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改訂新版 新書アフリカ史 (講談社現代新書) 新書 – 2018/11/14
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【アフリカ入門書の決定版が20年の月日を経て大改訂!】人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書。変化の激しいアフリカ現代史を新たに書き加え、従来の記述も新しい知見や主張に基づいて内容を大幅に見直した改訂新版。
【アフリカ入門書の決定版が20年の月日を経て大改訂!】
人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書。
変化の激しいアフリカ現代史を新たに書き加え、従来の記述も新しい知見や主張に基づいて内容を大幅に見直した改訂新版。
【アフリカ入門書の決定版が20年の月日を経て大改訂!】
人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書。
変化の激しいアフリカ現代史を新たに書き加え、従来の記述も新しい知見や主張に基づいて内容を大幅に見直した改訂新版。
- 本の長さ784ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/11/14
- 寸法10.9 x 3.5 x 17.3 cm
- ISBN-104065139481
- ISBN-13978-4065139486
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商品の説明
著者について
宮本 正興
1941年生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、中部大学・大阪外国語大学名誉教授。専攻はアフリカ地域研究(言語・文学・歴史)。著書に『文化の解放と対話――アフリカ地域研究への言語文化論的アプローチ』、『スワヒリ文学の風土――東アフリカ海岸地方の言語文化誌』、『評伝グギ・ワ・ジオンゴ=修羅の作家――現代アフリカ文学の道標』(以上、第三書館)などがある。
松田 素二
1955年生まれ。京都大学文学部卒業、ナイロビ大学大学院修士課程を経て、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、京都大学大学院文学研究科教授。専攻は社会人間学、アフリカ地域研究。著書に『抵抗する都市』(岩波書店)、Urbanisation from Below(Kyoto University Press)、『呪医の末裔』(講談社)、African Virtues in the Pursuit of Conviviality(共編著/LANGAA)などがある。
1941年生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、中部大学・大阪外国語大学名誉教授。専攻はアフリカ地域研究(言語・文学・歴史)。著書に『文化の解放と対話――アフリカ地域研究への言語文化論的アプローチ』、『スワヒリ文学の風土――東アフリカ海岸地方の言語文化誌』、『評伝グギ・ワ・ジオンゴ=修羅の作家――現代アフリカ文学の道標』(以上、第三書館)などがある。
松田 素二
1955年生まれ。京都大学文学部卒業、ナイロビ大学大学院修士課程を経て、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、京都大学大学院文学研究科教授。専攻は社会人間学、アフリカ地域研究。著書に『抵抗する都市』(岩波書店)、Urbanisation from Below(Kyoto University Press)、『呪医の末裔』(講談社)、African Virtues in the Pursuit of Conviviality(共編著/LANGAA)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2018/11/14)
- 発売日 : 2018/11/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 784ページ
- ISBN-10 : 4065139481
- ISBN-13 : 978-4065139486
- 寸法 : 10.9 x 3.5 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 224,216位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 64位その他の地域の世界史の本
- - 904位講談社現代新書
- - 1,341位その他の歴史関連書籍
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アフリカの歴史というと、アフリカ各国で使われている歴史教科書を見ても、植民地時代から独立以降の話がほとんどで植民地時代以前の話はあまり扱われていないことがおおい。その点、本書は植民地時代以前のアフリカの歴史を体系的に学べるようになっているところが最大の特徴である。読み込むことで、現代のアフリカが抱える困難や希望についても、過去の出来事との関わりから理解することが可能になる。
2023年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
暗黒大陸という言葉はアフリカに現地で書かれた文書や史料が極端に乏しいことからつけられた誹謗だ。それを言い伝えは考古学の成果で補うことで埋もれた歴史を掘り起こそうというのが本書の目的だ。壮大な意図に基づくアプローチだが、実際のところはまだまだ成功しているとはいい難い。
一つ新鮮なのはアフリカをひとかたまりに扱うのではなく、大河の流域ごとに区切った点だ。ユーラシアも欧州、中央アジア、インド、中国などそれぞれ大河ごとに文化や文明がある。その間を草原をかける遊牧民族が行き交うことで相互の交流があった。アフリカはユーラシアに次ぐ大きさの大陸なのだから、その大河の流域ごとの距離は文明や文化を区切るのにふさわしい。その意味ではアフリカ史の見方を変えたと言えるだろう。
しかしそうは言っても人類の祖先を化石から追うのは今も昔も変わらないアプローチだし、情報が豊富なナイル川流域は当然のことながらエジプトと交流のあったヌビアの諸国が主になる。同じく情報が豊富なのはイスラムの伝播による社会の変化の記録であり、国家の興亡だ。インド洋沿岸はインドと東南アジアの影響が強い。特にバナナの伝来はアフリカの農業に余剰と交易をもたらした。ただ、それらは伝播して一時的に社会を変えるが不思議なことにやがて生産は下り坂になり同時に国家も消滅する。それは金がきっかけのこともあるし奴隷ということもある。どれも資源が枯渇すると社会も元の部族社会などに戻ってしまう。
アフリカの謎はここに尽きる。社会を支える産物が現れると急速に組織化し、なくなると分解する。未だに貧困が続くがその一方で繁栄する都市も現れる。ただこの景色はかつても同じように存在し、恐らく今あるアフリカの新興諸国や諸都市も資金や油田などの枯渇とともに消え去る未来が幻視できる。
もともと、アフリカには最小限の社会組織で一応の生活が確保できる自然条件がある。それが続く限り国家も都市も一時的な物でしかない。アフリカの貧困は継続的に国家や都市が成長繁栄する社会から見てものであり、彼らにとっては日本や欧米の方が例外なのだろう。
ただ、人口の急速な増加は今後、アフリカに国家や都市の継続的な運用を強いることになるだろう。その時、資金や資源が底を突いたアフリカがどのような選択をするのか興味深いものがある。
一つ新鮮なのはアフリカをひとかたまりに扱うのではなく、大河の流域ごとに区切った点だ。ユーラシアも欧州、中央アジア、インド、中国などそれぞれ大河ごとに文化や文明がある。その間を草原をかける遊牧民族が行き交うことで相互の交流があった。アフリカはユーラシアに次ぐ大きさの大陸なのだから、その大河の流域ごとの距離は文明や文化を区切るのにふさわしい。その意味ではアフリカ史の見方を変えたと言えるだろう。
しかしそうは言っても人類の祖先を化石から追うのは今も昔も変わらないアプローチだし、情報が豊富なナイル川流域は当然のことながらエジプトと交流のあったヌビアの諸国が主になる。同じく情報が豊富なのはイスラムの伝播による社会の変化の記録であり、国家の興亡だ。インド洋沿岸はインドと東南アジアの影響が強い。特にバナナの伝来はアフリカの農業に余剰と交易をもたらした。ただ、それらは伝播して一時的に社会を変えるが不思議なことにやがて生産は下り坂になり同時に国家も消滅する。それは金がきっかけのこともあるし奴隷ということもある。どれも資源が枯渇すると社会も元の部族社会などに戻ってしまう。
アフリカの謎はここに尽きる。社会を支える産物が現れると急速に組織化し、なくなると分解する。未だに貧困が続くがその一方で繁栄する都市も現れる。ただこの景色はかつても同じように存在し、恐らく今あるアフリカの新興諸国や諸都市も資金や油田などの枯渇とともに消え去る未来が幻視できる。
もともと、アフリカには最小限の社会組織で一応の生活が確保できる自然条件がある。それが続く限り国家も都市も一時的な物でしかない。アフリカの貧困は継続的に国家や都市が成長繁栄する社会から見てものであり、彼らにとっては日本や欧米の方が例外なのだろう。
ただ、人口の急速な増加は今後、アフリカに国家や都市の継続的な運用を強いることになるだろう。その時、資金や資源が底を突いたアフリカがどのような選択をするのか興味深いものがある。
2020年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全ての歴史を網羅しているアフリカ史は少なく、本書は評価できる。また改定もしており、大半が古い統計を使用しているところ、本書は統計数字も改訂している
2021年10月3日に日本でレビュー済み
アフリカ通史を学ぶには最高の本である。批判的なコメントもあるようだが、あらゆる読者の指摘を全て網羅出来るような本などは存在するはずがない。それに近づけるだけでも一冊にまとめるなら数千ページの本になってしまうし、そんな本など余程の専門家かオタクでなければ買いもしなければ読みもしない。従って新書で出すことなど絶対にあり得ないのであるから始めからそんな内容を期待することすら間違っている。この本にはそういった新書に対しありえない期待値を勝手に求める人達を除く読者には大変貴重な情報が満載されており、今までアフリカに関する知識が殆どない方々にとっては傑出した入門書である。思想の偏り云々はあくまでも相対的な評価であり(批判している人達自身の視点や考察は果たして偏っていないとでも言い切れるのだろうか?)、この本をきっかっけに今後様々な書籍を読み進めて行くことによって自分なりの見解を築き上げて行けば良いのである。それが本の持つ本来の役割であり、どんな本であれそこに書かれてある内容を盲信することほど愚かな行為はなく、読みながら自分で疑問も持ち、色々調べて答えを探すなり考えながら消化するということが大切なのではないか?
2021年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第十三章までは大変にダイナミックな歴史を綴ったものと感じて読んでいたが、第十四章に至って政党名・政治団体名・政治機関紙名・地理がよく知らない国の羅列が多くなって読みにくくなった。正確に正確にという想いはわかるが、名称が連続する場合はある程度代表的なものに絞って細部は注釈へまとめても良いのでは無いだろうか。
第十五章以降はまだこれから読みます。
第十五章以降はまだこれから読みます。
2019年3月9日に日本でレビュー済み
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前半は楽しめました。
後半は歴史というか著者の主張も入り混じってなんかなって感じ。
それが面白ければ良いんですが、なんというか愚痴っぽいのかな。
歴史娯楽としてはイマイチ。
後半は歴史というか著者の主張も入り混じってなんかなって感じ。
それが面白ければ良いんですが、なんというか愚痴っぽいのかな。
歴史娯楽としてはイマイチ。
2019年2月5日に日本でレビュー済み
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次の点で、この著書に不満です。
・経済的なな記述について、根拠となるデータが提示されていない。
・西欧が資源を求めてフリカを蚕食している様の記述が、抽象的なため読者には実態が分からない。
・ナセル大統領とカダフィ大佐に、全く触れていない。政治的に影響の大きかったこの人たちを無視するのであれば、その理由を述べるべきである。
・経済的なな記述について、根拠となるデータが提示されていない。
・西欧が資源を求めてフリカを蚕食している様の記述が、抽象的なため読者には実態が分からない。
・ナセル大統領とカダフィ大佐に、全く触れていない。政治的に影響の大きかったこの人たちを無視するのであれば、その理由を述べるべきである。
2019年5月23日に日本でレビュー済み
本書は最初から最後までエキサイティングな歴史書だった(まぁ最後のV部VI部に入ると、バタバタした論述やら筆力に欠ける論者もいて、少々物足りなかったが、、一頁一頁、考え込みながら読了した。)
本書の「はじめに」(松田氏?)によれば、西洋人の目からすると、ブラック・アフリカには文献史料がないので、「歴史がない」となるのだそうだ。呆れた(しかし大いにあり得る)話だ。思い出すと、評者の若い頃は、独立直後でエキサイティングな情勢で、誰が何がどうなるやら?皆目見当がつかない時代だった。だから、学校の教科書なんぞにマトメなんかある訳がない。
世界史、と言えば、中国、ヨーロッパ、東アジア、中央アジア、南西アジア、南北アメリカ、、などをあっち来たりこっち来たり、した挙句、頭はこんがらがっちまって、つまんない大学入試科目に堕したのだった。
そんな教科書を思い出すと、アフリカ史などまともな扱いじゃなかった。ここでもアフリカ史は無きが如し、だった。 のである。
でも、考えてみるが良い。彼ら西洋人が尊ぶヨーロッパの歴史など、あの神話だか歴史物だか分からないホメロスの叙事詩に始まっているのではないのか?シュリーマンがトロイアの考古学に取りかかろうした時、「あれは神話だ。町がある訳がない」と冷笑した輩こそ、彼ら西洋人「歴史家」ではなかったのか?後々しろうと考古学者がトロイアの町を掘り当てた途端に、歴史が始まったとでも言うのだろうか?
ともかく西洋人の歴史観によるアフリカ史ほどいい加減なものはないし、また彼らに便乗してアフリカ史などハンニバルやアウグスティヌス止まりの日本人も大したことはなかろうと思う。
評者の予感だと、22世紀はアフリカの時代となっているはずである。しかも、西洋的な近代システムとは全く縁のない、新しい時代(私ごときには想像もつかないが)がやって来ていることだろう。西洋近代の追っかけにあくせくしている中国なども、その頃には見る影もないに違いない。日本は?もちろん、多言を要すまい。
「ヨーロッパ的近代」に閉塞しきっているはずの現代人なのに、携帯・スマホなんかに振り回される毎日にドップリ浸かって、出生率のみならず、頭の回転具合からして、絶滅危惧種はマチガイナイ!こんなのはほって行こう!
近代的システムでは律することなど無理な話だったアフリカこそ、しゃらくさい近代人、更にその似非の想像をはるかに超える新時代を切り開いてくれるのではないかと秘かに期待している。
プールの古典SF『猿の惑星』は、流行当時日本人揶揄だなんだかんだと喧しかったが、もっと先の先、ヨーロッパ近代をぶっち切っている(に違いない)アフリカの時代の予感を抉り描写した作品ではなかったのか💦
本書の「はじめに」(松田氏?)によれば、西洋人の目からすると、ブラック・アフリカには文献史料がないので、「歴史がない」となるのだそうだ。呆れた(しかし大いにあり得る)話だ。思い出すと、評者の若い頃は、独立直後でエキサイティングな情勢で、誰が何がどうなるやら?皆目見当がつかない時代だった。だから、学校の教科書なんぞにマトメなんかある訳がない。
世界史、と言えば、中国、ヨーロッパ、東アジア、中央アジア、南西アジア、南北アメリカ、、などをあっち来たりこっち来たり、した挙句、頭はこんがらがっちまって、つまんない大学入試科目に堕したのだった。
そんな教科書を思い出すと、アフリカ史などまともな扱いじゃなかった。ここでもアフリカ史は無きが如し、だった。 のである。
でも、考えてみるが良い。彼ら西洋人が尊ぶヨーロッパの歴史など、あの神話だか歴史物だか分からないホメロスの叙事詩に始まっているのではないのか?シュリーマンがトロイアの考古学に取りかかろうした時、「あれは神話だ。町がある訳がない」と冷笑した輩こそ、彼ら西洋人「歴史家」ではなかったのか?後々しろうと考古学者がトロイアの町を掘り当てた途端に、歴史が始まったとでも言うのだろうか?
ともかく西洋人の歴史観によるアフリカ史ほどいい加減なものはないし、また彼らに便乗してアフリカ史などハンニバルやアウグスティヌス止まりの日本人も大したことはなかろうと思う。
評者の予感だと、22世紀はアフリカの時代となっているはずである。しかも、西洋的な近代システムとは全く縁のない、新しい時代(私ごときには想像もつかないが)がやって来ていることだろう。西洋近代の追っかけにあくせくしている中国なども、その頃には見る影もないに違いない。日本は?もちろん、多言を要すまい。
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プールの古典SF『猿の惑星』は、流行当時日本人揶揄だなんだかんだと喧しかったが、もっと先の先、ヨーロッパ近代をぶっち切っている(に違いない)アフリカの時代の予感を抉り描写した作品ではなかったのか💦