発達障害に限らず、片付けに悩んでいる人にオススメです。
イラストや漫画が多くて読みやすかった点、あとがきの作者のメッセージに心がこもっていると感じたので星4つ。
減点要素は、作者が関係者に感謝を述べるのに最後の大事なページを割いている点です。
和書、洋書問わず多くの本はこのようにしていますが、本を買った読者には関係のないことです。
感謝は著者のプライベートで行っていただきたいなぁと思います。
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発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本 アスペルガー、ADHD、LD……片づけが苦手でもうまくいく! (健康ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) – 2018/12/14
村上 由美
(著)
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片づけるために必要なステップは、(1)場所を決める (2)量を決める (3)入れ方を決める の3つだけ! 片づけが苦手な発達障害の人も、「片づけスキル」を伸ばすことで、生活するのがグンと楽になります。「片づけは修行だ」と思っている人、「どこから手をつければいいのかわからない」という人のために、発達障害の当事者である著者が、挫折しない「片づけのしくみ」を公開!
★こんな人には、「片づけスキル」が必要です!
・バッグの中がごちゃごちゃである
・家の中で小物をよくなくす
・外出に必要なものがすぐに出てこなくて困ったことがある
・ゴミの捨て方がわからずにため込んだことがある
・日用品のストックが家にあることを忘れて買ってしまう
★「片づけスキル」は生活を助けてくれます!
アスペルガー症候群、ADHD、LDといった発達障害の人は、片づけが苦手だと言われます。
片づける必要性を感じていない人も多いようです。
そんな発達障害の人にとって、片づけは修行(苦行)かもしれませんが、
「片づけをしやすいしくみ」を作ってしまえば、毎日の生活がグンと快適になります。
【片づけで得られる7つのメリット】
1.ストレスから解放される
2.スムーズに行動できる
3.不用品を処分しやすい
4.ものを大事に使うようになる
5.無駄遣いが減る
6.人を気兼ねなく呼べる
7.人に用事を頼みやすくなる
★片づけに必要なステップは3つだけ!
片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、
現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。
本書には、アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった
挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまっています。
片づけに必要なのは
(1)場所を決める (2)量を決める (3)入れ方を決める
の3つだけなのです。
《本書の内容》
はじめに ~アスペルガーの私だから片づけを追求できた
プロローグ 片づけに必要なステップは3つだけ!
第1章 プレレッスン まず、バッグの中を整理してみよう
第2章 ものの「場所」を決める
第3章 ものの「量」を決める
第4章 ものの「入れ方」を決める
おわりに
カバーイラスト/漫画 花津ハナヨ
★こんな人には、「片づけスキル」が必要です!
・バッグの中がごちゃごちゃである
・家の中で小物をよくなくす
・外出に必要なものがすぐに出てこなくて困ったことがある
・ゴミの捨て方がわからずにため込んだことがある
・日用品のストックが家にあることを忘れて買ってしまう
★「片づけスキル」は生活を助けてくれます!
アスペルガー症候群、ADHD、LDといった発達障害の人は、片づけが苦手だと言われます。
片づける必要性を感じていない人も多いようです。
そんな発達障害の人にとって、片づけは修行(苦行)かもしれませんが、
「片づけをしやすいしくみ」を作ってしまえば、毎日の生活がグンと快適になります。
【片づけで得られる7つのメリット】
1.ストレスから解放される
2.スムーズに行動できる
3.不用品を処分しやすい
4.ものを大事に使うようになる
5.無駄遣いが減る
6.人を気兼ねなく呼べる
7.人に用事を頼みやすくなる
★片づけに必要なステップは3つだけ!
片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、
現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。
本書には、アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった
挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまっています。
片づけに必要なのは
(1)場所を決める (2)量を決める (3)入れ方を決める
の3つだけなのです。
《本書の内容》
はじめに ~アスペルガーの私だから片づけを追求できた
プロローグ 片づけに必要なステップは3つだけ!
第1章 プレレッスン まず、バッグの中を整理してみよう
第2章 ものの「場所」を決める
第3章 ものの「量」を決める
第4章 ものの「入れ方」を決める
おわりに
カバーイラスト/漫画 花津ハナヨ
- 本の長さ170ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/12/14
- 寸法15 x 1.4 x 21.1 cm
- ISBN-104065140315
- ISBN-13978-4065140314
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商品の説明
著者について
村上 由美
言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。
著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。
言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。
著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2018/12/14)
- 発売日 : 2018/12/14
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 170ページ
- ISBN-10 : 4065140315
- ISBN-13 : 978-4065140314
- 寸法 : 15 x 1.4 x 21.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 396,608位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,930位臨床医学一般 (本)
- - 2,996位臨床内科 (本)
- - 49,296位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月1日に日本でレビュー済み
発達障害も色々だと思いますが、この本が助けになるかどうかはやはり本人次第だと思います。自ら変わりたい、整理整頓ができるようになりたい!気持ちよく暮らしたい!といった意志が本人にある場合は、本書は大きな勇気づけ・動機づけ・そして実用的な助けになるでしょう。
身内の二人に発達障害傾向がありますが、元はどちらも整理整頓は全く苦手でした。
しかし一方は早めの療育が功を奏したか、思春期以降(気を抜くとすぐ散らかしてしまうものの)日々自分を律して改め、思い立つと徹底的に整理整頓をする人間に成長しました。彼にとっては本書はとても実用的で役立つ内容だそうです。
もう一人は本人や周囲に自覚も問題意識もないまま成人しているため、本書にあるような「好きなものでも、量の限界は必ず守る」等のルールを作ることを長年繰り返し提案してきましたが、全て有耶無耶にされて今に至ります。本書についても、入手して最初に見せたときこそ興味を示したものの、それから2ヶ月近く経っても未だにのらりくらりとして改めて手にとって読もうとはしません。
つまり、本書は発達障害傾向のある人がその特質を自ら克服しようとする場合は、それを達成することで具体的にどのようなメリットが得られるかという動機づけに始まり、実用的なヒントに富む内容でよいガイド本となりますが、何事もそうであるように、本人に変わろうという意志がまるでない場合、残念ながら馬の耳に念仏と思われます。
なお「片付いた状態」を達成・維持することは時に定型発達の人間にも難しいことですが、本書のプロローグにある「片付けで得られる7つのメリット」のシンプルな提示は、障害の有無に関わらず、断捨離や生活の快適化を望む全ての人にとって、そのモチベーションを維持する大きな助けになると思います。
身内の二人に発達障害傾向がありますが、元はどちらも整理整頓は全く苦手でした。
しかし一方は早めの療育が功を奏したか、思春期以降(気を抜くとすぐ散らかしてしまうものの)日々自分を律して改め、思い立つと徹底的に整理整頓をする人間に成長しました。彼にとっては本書はとても実用的で役立つ内容だそうです。
もう一人は本人や周囲に自覚も問題意識もないまま成人しているため、本書にあるような「好きなものでも、量の限界は必ず守る」等のルールを作ることを長年繰り返し提案してきましたが、全て有耶無耶にされて今に至ります。本書についても、入手して最初に見せたときこそ興味を示したものの、それから2ヶ月近く経っても未だにのらりくらりとして改めて手にとって読もうとはしません。
つまり、本書は発達障害傾向のある人がその特質を自ら克服しようとする場合は、それを達成することで具体的にどのようなメリットが得られるかという動機づけに始まり、実用的なヒントに富む内容でよいガイド本となりますが、何事もそうであるように、本人に変わろうという意志がまるでない場合、残念ながら馬の耳に念仏と思われます。
なお「片付いた状態」を達成・維持することは時に定型発達の人間にも難しいことですが、本書のプロローグにある「片付けで得られる7つのメリット」のシンプルな提示は、障害の有無に関わらず、断捨離や生活の快適化を望む全ての人にとって、そのモチベーションを維持する大きな助けになると思います。
2019年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
題名が「発達障害」と十把一絡げにされてますが、それは余りにも雑すぎるように思います。
筆者はASDの方で、やると決めたことはとことん突き詰めてやるタイプです。書かれている方法は、書き出すとか、記録を取るとか、ワードローブのカタログを作るとか、決めたことは崩さずやり通すとかで、ASDの筆者には向いているのかもしれませんが、ADHD優位な人には到底できっこない事ばかりです。両者の特徴は犬と猫ほどに全く違うんですよ、と申し上げたい。
本のタイトルをつけるとき「ASDの」とすべきところを「発達障害の」としてしまったのでしょう。出版社側とすれば発行部数を稼ぐことを考慮して対象範囲を拡大したいでしょうし、そのような場合筆者の意向は通らないことが多いですので強く責めることはできません。
本書には
(1)一般的な片付け法
(2)発達障害向けの内容
の両方が含まれています。
(1)についてはごく一般的な内容で、本書の真価は(2)にあります。ところがその(2)がADHDには到底できないことオンパレードなのです。そんな事ができるぐらいならこんなに苦労してません。
ちなみに(1)の内容はよくまとまり理にかなっていますので、ためになるでしょう。ただし他の片付け本とさしたる違いはありません。
ADHD的な要素の強い方は購入される際その点にご注意ください。
筆者はASDの方で、やると決めたことはとことん突き詰めてやるタイプです。書かれている方法は、書き出すとか、記録を取るとか、ワードローブのカタログを作るとか、決めたことは崩さずやり通すとかで、ASDの筆者には向いているのかもしれませんが、ADHD優位な人には到底できっこない事ばかりです。両者の特徴は犬と猫ほどに全く違うんですよ、と申し上げたい。
本のタイトルをつけるとき「ASDの」とすべきところを「発達障害の」としてしまったのでしょう。出版社側とすれば発行部数を稼ぐことを考慮して対象範囲を拡大したいでしょうし、そのような場合筆者の意向は通らないことが多いですので強く責めることはできません。
本書には
(1)一般的な片付け法
(2)発達障害向けの内容
の両方が含まれています。
(1)についてはごく一般的な内容で、本書の真価は(2)にあります。ところがその(2)がADHDには到底できないことオンパレードなのです。そんな事ができるぐらいならこんなに苦労してません。
ちなみに(1)の内容はよくまとまり理にかなっていますので、ためになるでしょう。ただし他の片付け本とさしたる違いはありません。
ADHD的な要素の強い方は購入される際その点にご注意ください。
2021年3月29日に日本でレビュー済み
失くし物しょっちゅうで、片づけ下手な息子の参考になればと購入しましたが、絶対実行不可能な提案ばかりでした...
普通の片づけスキルがある私でも、筆者の言っていることを実行するにはかなりの本腰を入れて重い腰を上げないと無理そうです
普通の片づけスキルがある私でも、筆者の言っていることを実行するにはかなりの本腰を入れて重い腰を上げないと無理そうです
2018年12月19日に日本でレビュー済み
自分がまず、どのように片付けを位置づけているか。自分は今、どこにいるのか。
そこから考え始めるというスタンスがよかった。理想やイメージでは進めない、そんな人に理詰めでくる、著者の姿勢がピッタリはまります。
そこから考え始めるというスタンスがよかった。理想やイメージでは進めない、そんな人に理詰めでくる、著者の姿勢がピッタリはまります。
2019年5月23日に日本でレビュー済み
まさに片付けが苦手な人間としてレビュー。
発達障害の当事者で片付けが大の苦手だった、という筆者が習得した片付けスキルを余すことなく教えてくれる。
文章は簡潔で理解しやすく、さらにイラストが具体的なイメージを持たせてくれる。
2時間で読み終えた直後には、財布と鞄の整理を始める気になった。
散らかった部屋と机をみちがえらせようと思う。
発達障害の当事者で片付けが大の苦手だった、という筆者が習得した片付けスキルを余すことなく教えてくれる。
文章は簡潔で理解しやすく、さらにイラストが具体的なイメージを持たせてくれる。
2時間で読み終えた直後には、財布と鞄の整理を始める気になった。
散らかった部屋と机をみちがえらせようと思う。
2019年5月20日に日本でレビュー済み
本書が特別に発達障害向けであるかというと???です。発達当事者(ASD)が自分の体験をベースにして書いた本ゆえの限界と不備が多々あるのを感じます。
しかし読み手は、この本は定型の医者や科学者や学者たちが、複数名で書いた本ではない、アスペルガー(ASD)と診断されている当事者が書いた本であることをよく理解する必要はあると思います。
本書の不備や限界について指摘するのは当然としても、あまりに感情的に激しく指弾するのは、少々やりすぎという気がします。すくなくとも本書は悪意や不正や差別意識ありきの内容ではないし、タイトルと内容のズレも「ASDあるある」「天然」「特性ゆえの限界」という印象が強く、「わざと人をだました(タイトルで多くの人の気を引いて、不良品をつかませる詐欺商法をしようとした)」わけではまったくないと思います。
そのことを踏まえてフラットに指摘したいのですが、この本のタイトルと内容にはズレがあります。
ASDの人が自分の障害特性に引っ張られながら書いていることは一目瞭然の内容。
ADHD系の問題を抱えている人は、この本は自分の悩みに答えてくれている本ではない。と強く感じるでしょう。
またASDの人でも、この本はASDの中でも特にアスペルガー傾向がある人が書いた本なので、アスペルガー寄りではないASDの人にとっても「無理」「ヤダ」と感じる助言がおそらくあります(補足:ASD、自閉症スペクトラム障害とは、旧来の古典的自閉症とアスペルガー症候群をひとつのスペクトラムとみなす概念なので、ひとくちにASDといっても、実際の性質にはけっこう個人差があります)。
また、これは結構致命的な手落ちですが、この本では発達障碍者に顕著に出やすい感覚過敏症や動作性の問題はほぼ完全に無視して書いてあります。
ディスクレシアや算数障害などの各種の併発症候群もあまり考えに入れていません。
発達障碍者には一生を通じて変更されない特定の「こだわり」があるケースも多いですが、「こだわり」と整理整頓のかち合い現象への言及もないです。
過敏症やこだわりが普通の暮らしを阻むのは多動系か静止系かにかかわらず、共通の悩みにもなっています。
だからその観点が本書にないのは残念でした。
ちなみに私自身はASD(アスペルガー寄りの人)で基本的な整理整頓は好きで、職場では定型発達者の人々から、あなたは整理整頓が上手だなあと褒められることもしばしばあります。
しかし私にはハイパーレクシアの傾向もあるので、文字情報が視界にあるとそれがどういう情報であろうが「釘付け」されてしまいやすく、そこからなかなか離れられなくなる場合があります。
そういう少しのことで、大幅に時間をロスしたり脳や目を疲れさせ、じわじわパフォーマンスを低下させたり意欲を削いでいったりして、ハッと気がつくと部屋中すさんでいる…ということが、しばしばある。
この場合本人に整理整頓の意欲やスキル自体は一定以上あるので、そこにいくら働きかけてもあまり意味がない。
発達特性に固有の問題(文字情報見てしまう問題)をうまくキャンセルすることが大事です。
一通りの片付けスキルを身につけている私が「発達障碍者の片付けスキルを伸ばす本」に手を伸ばしたのは、たとえばハイパーレクシア特性が部屋の片づけを邪魔する場合、どういう工夫・どういう道具が有効か?そのような「発達さんならでは」の細かいトラブルシューティングがいくつも掲載してあるのではないかと、期待したからでした。しかしこの本では一般的な片付けセオリーしか出てこないので、自分にとってもやはり、期待はずれでした。
私のハイパーレクシアの件は自分なりにいろいろ試行錯誤していましたが、透明のビニールケースや半透明のプラケースは感覚過敏の問題が出て使いにくく、かといって扉つき本棚に入れると、目隠しをしすぎて大事な本や書類をすぐに忘れてしまう。など、複数の問題が重なり合うので長年改善ができないままでした。
しかし、あるとき図書の本を何の気なしに目の粗いワイヤーで編んだカゴに放り込んでみたら、背表紙の文字情報が邪魔にならなくなったので、驚きました。
文字は線の集合体でワイヤーも線の集合体なので、文字に余計な線情報が追加されることで、デタラメな文字をたくさんスキャンするのと同じ状態になり、脳が文字を文字としては読み取れなくなるのでしょう。
それからは、すぐに捨てたりしまいこんだらいけないけど、そのまま出しっぱなしだとヤバイ、という書類や本をワイヤーカゴに入れています。
「発達障害ならでは」の悩みや、それに応じた部屋の片付けスキルとは、たとえばそういうことでしょう。
また、この本では所持品はとにかく数量を減らすのが正しい、という感じでかかれていますが、何にこだわろうが数量が多かろうが、それらを自分がうまく管理できたら何も問題はない。第三者に迷惑をかけるんでないなら、個人で何をどれだけ所有してもかまわない。ともいえます。
自分の発達特性を把握し、現状や能力の限界を知り、将来的にどうなりたいかをイメージしながら、今それにふさわしい部屋だろうか?とか、足りない物と多すぎる物は何だろうか?と考えるのは大事なことだと思いますが、ただ闇雲に所持品を減らし、なんでもかんでもゼロに近づけるのは、ある意味では愚かです。
たとえばガーデニングを得意にする人は多種多様な植物を、それぞれ性質をよく生かしながら狭い空間に非常にうまくまとめあげていたりします。
そういうセンスが強い人の場合は、所持品もそんなふうに、すべてをよく生かすことはできないか?と考えたほうが、わくわくして意欲がわき、熱心に考えをめぐらして自分の能力を発揮しやすくなり、結果的には独自のやりかたで所持品管理や部屋の調和を図る人になるかもしれません。
この本を手に取る場合、何もかもこの本の言うとおりにしなければならない。鉄則や理屈に従うべきだ。と必死で義務的に考えるのではなくて、どこかに参考になる話がないか?1つでも2つでも、ヒントはころがってないか?という目で読んだり、自分はこの本のやりかたはきらいだな、なんかセンス逆っぽいな。と感じたら、この本のアドバイスの逆手をあえて意図的にやってみる。というふうに、本をさかさまにしたり少しだけ切り取ったりして、柔軟な態度で使うのが良いと思います。発達障害の人は常識を外れていると揶揄されることがしばしばあるけど、一冊の本の読み方も、常識にとらわれない、いろいろな態度があっていいと思います。
しかし読み手は、この本は定型の医者や科学者や学者たちが、複数名で書いた本ではない、アスペルガー(ASD)と診断されている当事者が書いた本であることをよく理解する必要はあると思います。
本書の不備や限界について指摘するのは当然としても、あまりに感情的に激しく指弾するのは、少々やりすぎという気がします。すくなくとも本書は悪意や不正や差別意識ありきの内容ではないし、タイトルと内容のズレも「ASDあるある」「天然」「特性ゆえの限界」という印象が強く、「わざと人をだました(タイトルで多くの人の気を引いて、不良品をつかませる詐欺商法をしようとした)」わけではまったくないと思います。
そのことを踏まえてフラットに指摘したいのですが、この本のタイトルと内容にはズレがあります。
ASDの人が自分の障害特性に引っ張られながら書いていることは一目瞭然の内容。
ADHD系の問題を抱えている人は、この本は自分の悩みに答えてくれている本ではない。と強く感じるでしょう。
またASDの人でも、この本はASDの中でも特にアスペルガー傾向がある人が書いた本なので、アスペルガー寄りではないASDの人にとっても「無理」「ヤダ」と感じる助言がおそらくあります(補足:ASD、自閉症スペクトラム障害とは、旧来の古典的自閉症とアスペルガー症候群をひとつのスペクトラムとみなす概念なので、ひとくちにASDといっても、実際の性質にはけっこう個人差があります)。
また、これは結構致命的な手落ちですが、この本では発達障碍者に顕著に出やすい感覚過敏症や動作性の問題はほぼ完全に無視して書いてあります。
ディスクレシアや算数障害などの各種の併発症候群もあまり考えに入れていません。
発達障碍者には一生を通じて変更されない特定の「こだわり」があるケースも多いですが、「こだわり」と整理整頓のかち合い現象への言及もないです。
過敏症やこだわりが普通の暮らしを阻むのは多動系か静止系かにかかわらず、共通の悩みにもなっています。
だからその観点が本書にないのは残念でした。
ちなみに私自身はASD(アスペルガー寄りの人)で基本的な整理整頓は好きで、職場では定型発達者の人々から、あなたは整理整頓が上手だなあと褒められることもしばしばあります。
しかし私にはハイパーレクシアの傾向もあるので、文字情報が視界にあるとそれがどういう情報であろうが「釘付け」されてしまいやすく、そこからなかなか離れられなくなる場合があります。
そういう少しのことで、大幅に時間をロスしたり脳や目を疲れさせ、じわじわパフォーマンスを低下させたり意欲を削いでいったりして、ハッと気がつくと部屋中すさんでいる…ということが、しばしばある。
この場合本人に整理整頓の意欲やスキル自体は一定以上あるので、そこにいくら働きかけてもあまり意味がない。
発達特性に固有の問題(文字情報見てしまう問題)をうまくキャンセルすることが大事です。
一通りの片付けスキルを身につけている私が「発達障碍者の片付けスキルを伸ばす本」に手を伸ばしたのは、たとえばハイパーレクシア特性が部屋の片づけを邪魔する場合、どういう工夫・どういう道具が有効か?そのような「発達さんならでは」の細かいトラブルシューティングがいくつも掲載してあるのではないかと、期待したからでした。しかしこの本では一般的な片付けセオリーしか出てこないので、自分にとってもやはり、期待はずれでした。
私のハイパーレクシアの件は自分なりにいろいろ試行錯誤していましたが、透明のビニールケースや半透明のプラケースは感覚過敏の問題が出て使いにくく、かといって扉つき本棚に入れると、目隠しをしすぎて大事な本や書類をすぐに忘れてしまう。など、複数の問題が重なり合うので長年改善ができないままでした。
しかし、あるとき図書の本を何の気なしに目の粗いワイヤーで編んだカゴに放り込んでみたら、背表紙の文字情報が邪魔にならなくなったので、驚きました。
文字は線の集合体でワイヤーも線の集合体なので、文字に余計な線情報が追加されることで、デタラメな文字をたくさんスキャンするのと同じ状態になり、脳が文字を文字としては読み取れなくなるのでしょう。
それからは、すぐに捨てたりしまいこんだらいけないけど、そのまま出しっぱなしだとヤバイ、という書類や本をワイヤーカゴに入れています。
「発達障害ならでは」の悩みや、それに応じた部屋の片付けスキルとは、たとえばそういうことでしょう。
また、この本では所持品はとにかく数量を減らすのが正しい、という感じでかかれていますが、何にこだわろうが数量が多かろうが、それらを自分がうまく管理できたら何も問題はない。第三者に迷惑をかけるんでないなら、個人で何をどれだけ所有してもかまわない。ともいえます。
自分の発達特性を把握し、現状や能力の限界を知り、将来的にどうなりたいかをイメージしながら、今それにふさわしい部屋だろうか?とか、足りない物と多すぎる物は何だろうか?と考えるのは大事なことだと思いますが、ただ闇雲に所持品を減らし、なんでもかんでもゼロに近づけるのは、ある意味では愚かです。
たとえばガーデニングを得意にする人は多種多様な植物を、それぞれ性質をよく生かしながら狭い空間に非常にうまくまとめあげていたりします。
そういうセンスが強い人の場合は、所持品もそんなふうに、すべてをよく生かすことはできないか?と考えたほうが、わくわくして意欲がわき、熱心に考えをめぐらして自分の能力を発揮しやすくなり、結果的には独自のやりかたで所持品管理や部屋の調和を図る人になるかもしれません。
この本を手に取る場合、何もかもこの本の言うとおりにしなければならない。鉄則や理屈に従うべきだ。と必死で義務的に考えるのではなくて、どこかに参考になる話がないか?1つでも2つでも、ヒントはころがってないか?という目で読んだり、自分はこの本のやりかたはきらいだな、なんかセンス逆っぽいな。と感じたら、この本のアドバイスの逆手をあえて意図的にやってみる。というふうに、本をさかさまにしたり少しだけ切り取ったりして、柔軟な態度で使うのが良いと思います。発達障害の人は常識を外れていると揶揄されることがしばしばあるけど、一冊の本の読み方も、常識にとらわれない、いろいろな態度があっていいと思います。
2019年2月10日に日本でレビュー済み
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この問題についてはじめての人はいいかと思いますが,ほかにいろいろ読んでいる人には,わかっていたことばかりでした。入門書ですかね。中の文章は,大事なところには色が付いていたり,イラストが入っていたり読みやすくしてある。