流石ベテラン作家ですね。
読んでいて安心して読めました。この漫画のキャラクターが世界観に馴染んできたのでしょうか。
巻数を重ねるごとに面白くなってきているような気がします。
一番面白かったのは「漫画と読者の10の約束」です。
「犬との10の約束」のパロディです。一方的な約束なのですが、その切なさがウケました。
他にも「アシスタントを長くやっていると先生の画風に似ててしまう」というよくある説があります。それに対して、逆説的な展開をしているのが面白かったです。なるほど、と思いました。

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かくしごと(4) (KCデラックス) コミック – 2017/6/16
久米田 康治
(著)
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漫画家という仕事がバレないように、育児にいそしむ後藤可久士先生。授業参観や秋のレジャーへお出かけで、小4の娘・姫ちゃんと、忙しくも楽しい毎日だ。そんな後藤家に突然、新しい家族が増えることになりそうで!? まさかまさかの急展開!! 巻末カラー連載「18歳の姫ちゃん編」には、ついにあの先生が登場!?
- 本の長さ152ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2017/6/16
- 寸法12.8 x 1.2 x 18.2 cm
- ISBN-104063932095
- ISBN-13978-4063932096
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商品の説明
著者について
久米田 康治
出身:神奈川県、デビュー:1990年 『行け!! 南国アイスホッケー部』第27回新人コミック大賞(小学館)で入賞。1991年 週刊少年サンデー15号より『行け!! 南国アイスホッケー部』を初連載。受賞歴 :『かってに改蔵』(平成13年度 第25回講談社漫画賞・少年部門ノミネート)・『さよなら絶望先生』(平成19年度 第31回講談社漫画賞・少年部門受賞)、コミックス:『さよなら絶望先生』全30巻、『せっかち伯爵と時間どろぼう』全6巻。『なんくる姉さん』(原作担当/漫画・ヤス)1巻~(以下続刊)
出身:神奈川県、デビュー:1990年 『行け!! 南国アイスホッケー部』第27回新人コミック大賞(小学館)で入賞。1991年 週刊少年サンデー15号より『行け!! 南国アイスホッケー部』を初連載。受賞歴 :『かってに改蔵』(平成13年度 第25回講談社漫画賞・少年部門ノミネート)・『さよなら絶望先生』(平成19年度 第31回講談社漫画賞・少年部門受賞)、コミックス:『さよなら絶望先生』全30巻、『せっかち伯爵と時間どろぼう』全6巻。『なんくる姉さん』(原作担当/漫画・ヤス)1巻~(以下続刊)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までの久米田先生作品に比べてマイルドで読みやすいです。
「かってに改蔵」や「さよなら絶望先生」は毒の強めな主人公が狂言回しを兼ねることの多い作風でしたが、今回は娘の姫ちゃんの何気ない一言で右往左往するお父さんが主人公です。
過去、週間連載で一話完結のスタイルを10年以上継続している久米田先生の構成力もすごいんですが、過去作品に多くあった狂人オチを封印してるのも読みやすい要因なのかなと思います。後藤先生が暴走しても姫ちゃんがちゃんと答え合わせをしてくれるから話が丸く収まってほっとするんですよね。
あと親子なんだけど必要以上に後藤先生が姫ちゃんに深入りできないのも話を面白くしていると思います。「娘の理想のお父さん」になりたい思いが「かくしごと」になった結果、姫ちゃんに対しての距離感が絶妙です。姫ちゃんも実はいろいろなことを考えないようにしてる、問題と直面するのを故意的に避けてるのではといったことに作中の人物が言及してたりと今後どう芽吹くかわからない種をポイント毎に蒔いてるのもおもしろいです。(カラーページの姫ちゃんが考えるようになった姫ちゃんの結果だと思いますがどうでしょうね)
「かってに改蔵」や「さよなら絶望先生」は毒の強めな主人公が狂言回しを兼ねることの多い作風でしたが、今回は娘の姫ちゃんの何気ない一言で右往左往するお父さんが主人公です。
過去、週間連載で一話完結のスタイルを10年以上継続している久米田先生の構成力もすごいんですが、過去作品に多くあった狂人オチを封印してるのも読みやすい要因なのかなと思います。後藤先生が暴走しても姫ちゃんがちゃんと答え合わせをしてくれるから話が丸く収まってほっとするんですよね。
あと親子なんだけど必要以上に後藤先生が姫ちゃんに深入りできないのも話を面白くしていると思います。「娘の理想のお父さん」になりたい思いが「かくしごと」になった結果、姫ちゃんに対しての距離感が絶妙です。姫ちゃんも実はいろいろなことを考えないようにしてる、問題と直面するのを故意的に避けてるのではといったことに作中の人物が言及してたりと今後どう芽吹くかわからない種をポイント毎に蒔いてるのもおもしろいです。(カラーページの姫ちゃんが考えるようになった姫ちゃんの結果だと思いますがどうでしょうね)
2017年6月19日に日本でレビュー済み
氏の作品は「かってに改蔵」、「さよなら絶望先生」の2作品を読んでいました。当時は鋭い視点で切り込まれるテーマや活力のあるキャラクターに魅せられる一方で、時事ネタの多様や一部キャラのかわいそうとも思えるくらいのいじりが苦手でした。
しかし今作では、そのような今まで気になっていた点が無くなり、かつ鋭い視点は相変わらずとなっています。氏自身の職業である漫画家に関するお話だからなのでしょうか、キャラクター1人1人のセリフをとってみても説得力があり、かつそのキャラクターの価値観をしっかりと描いていて、いわゆる生きたキャラクターが動いている心地がします。
なにより特筆すべきなのはギャグの中に作者自身の内省が垣間見られて、それが読者に対するエールへと繋がっているように思える点なのです。4巻中にある作者のコラムを読むと分かるのですが、氏は今までの漫画家人生の中でも業界全体への貢献や、自分自身への評価など、様々なことに対して悩み、そしてうまくいかなかったことへのエピソードを取り上げています。こうした自省に親子という作品のテーマが加わることで、漫画業界に限らない、様々な人(=読者)を見守るような味わいになっていると思うのです。
「一人前になりきれなかった大人」「大人になりきれなかった大人」、そんな内省を抱えつつも元気でやっていこうする人にオススメの作品です。
しかし今作では、そのような今まで気になっていた点が無くなり、かつ鋭い視点は相変わらずとなっています。氏自身の職業である漫画家に関するお話だからなのでしょうか、キャラクター1人1人のセリフをとってみても説得力があり、かつそのキャラクターの価値観をしっかりと描いていて、いわゆる生きたキャラクターが動いている心地がします。
なにより特筆すべきなのはギャグの中に作者自身の内省が垣間見られて、それが読者に対するエールへと繋がっているように思える点なのです。4巻中にある作者のコラムを読むと分かるのですが、氏は今までの漫画家人生の中でも業界全体への貢献や、自分自身への評価など、様々なことに対して悩み、そしてうまくいかなかったことへのエピソードを取り上げています。こうした自省に親子という作品のテーマが加わることで、漫画業界に限らない、様々な人(=読者)を見守るような味わいになっていると思うのです。
「一人前になりきれなかった大人」「大人になりきれなかった大人」、そんな内省を抱えつつも元気でやっていこうする人にオススメの作品です。
2017年6月16日に日本でレビュー済み
相変わらず漫画家ネタが炸裂しまくり、文章もキレッキレです。
前巻から少しずつ伏線めいた描写が出てきていましたが、
この巻ではいよいよ巻頭/巻末のカラーページに繋がりそうな描写が出てきました。
随分展開速い気もしますが、作者コメントによると
完結まで少なくとも4年以上かかる計算のようなので、この先もまだまだ楽しめそうです。
前巻から少しずつ伏線めいた描写が出てきていましたが、
この巻ではいよいよ巻頭/巻末のカラーページに繋がりそうな描写が出てきました。
随分展開速い気もしますが、作者コメントによると
完結まで少なくとも4年以上かかる計算のようなので、この先もまだまだ楽しめそうです。
2017年6月30日に日本でレビュー済み
改蔵の頃くらいから久米田センセーは足の裏か足指フェチなのではないかと勝手に思っていたのですが(靴底の書き込みとかも)、『かくしごと』では足も手も眉毛も仕草も、もういろんなディティールから漏れる表情がかわいい。姫ちゃんのキュートでピュアなところが、絵として炸裂しています。線は一見ドライなのだけどすごい。セリフや構成が好きなのはいうまでもないです。ほんと毎月楽しみです。
2017年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
急展開はないが少しずつストーリーが進んでおり次巻も楽しみです。
この巻はギャグとか漫画家ネタよりも、少しほっこりする良い話だったなという印象を受けました。
個人的には星5でもいい位なんですが、昔からサンデーとか色々と読んでない人にはピンと来ないパロディがあって、100%楽しめないかなということで星4です。まぁこの本を手に取る人はある程度年いってそうですが。
これまでの巻でもあったけど所々に話題になってる事件とかのワードが書かれており、数年後に読んでも思い出して楽しめそうです。
この巻はギャグとか漫画家ネタよりも、少しほっこりする良い話だったなという印象を受けました。
個人的には星5でもいい位なんですが、昔からサンデーとか色々と読んでない人にはピンと来ないパロディがあって、100%楽しめないかなということで星4です。まぁこの本を手に取る人はある程度年いってそうですが。
これまでの巻でもあったけど所々に話題になってる事件とかのワードが書かれており、数年後に読んでも思い出して楽しめそうです。
2018年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画家パパと娘(姫ちゃん)の2人暮らし、ネタと癒しのバランスの良さが心地よい漫画です。他人に言いやすい・言いにくいジャンル、アシスタントは先生に似ちゃうのか(とその前のすれ違い)ネタ等面白く、姫ちゃんの純粋さ・天然さに癒されます。巻頭巻末の7年後のお話も続きが気になります。