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千億の夜をこえて ―炎の蜃気楼(ミラージュ) 〈40〉 (コバルト文庫) 文庫 – 2004/4/27

4.4 5つ星のうち4.4 62個の評価

超ロングシリーズ「炎の蜃気楼」堂々完結!
直江と共に傷ついた身体で信長のいる天御柱に向かった高耶。二人はその中で懐かしい人の思念に出会う。最後の決着をつけるため、信長を追う高耶の前に現れたものとは!?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2004/4/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/4/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086004127
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086004121
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 62個の評価

著者について

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桑原 水菜
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9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 炎の蜃気楼(ミラージュ) 邂逅編 真皓き残響 十六夜鏡 (ISBN-13:978-4086014045)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
62グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終わってしまうのが惜しいと思えてしまう炎のミラージュ最終巻。長い旅路もようやく終わりを告げますが、直江と高耶の旅は描かれることはなくとも続くのですね。涙なしには読めない一冊です。読み終えて、また一冊目から読み返したくなりました。永遠のループ(笑)にはまってしまったようです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「炎の蜃気楼」を初めて手に取ったのは中学生の頃だった。3作目が発売された頃だったかもしれない。
直江の年齢さえも越えた今、この物語を思春期に読むということは、本当に「しんどい」ことだったと思える。
一巻一巻が痛かった。重かった。辛かった。悲しかった。そして何より、愛おしかった。
当時、子供なりに、これ程考えさせられ、喜怒哀楽を揺さぶられた作品は無かった。
気がつけば、高耶の年齢を越え、私は社会人になっていた。日常に忙殺されるうち、「耀変黙示録」を最後に
いつの間にか「炎の蜃気楼」から遠ざかってしまっていた。
けれど、いつもどこかで胸の内には、高耶がいて、直江がいて。
あと四巻で「最終」を迎えることが出来たというのに、「怖さ」が勝って手を出せずにいた。

2012年。10年のブランクを経て、本編・番外編・邂逅編を一気に購入した。
子供の頃、幾度も読み返した小説だから、物語は不思議な程、体に根付いていたけれど、「耀変」の次へ進む前に
一巻から改めて読み返した。
大人になったからこそ、見えてくる景色がある。
子供だった私には決して理解することが出来なかった、「世界の構図」「世界の真実」「人間」「生と死」「愛」が
戦慄する程に深く描かれていた。
瞠目した。何という小説を桑原氏は書いてしまったのかと、驚愕した。これ以上の何かを生み出せるものだろうかと、
訝るほどに。
寝不足になりながら、1週間で「最上のあり方」まで辿り着くことが出来た。
「炎の蜃気楼」は、読者(人間)に容赦は無かった。「生と死の理」「宇宙の真理」において、真っ向から立ち向かった
小説は、私たちに決して甘えを許さなかった。
それでも悲しい。胸が痛い。涙が止まることを知らない。まるで近しい人が亡くなったような、それ程の慟哭が心を占めた。
そもそも、景虎も直江も死者だった。それでも、「生きて」いた。確実に「生きて」いた。
物語が終わってしまったことへの悲しみ以上の、悲しみがある。とても、不思議だけれど。不思議だけれど、不思議では
ないのだろう。「生」も「死」も、いつでも私たちの隣にあって、決して遠いものではないのだから。
「生」への悲哀に、やるせなくなる。

それでも。
「生きろ」と、背中を押された気がした。

「永劫の孤独を、埋めてあまりあるほどの幸福を、高耶と直江に」――祈ります。

それにしても、桑原先生が書く一言一句はとかく深い。名セリフ・名シーンに、言葉も詰まる。

桑原水菜先生、ありがとうございました。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たぶん本編の中でいちばん分厚く読み応えがある一冊で、直江と高耶の「最上」が描かれている。
これまで読んできて良かったと、この作品に出会えて幸せだと思える最終巻。
これまで高耶さんは魂魄寿命のことを知った後も力強く前向きに生きていて、その姿にとても勇気づけられてきた。
心からありがとう炎の蜃気楼。
それだけしか言えないくらい胸を打つ作品だった。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
12年ぶりに全巻読みました
それなりの人生を経て改めて読むと当時とは違った感動を持って物語を読み進めることができました
すでに10年以上前の作品なのに色あせることなく輝いているのがすごい!
たくさんの人に読んでほしいと思います
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久し振りに高耶さんに会うのも悪くない。しかし涙涙で本当にこの巻だけは本当は読みたくない本でもある。これまでのシリーズ最終巻にして最高の作品です。最後の最後まで高耶さんは高耶さんであったこと。直江が直江であったことがファンとしては嬉しかった。幸せの形としては賛否両論かもしれないけど私はこの形で良かったと思いました。1巻からこの最終巻までキャラと一緒に成長した作者の多分代表作であると思います。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月20日に日本でレビュー済み
邂逅編と昭和編を読んだことがきっかけで、大元のシリーズの続きを読む気になった。
12巻まではリアルタイムで読んでいた。
キャラの心情を追って読むのがつらくなってきてしまい、途中で読むのをやめてしまった。
物語が完結したらしい、と知っても近づくつもりはなかったが、本編の前日譚のシリーズが
案外読みやすく、続けて読んでいるうちに、本編も最後まで読む気になってしまった。
どうせなら、と一気に13巻から完結まで読みきった。読み出したら読まずにはいられなかった。

「死んだ人間の魂が肉体を何度も乗り換えて生き続ける」という特殊な設定の「上杉夜叉衆」
「霊魂(意識)」と「肉体」が別個に存在するという世界観を前提にして成立する設定と物語。
そもそもの発端の物語が邂逅編で、本編の直接の前日譚が昭和編である。
邂逅編と本編とは独立してそれぞれを読めると思うが、昭和編は本編と
合わせて読んだほうが個人的には面白いと思う。

高耶と直江の心情に沿いつつ物語を追いかける視点と
他のキャラたちの動きを追いかける視点とを
行きつ戻りつしつつ、読み進めていった。
邂逅編や昭和編は上杉夜叉衆のチームものだと思えるが、
本編ではバラバラに動いて最後に一瞬共闘した、という感じである。
敵味方ともにキャラも続々と増え、戦の舞台も(主に西日本寄りの)パワースポットめぐりのようになり、
どこに着地するのかと思いつつ物語を追いかけた。
高耶(上杉景虎)と直江と信長に関しては決着がついたと思う。

高耶(上杉景虎)と直江、二人の「初生」の死後に始まった長い主従の関係の移り変わりが
邂逅編や昭和編も貫くこのシリーズの中心である。
それぞれの時代の景虎と直江は同一人物であるはずなのに別人のようにも思える。
人間、長く生きて、価値観や感情が変化しても、変わらない(変われない)資質もある、という話だと思った。
二人ともよくまあ最後の場面の境地にまで至れたなと思った。
二人の同性愛関係については、物語の流れの中に構成要素として織り込まれている。
恋愛というより魂のぶつかり合いのような感じである。

高耶と直江については、かつてほどかれらの心情描写に呑まれることなく読めた。
かれら二人の妥協のなさと「生きる意志」が物語を読む際の丁度いい刺激にさえ思えた。
高耶は、「景虎」と完全にイコールというよりも、「景虎」と「高耶」のハイブリッドのように思えてならない。
連綿と続けてきた人生の記憶を一旦封印し、再び「初生人」のように生きた10数年があり、
記憶を取り戻した経緯があるために、キャラ内面で「高耶」が「景虎」に拮抗しているような錯覚に陥る。
対して直江は時代ごとの環境に多少影響受けつつも一貫して「直江信綱」だなと思う。
本編が景虎と直江の二人の「夜叉」を中心に動くため、他のメンバー・特に色部はほとんど活躍する余地がない。
邂逅編や昭和編のほうが夜叉衆のそれぞれにスポットが当たっていると思う。

本編物話の柱は、「闇戦国」を引き起こした怨霊・織田信長との総力戦である。
昭和編の上杉夜叉衆と信長の「戦」は本編の前哨戦でもあったのだなと思った。
信長は自分の望むルールの世界を構築するために、戦国時代も含め各時代の怨霊や天皇霊、
天皇家三種の神器や空海の呪法による結界の力、特殊な血統の人間や自分の「信者」である現代人の人脈、
他ありとあらゆるものを手段として利用しようとする。
過去(昭和編)の因縁もあり、高耶(景虎)は信長に対抗し、対織田勢力の中心人物になっていく。
信長が用意周到に仕掛ける罠や戦に、高耶たちは後手後手で翻弄され、最後まで気が抜けない。
「織田信長」は、フィクションで史実虚構とりまぜ主役としても敵役としてもさまざまに描写されてきた
人物だと思う。
ミラージュ本編の信長については、用意周到さと粘りに読みながら憎しみすら覚えた。(苦笑)
根がすごくセンシティブなキャラという設定で、そこが(ミラージュの場合だと)主役の景虎とも通じるキャラ性
となっているようだが・・。私は信長、景虎のどちらのファンでもないのでこの対比が好きとも嫌いともいえない。
ラスボスとして、強敵という役割、魂の救いの結末など、登場人物の中でもかなり書き込まれたキャラだったと思う。

昭和編の信長の描写は、本編の信長ありきで読むとまた味わい深いかもしれない。

多数登場したキャラの中で、譲と高坂の設定は本編の中でも少々異色だなと思えた。
譲が仏教系で高坂が神道系の要素を付与されている「対」ぽい設定のキャラだと思う。
譲の本質は弥勒菩薩。
本質が暴悪神であれ、「高耶」との友情がストッパーとなり譲は世界の破壊を引き起こさない。
景勝(前世)と景虎(初生)のときにできなかったことを譲と高耶として昇華した形になるのだろうかと思った。
高坂は最終巻で明かされる情報量が多くてややついてゆけなかった。
初生は天皇家の出身者で、上杉夜叉衆よりも長く生き続けてきた人物ということらしい。
高坂の換生人生を支えた続けた一番のモチベーションは何だったのだろうと思ってしまった。
自分の死後、はるか先の未来の時代がどうなっているかまでの責任を持つ、という精神は
崇高すぎるように思えてくる。(しかし、話のメインではないため、詳しい説明はないのだろう。)
未来に影響を及ぼすキーマンがたまたま信長(日本人)だったからいいような
ものの、外国人だったらどうしたんだろうか?という突っ込みも沸く。
未来を知っていたとしても、未来を直接変える力があるわけではない。
だから、換生し続けて、変えられる者たちの出現を待ったのだろうかな。

怨霊同士が激しい戦を繰り広げている場面では、
登場キャラの口調のせいか、田舎ヤンキーたちの抗争に思える巻もあって妙に違う光景を想像した。(笑)
戦の状況が深刻なのに、「崇徳上皇御霊爆弾」が「海上移動要塞安土城」を直撃したり、
伊勢の神御柱と一体化しようとした信長を日光東照宮の霊獣たちが砲撃したりといった描写を読めば
悲惨な戦場を想像するより、吹き出すほうが先だったりした。

舞台や登場人物など、戦国時代以前の日本史を考えると、西日本中心になるのは仕方ないのだろう。
そんな中当時のこの話に仙台伊達初代藩主が登場するのは昔の大河の影響もあると思う。
弟が信長方の人質になって対景虎の駒として利用され、四国宇和島で、高耶らと大戦。
和睦の後、高耶側について織田軍との総力戦の後、魂は仙台の廟所に戻ったようである・・。
怨霊になる基準は個々の事情によるらしいが、天下人になった者は
怨霊になってない、というのには納得する。
秀頼や真田幸村(の怨霊)もぎりぎり終盤になって登場する。
平将門、平清盛、後醍醐天皇、楠正成、といった織田軍面子より印象が薄くなりがちだが。

長い話になると、巻頭や巻末に地図や人物勢力図のような資料が付いていた。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月13日に日本でレビュー済み
連載当時、作者が「最終回は、既に決まっています。主人公は殺します」とインタビューで答えていましたが、複雑な心境のまま読み続けました。(この時点で、見切りをつけとけば良かったです)

読みきった感想としては、本編+番外編で73冊も続ける必要のない作品で、引き伸ばしても20冊程度で収まる話だなと。
同じような話を延々と手を変え品を変え、繰り返してるだけです。

主人公の二人がお互いのことで、ずーーっと堂々巡りしてる話に73冊かけている。

ストーリーや台詞に惑わされて、純愛?一途な愛?、壮大な世界観のように見えるが、400年だらだらと周囲を巻き込んで、痴話喧嘩しかしてない。

主人公の2人とも自分勝手で、自己満足で独りよがりで、純愛でもなんでもない。つまらない話だった。

だらだらと長編にせず、もっとうまく話がまとまっていたら、良作になったかもしれない。
2017年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発行されたのが、とても古い商品だったにも関わらずとても綺麗で良かったです