直してほしいと思います。

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人形の国(1) (シリウスKC) コミック – 2017/5/9
弐瓶 勉
(著)
この商品はセット買いができます
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遺跡層におおわれた巨大人工天体「アポシムズ」。危険な「自動機械」や「人形病」に侵された者たちが彷徨う極寒の地表で暮らすエオ、ビコ、エスロー達は行軍訓練のさなか、強大なリベドア帝国の兵士に追われる不思議な少女を助ける。少女から託された「コード」と「七つの弾丸」、それは世界の運命を大きく変えるものだった……!! 『BLAME!』『シドニアの騎士』の弐瓶勉が描くダーク・アドベンチャー・ファンタジー開幕!
- 本の長さ180ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/5/9
- 寸法13 x 1.3 x 18.3 cm
- ISBN-104063907066
- ISBN-13978-4063907063
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商品の説明
著者について
弐瓶 勉
1971年生まれ。男性。福島県郡山市出身。代表作に『BLAME!』『バイオメガ』『シドニアの騎士』など。1995年、『BLAME』がアフタヌーン四季賞で谷口ジロー特別賞を受賞。その後高橋ツトム氏のアシスタントを務めた後、『BLAME!』の連載をスタート。『シドニアの騎士』を経て最新作『人形の国』を「月刊少年シリウス」で連載中.。
1971年生まれ。男性。福島県郡山市出身。代表作に『BLAME!』『バイオメガ』『シドニアの騎士』など。1995年、『BLAME』がアフタヌーン四季賞で谷口ジロー特別賞を受賞。その後高橋ツトム氏のアシスタントを務めた後、『BLAME!』の連載をスタート。『シドニアの騎士』を経て最新作『人形の国』を「月刊少年シリウス」で連載中.。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モノクロも場合認知しにくい部分があったがカラーで解消され内容にも集中できる。
2020年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて『人形の国』の作品を知り買った感想なので、既に読まれてる方とは評価が異なる場合があると思います。
良かった点:
●フルカラーなので、世界観がとても分かりやすい。多分、本当の白黒よりは分かりやすいと思いました。
●価格が高いだけあって、印刷の紙は良い紙を使用している印象なので、保存としては最高です。
少し考えた点:
○フルカラー版なので、単行本のお値段が普通のコミック2〜3冊買える価格帯になってる点、私もそうですが、初めて作品を知ろう、読もうとしている方には少しとっかかりにくいです…チャレンジで購入してみましたが。
○フルカラー版ですが、始まりの舞台や衣装が【白色】という設定を知って購入して頂きたいと思いました。個人的にフルカラーじゃない!?と最初思ってしまいました。
"簡単に説明すると、顔、髪、血やビーム以外は白色"多め
みたいなので、フルカラーでフルカラーでないような感覚を覚えます。
色の件で、賛否あると思いますが、色が付いた事で新しい見え方(この施設の色は、こんな
色だったのか、とか登場する人物の服の色など)や新しい発見があると思います。
個人的にフルカラーから入った者なので、今後どのような展開があるのか、フルカラーの良さを味わいつつ続巻を待ちたいと思います。
良かった点:
●フルカラーなので、世界観がとても分かりやすい。多分、本当の白黒よりは分かりやすいと思いました。
●価格が高いだけあって、印刷の紙は良い紙を使用している印象なので、保存としては最高です。
少し考えた点:
○フルカラー版なので、単行本のお値段が普通のコミック2〜3冊買える価格帯になってる点、私もそうですが、初めて作品を知ろう、読もうとしている方には少しとっかかりにくいです…チャレンジで購入してみましたが。
○フルカラー版ですが、始まりの舞台や衣装が【白色】という設定を知って購入して頂きたいと思いました。個人的にフルカラーじゃない!?と最初思ってしまいました。
"簡単に説明すると、顔、髪、血やビーム以外は白色"多め
みたいなので、フルカラーでフルカラーでないような感覚を覚えます。
色の件で、賛否あると思いますが、色が付いた事で新しい見え方(この施設の色は、こんな
色だったのか、とか登場する人物の服の色など)や新しい発見があると思います。
個人的にフルカラーから入った者なので、今後どのような展開があるのか、フルカラーの良さを味わいつつ続巻を待ちたいと思います。
2019年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Great art, quite gory in interesting ways, very akin to BLAME! Very readable for intermediate in Japanese, with well printed furigana and so forth.
Interesting beginning, for a new series, with high grade line art.
Interesting beginning, for a new series, with high grade line art.
2019年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本編のファンなので、高額でしたがファンアイテムということで購入しました。 が、一言でいうと「がっかり」です。 極寒の地なので地表は一面雪景色、地下施設さえも凍りついてという設定なのは十分理解できますが、手ェ抜きすぎじゃね? もう少し、全ページに色塗って欲しかったです。 ( これが俺の作風なんだよぉ:弐瓶 …はぁ )
2020年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品毎に陰影のスタイルを変えて、表現に対して挑戦する跡が伺える。
舞台設定にもよるが、今回はシドニアの時よりもシンプルになっていて少し読みにくい所もあったが、
最初からフルカラー用にモノクロを仕上げていたのでは無いのかというぐらい、
カラーになる事によって見やすくなっている。
フルカラーの塗りに対して疑問を呈している方もいるが、シンプルな塗り故に、唐突に現れる殺戮シーンの赤色が鮮明に映える。逆に美しいくらいだと個人的には感じている。
一枚絵ならもっと塗り込んでも良いが漫画としてならコレぐらいシンプルな塗りで必要十分というか最大限楽しめると思う。
舞台設定にもよるが、今回はシドニアの時よりもシンプルになっていて少し読みにくい所もあったが、
最初からフルカラー用にモノクロを仕上げていたのでは無いのかというぐらい、
カラーになる事によって見やすくなっている。
フルカラーの塗りに対して疑問を呈している方もいるが、シンプルな塗り故に、唐突に現れる殺戮シーンの赤色が鮮明に映える。逆に美しいくらいだと個人的には感じている。
一枚絵ならもっと塗り込んでも良いが漫画としてならコレぐらいシンプルな塗りで必要十分というか最大限楽しめると思う。
2020年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほぼ白じゃん、と思いましたが、カラーになることで分かりやすく魅力的になっております。感動しました。
特にビコがかわいい。
値段が2、3倍になっても全巻これで出して欲しいくらいです。
特にビコがかわいい。
値段が2、3倍になっても全巻これで出して欲しいくらいです。