今回は魔術師、宝玉の主として悩むジャスティーンが水の宝玉、ジェリーブルーの元主の家族に相談しに行くと言う話しです。
魔術師の家系と常軌を逸した考え方というモノは前から書かれていましたが、
今回はジャスティーンだけでなく、ルファーヌ家の娘、エレクラの翻弄された運命を織り交ぜた感じです。
何というか、読み終わったとき、エレクラは魔術師の一族達の暗部を一心に背負ってしまった子なんだろうなと思いました。
彼女とその母の話しとか、もうちょっと掘り下げて欲しかったなと思います。(たぶん、エレクラが生まれたとき狂気したんだろうな・・・)
総合的にはルファーヌ家の不気味さや、今回は本当にレヴィローズが力を発揮できない状況になったりと、
ジャスティーンやダリィ、シャトーが揃っていながら、力尽くじゃどうにもならない追い詰められた感じがあって良かったです。
ラストも確り纏まっていますが、エレクラ自身の選択は、暗闇の中でしか生きられないくらい、壊れた子供なのかもしれないと思いました。
最後に出てきたアイツも、もうちょっと優しくしてやればよかったのに・・・・・・
取りあえず今巻は、一回目はジャスティーンの視点として、二回目は謎が解けてから読むと違った見方が出来ると思います。
ラストも綺麗に纏まっているし、それなりに面白かったのです。
話しは☆4ですが、途中ジャスティーンがまた、レンドリアを生かすために契約破棄するとか、シャトーに譲るとか言い出したり、
さすがに、何度も似たようなこと経験してるんだから、もうちょっと腹据えて落ち着けって感じになりました。
レンドリアが弱っているっていう現実を直視して、混乱するのは解るけど、今回はもっと負けず嫌いで通して欲しかったかな。
と言うわけで、ここは☆3でお願いします。
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ルファーヌ家の秘密 レヴィローズの指輪 (レヴィローズの指輪シリーズ) (コバルト文庫) 文庫 – 2002/7/1
魔力の素質はあっても、全く使いこなせないジャスティーン。宝玉の主になるということは、どんな意味があるのか。彼女はかつて水の宝玉の主がいたルファーヌ家を訪ねるが…。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2002/7/1
- ISBN-104086001357
- ISBN-13978-4086001359
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2002/7/1)
- 発売日 : 2002/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4086001357
- ISBN-13 : 978-4086001359
- カスタマーレビュー:
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2002年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
指輪の精レンドリアとその主・ジャスティーンが主役のお話。
魔力があるはずなのに使えない、レヴィローズの指輪であるレンドリアの主に相応しくなりたい、と悩むジャスティーンに対し、レンドリアはふざけてばっか。そんなとき、ジャスティーンがルファーヌ家を訪れる。そして―――ジャスティーンの魔力が奪われた!?
今回のお話しはそんなふうに始まります。
私としては最後のほうに再登場したあの人(人ではないですが)が好きなので、満足でした。
この謎はどうなっているんだ、と考えるのが楽しい『レヴィローズの指輪』、私は好きです。
魔力があるはずなのに使えない、レヴィローズの指輪であるレンドリアの主に相応しくなりたい、と悩むジャスティーンに対し、レンドリアはふざけてばっか。そんなとき、ジャスティーンがルファーヌ家を訪れる。そして―――ジャスティーンの魔力が奪われた!?
今回のお話しはそんなふうに始まります。
私としては最後のほうに再登場したあの人(人ではないですが)が好きなので、満足でした。
この謎はどうなっているんだ、と考えるのが楽しい『レヴィローズの指輪』、私は好きです。