E.G.コンバットのGARPといい、本作アンドロイドのイーヴァといい、魂を持たないはずの機械たちの「心」を描かせたら、この作家以上に凄い人は居ないと思います。
往年の神林長平「戦闘妖精雪風」とは、また違った形での、マンマシンコミュニケーションものの傑作だと思います。
でも、秋山成分は、他の作品群と比べたら少なめかな?
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鉄コミュニケイション(2) チェスゲーム (電撃G’s文庫 A 19-2) 文庫 – 1999/3/10
チェスゲーム
- 本の長さ385ページ
- 言語日本語
- 出版社主婦の友社
- 発売日1999/3/10
- ISBN-104073112430
- ISBN-13978-4073112433
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登録情報
- 出版社 : 主婦の友社 (1999/3/10)
- 発売日 : 1999/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 385ページ
- ISBN-10 : 4073112430
- ISBN-13 : 978-4073112433
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2014年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2002年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホラー映画ってのは見たくなければ目をつぶればいいんだけど、小説ってそーはいかない。自分で想像するしかないから。
残忍なシーンをばっちり文書化出来るってすごいと思う。
映像付きだったら多分カットでしょ。
小説の良さがこの物語にはあると思う。
残忍なシーンをばっちり文書化出来るってすごいと思う。
映像付きだったら多分カットでしょ。
小説の良さがこの物語にはあると思う。
2006年8月5日に日本でレビュー済み
一巻の最後のほうから、たぶん気になってしょうがないと思われる、そして、怒涛の二巻。
こっちは感動。さて、秋山瑞人という作家は実は泣かせ技術が異常なほどにうまい。卑怯なほどにうまい。それが最高に発揮されたのは『猫の地球儀』なんでしょうけれど、こっちもすごい。
ただ、泣かせの技術っていうのは、小説でいうとあまり高い点をつけられない。平山瑞穂の『忘れないと誓った僕がいた』とか、大崎善生の『アジアンタム・ブルー』とか、いわゆる別れ系の作品はたしかに面白いんだけれど、安易すぎて、どうかと思う。泣かせるよりももっとべつの読後感を抱かせるほうがずっと難しい。
でも、秋山瑞人みたいに、ここまでやられると手放しで褒めたくなってしまう。それぐらいすごい。
ただひとつ残念なところ。エピローグが長すぎる。もうちょっと短くするか、あるいは、エピローグの後半はばっさり切ってしまっていい。惜しかった。
こっちは感動。さて、秋山瑞人という作家は実は泣かせ技術が異常なほどにうまい。卑怯なほどにうまい。それが最高に発揮されたのは『猫の地球儀』なんでしょうけれど、こっちもすごい。
ただ、泣かせの技術っていうのは、小説でいうとあまり高い点をつけられない。平山瑞穂の『忘れないと誓った僕がいた』とか、大崎善生の『アジアンタム・ブルー』とか、いわゆる別れ系の作品はたしかに面白いんだけれど、安易すぎて、どうかと思う。泣かせるよりももっとべつの読後感を抱かせるほうがずっと難しい。
でも、秋山瑞人みたいに、ここまでやられると手放しで褒めたくなってしまう。それぐらいすごい。
ただひとつ残念なところ。エピローグが長すぎる。もうちょっと短くするか、あるいは、エピローグの後半はばっさり切ってしまっていい。惜しかった。
2002年4月23日に日本でレビュー済み
カッコ良さとは何だろう?
強さ。優しさ。ひたむきさ。けなげさ。蛮勇やデタラメや臆病や迷いだってカッコ良く見えることはある。敗北も。喪失も。決してわかりあえない不幸な関係でさえ。
この本には、すべてある。
どれもこれもが心貫くほどにカッコ良い。
卓越した文章と演出。そう、それはもちろんだ。
だが、心だ。それがなにより肝心だ。
本物の心が入ったものは、触れた者の心をも動かす。そういうことだ。
強さ。優しさ。ひたむきさ。けなげさ。蛮勇やデタラメや臆病や迷いだってカッコ良く見えることはある。敗北も。喪失も。決してわかりあえない不幸な関係でさえ。
この本には、すべてある。
どれもこれもが心貫くほどにカッコ良い。
卓越した文章と演出。そう、それはもちろんだ。
だが、心だ。それがなにより肝心だ。
本物の心が入ったものは、触れた者の心をも動かす。そういうことだ。