非常に分かりやすく、納得の行く論旨ですが、これはヘーゲルの「精神現象学」などから
ヒントを得て書かれているようです。これを読めば、きっと哲学書を読み進めたいと思うでしょう。
私自身、これを読んだことがきっかけで、竹田氏の著作を読み始めているのですが、竹田氏は
カント、ヘーゲル、フッサール、ハイデッガー、ルソーなど、近代哲学の王道を分かりやすく解説されているだけでなく、
大きな物語を喪失した現代社会に、特にヘーゲルに立ち返って新たな問題解決を見出していこうとされておられるようで、
情熱に溢れた、現代の生きた思想家であると思います。
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自分探しの哲学 文庫 – 2007/4/1
竹田 青嗣
(著)
- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社主婦の友インフォス
- 発売日2007/4/1
- ISBN-104072564109
- ISBN-13978-4072564103
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登録情報
- 出版社 : 主婦の友インフォス (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 231ページ
- ISBN-10 : 4072564109
- ISBN-13 : 978-4072564103
- Amazon 売れ筋ランキング: - 453,516位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 971位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 3,472位哲学 (本)
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2015年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年7月28日に日本でレビュー済み
著者の目的は二つである。一つは哲学者の名言(アフォリズム)をわかりやすく解説すること。もう一つは難解な哲学の考えを生活の中で生きる「思考の技術」としてとらえることである。そのためには体系的な近代哲学の構造を自分なりに編み変える力業を必要とするが、著者は力みを感じさせることなく成功させている。
著者によると哲学は本質と原理の「学」である。それは物語や事実の「学」よりも懐が深い。宗教や心理学ではなく、哲学的思考によって「人生」のあり方を考えようというのである。「子ども」「若者」「大人」のそれぞれの段階で抱える「自分」の問題に古今の思想家の言葉を応用しながら向かい合っている。
この著者が従来から説いてきた「欲望のルールにのっとったゲーム」としての人生という考え方も健在だが、この本はこれまでのものよりもより平易に洗練の趣を加えている。その結果、日常をしなやかに把握する哲学的なエッセイとしては大変すぐれたものになっている。
著者によると哲学は本質と原理の「学」である。それは物語や事実の「学」よりも懐が深い。宗教や心理学ではなく、哲学的思考によって「人生」のあり方を考えようというのである。「子ども」「若者」「大人」のそれぞれの段階で抱える「自分」の問題に古今の思想家の言葉を応用しながら向かい合っている。
この著者が従来から説いてきた「欲望のルールにのっとったゲーム」としての人生という考え方も健在だが、この本はこれまでのものよりもより平易に洗練の趣を加えている。その結果、日常をしなやかに把握する哲学的なエッセイとしては大変すぐれたものになっている。