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マリア様がみてる 28 フレームオブマインド (コバルト文庫) 文庫 – 2007/6/28

4.7 5つ星のうち4.7 42個の評価

思い出がいっぱいの短編集!
写真の整理をしていた蔦子。部室が手狭なため、祐巳と薔薇の館で写真を見ていると、由乃や志摩子も現れて…!? 雑誌『cobalt』に掲載された7つのストーリーと、書き下ろし2編を収録。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2007/6/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/6/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086010348
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086010344
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 42個の評価

著者について

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今野 緒雪
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1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お釈迦様もみてる S-キンシップ』(ISBN-10:4086014513)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
42グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年10月7日に日本でレビュー済み
第30巻・「フレーム オブ マインド」。

短編集第3弾。“写真”をキーワードにまとめた短編集で、9つの短編を表題の「フレームオブマインド」で繋ぐ構成です。

前巻であと一息、という終わり方をしておきながら、ここで短編集を挿むとは……憎らしい演出です。
しかしながら、この巻の短編はどれも珠玉の出来。
これまで脇役に徹してきた武嶋蔦子嬢を物語の中央に据え、薔薇さまたちとは縁のないような一般生徒の話をいくつも展開するという、新しい試みも素晴らしい。

せつない話や笑える話、毛色の違う様々なジャンルの短編を絶妙に配置し、蔦子さんの物語でうまく締める様は、色鮮やかな写真集を見ているようでもあります。

こういう構成の仕方があるのなら、「マリみて」はいつまででも続けられそうですね。そういう可能性を示した一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月20日に日本でレビュー済み
番外短編集第三弾です。
今回はなんと10編も収録されていて、いつもよりボリュームがあります。
本編の前日譚やアナザーストーリーなど本編にリンクしているお話も多く、
また、どの話も文句なしに面白いので、番外短編集では一番のお気に入りです。
個人的には不器用姫と四月のデジャブが好きです。
2007年6月28日に日本でレビュー済み
 コバルト本誌は、あまり購入しないので、発売を
待ちわびていました。

 良かったのは、「枯れ木に芽吹き」ですね。
この人の話には、いつも救いがあると思います。
それから、「四月のデジャヴ」も良いです。こういう
姉妹の在り方というのもありですね。

 笑えたのは、「ドッペルかいだん」で、のりしろの
解説のない本誌掲載の時には、解りにくかっただろうなぁ
と想像しました。

 のりしろ部分や書き下ろしで、写真部について触れられて
いる構成も良かったです。「お姉さま方」という呼称に
写真部は、伝統的に姉妹を持たないのか?なんて、考えて
みたり(笑)。

 ただし、イラストがいつもより少ないのは、
残念でした。コバルト本誌を買っている人の特典と
考えなくもないのですが。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月29日に日本でレビュー済み
今回の作品は短編集第3弾です。
話しは、蔦子さんが整理している写真にまつわる9つの短編を挿みながら、祐巳が1年生から預かったフィルムの持ち主が誰なのかを推理する表題作の「フレームオブマインド」が10分割になって書かれております。

私個人といたしましては次の短編がお勧めです。
「三つ葉のクローバー」
 幸せな姉妹を壊して楽しんでいたわけではなかった。
 私と同じ三つ葉のクローバーだった祐巳さんが、祥子様の手で四つ葉のクローバーに変わった。
 だから、私もキラキラ光る四つ葉のクローバーにしてくれるお姉さまを探していただけ。
 
「不器用姫」
 中学校では自分が別の学校に進んだために、暫く会う事のなかった一つ年下の幼馴染が高等部に進学してきた。
 昔と同じように守ってあげようとロザリオを大学の購買部で購入したけれど・・・

「光のつぼみ」
 可南子は新入生歓迎会である上級生と出会う。その出会いは自分の人生に大きく関わる大事となる予感がしていた。[確かにその予感は正しかったです]

「温室の妖精」
 古い温室には妖精が棲んでいて、お花の世話をしている。それは誰もが知っているけど内緒の話。
 私は、妖精に一度でいいから合ってみたかったので、古い温室を訪ねた。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月5日に日本でレビュー済み
他の方も仰られていますが、私も、今までの短編集の中で本作が一番好きです。

特に心に残ったのが、「不器用姫」「温室の妖精」です。

「不器用姫」は締めが良く、「温室の妖精」は幻想的な雰囲気が好きです。

あと「ドッペルかいだん」は、少しヒヤヒヤとしましたが、アリコの正体が遠回しに明かされた時にはかなり驚かされ、そしてスッキリしました。

ただ、不満な点が二つ。

先ずひとつ目。のりしろ部分に、乃梨子や令さま、祥子さまの出番がない事(その代わり蔦子さんが出ているので、蔦子さんのファンには嬉しいのりしろ部分かも知れません)。

二つ目は、江利子さまと令さまの出逢いが、他の姉妹と然程変わらなく、特に新鮮味が無い事。

特に聖さま&志摩子さん、志摩子さん&乃梨子の様に、白薔薇ファミリーの系統です。

ただ江利子さまは、白薔薇ファミリーの様にお節介を受けながら令さまを妹にした訳では無いので(白薔薇ファミリーを否定している訳ではありません)、そこに江利子さまらしさを感じました。

さて、次巻の祐巳&瞳子は、一体どうなるのでしょうか。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月11日に日本でレビュー済み
いつも「マリみて」の新刊を読む時間は、浸りつつゆっくり時間を掛けて心の感触を確認しつつ読みます。
まさに女子校育ちだった私にとって、「マリア様がみてる」の世界は青春の喜びと苦さの記憶の旅。
今回の短編集は特に、若さだけでただひたすら純粋に一途に、あがき走りときめいていた日々を
懐かしく振り返る機会を貰いました。

紺野緒雪という作家のいつまでも変わらない、十代の少女の心のもろさ、したたかさ、きらめき、残酷さを
描く才能というものは彼女自身だけが語れる永遠の魔法のよう。
数多くの生徒の中から運命的に選ばれた「三色の薔薇」以外の、普通の野花を見つめたこの作品は
シリーズの中でも特出しているように感じられる。
ついに決着がついたかのように思われる祐己と瞳子のデートの前にこのストーリーがきたことも心憎い。

そして何より、誰より一番今作で輝いていたのは、ファインダーを構える蔦子女史。
リリアン女学園で数多くのシーンに出会ってきたであろう彼女のカラーが表紙に登場したのは本当に嬉しかった。
「姉妹になることだけが全てではない」という台詞が、彼女から発せられる故に、強く心に残る。
もしかしたら、溢れる場面を秘めている蔦子さんこそが、紺野さんの分身なのかもしれない。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月29日に日本でレビュー済み
“フレーム“とは、写真の”枠“のこと。
 蔦子さんの撮る写真の数々から、それにまつわる物語が編まれてゆく。

 フレームとは構図のこと。構図によって写真のでき不出来が決まる。
 写真は時間を静止させる一瞬の切り取り。フレームとは、その切り取り方のこと。
 同じものを撮っても、まったく違ったものに見えてしまうこともある。

 他人が見る自分、自分が見る他人、それぞれが互いを見るフレームが違うから、誤解や錯覚、
悲喜こもごもが起こるのでしょうね。
 面白くするも、つまらなくするもフレーム次第。
 リリアン女学園の生徒たちの心の一瞬を、短編の名手、今野さんのフレーミングで切り取った、
珠玉の一冊です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年10月7日に日本でレビュー済み
どのお話も良かったのですが特に心に残ったのは『不器用姫』でした。
決してハッピーエンドではありません。しかし、考えさせられました。
相手に自分の行動がどううつっているのか。
良かれと思ってしたことでも、相手にしてみたら単なる迷惑な行為でしか過ぎなかったり。
蔦子さんが言っていたようにいつかさゆりさんに寛美さんの気持ちが伝わる日が来ればいいと思いました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート