第32巻・「キラキラまわる」。
祐巳の妹問題も決着し、何の憂いもなくなった卒業間近。
以前のリベンジということで、みんなで遊園地に行く一日を追った巻。
最初から妙に気合十分の祥子さま。前巻で何の勉強をしていたのかはすぐに明かされますが、大方の予想通りだったかと。
卒業前の思い出作りのような遊園地デートですが、それもまたよし。主要メンバーがほとんど登場しますし、名場面も続出。これまでの鬱憤を晴らすように、キラキラ光るパレードのような内容です。
登場人物ひとりひとりに、ちゃんとスポットライトが当たるような構成も見事。
柏木さんが不意に真面目に、祐巳に感謝を述べる所が個人的にはツボです。
何気に、志摩子さんの重要な家庭の事情も明かされます。あまりにさらっと告白するものだから、乃梨子ちゃんでなくともびっくりするでしょう。志摩子さんがこれまで言ってきた意味深なセリフの謎が、ここでやっと理解できます。
別れはせつないけれど、思い出はずっと胸に残るもの。「マリみて」もあと数巻。たくさんの笑顔を胸に刻むように、じっくり読んでいきたいです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マリア様がみてる 30 キラキラまわる (コバルト文庫) 文庫 – 2007/12/26
遊園地日和は波乱の予感!?
祥子と令のお別れ会の席上、祥子がみんなを遊園地デートに誘った。翌日、開園時間を目指し遊園地に向かう面々。祐巳は、祥子、祐麒、柏木と車で行くことに。途中、柏木に代わって車を運転し始めたのは…!?
祥子と令のお別れ会の席上、祥子がみんなを遊園地デートに誘った。翌日、開園時間を目指し遊園地に向かう面々。祐巳は、祥子、祐麒、柏木と車で行くことに。途中、柏木に代わって車を運転し始めたのは…!?
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2007/12/26
- ISBN-104086011107
- ISBN-13978-4086011105
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2007/12/26)
- 発売日 : 2007/12/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4086011107
- ISBN-13 : 978-4086011105
- Amazon 売れ筋ランキング: - 330,412位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お釈迦様もみてる S-キンシップ』(ISBN-10:4086014513)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年3月6日に日本でレビュー済み
今回は遊園地のリベンジの話でしたね。
いろいろな細かいエピソードは面白かったけど
せっかく前回プティスールができたので
そこの話が読みたかったなぁ、と思いました。
この作品は祥子様が卒業した後はどうなるんだろ?とふと思いました。
というのも、今回はなんとなく別れを背景に置いていたような
さびしい印象を受けたので・・・・
いろいろな細かいエピソードは面白かったけど
せっかく前回プティスールができたので
そこの話が読みたかったなぁ、と思いました。
この作品は祥子様が卒業した後はどうなるんだろ?とふと思いました。
というのも、今回はなんとなく別れを背景に置いていたような
さびしい印象を受けたので・・・・
2013年9月4日に日本でレビュー済み
ここまでいろいろなことがありました、でもこれまで起きたことやふわふわと心地よい空気の中で漂っていたものについに決着がつきそれぞれが落ち着くべきところに落ち着き「ああ…よかったなぁ」と思わせる反面、ついに終わるのかこの、すばらしい時間がと思ってしまいました。もちろん祥子様が卒業してもそれが終わりではないし祐巳や瞳子たちとの関係はこれからも続いていくんでしょう。
でも、何もかもがそのままではいられない、皆変わっていくんだ、と思わずにはいられない、パレードの時間はおしまい楽しかったね、皆うちへ帰ろうってな感じで少し寂しくも感じました。
でも寂しく感じるのはそれだけこの皆の時間を見るのが楽しく別れ難いからでしょう、内容もメンバー総出演!という勢いで、それぞれがいつもの皆でホントにキラキラと輝いています、マリア様がみてるともいよいよ数冊でお別れなのか…楽しい時間をすごしていよいよ「別れの準備」を感じさせる一冊でした。
でも、何もかもがそのままではいられない、皆変わっていくんだ、と思わずにはいられない、パレードの時間はおしまい楽しかったね、皆うちへ帰ろうってな感じで少し寂しくも感じました。
でも寂しく感じるのはそれだけこの皆の時間を見るのが楽しく別れ難いからでしょう、内容もメンバー総出演!という勢いで、それぞれがいつもの皆でホントにキラキラと輝いています、マリア様がみてるともいよいよ数冊でお別れなのか…楽しい時間をすごしていよいよ「別れの準備」を感じさせる一冊でした。
2008年1月20日に日本でレビュー済み
キャラクターが沢山でてきて、今回の話はよかったです。
エピソードなどもバランスが良かったです。
そして最後はしみじみと感動です。
キラキラひかる花火をみながら・・・。
今日の日を、皆ずっと忘れないだろう・・・、と。
キラキラひかる十代はあっという間ですね、儚くも美しいです。
そして今回は卒業直前の祥子様との思い出作り、という感じがします。
寂しいです。グスン(';ω;`)
ちなみにサイン会に行きました。
今野緒雪先生は黒のベリーショートで、
すごく上品な方で感激しました!素敵でした!
「ごきげんよう」とおっしゃられても
なんの違和感もありませんでした!
ひびき玲音先生は茶髪のセミロングで、
気さくそうなきれいな方でした!
お二人はけっこう歳の差があるようでした。
最近メル友になったのもなんとなく?納得です。
とにかく今野先生のオーラに感激ですwww
エピソードなどもバランスが良かったです。
そして最後はしみじみと感動です。
キラキラひかる花火をみながら・・・。
今日の日を、皆ずっと忘れないだろう・・・、と。
キラキラひかる十代はあっという間ですね、儚くも美しいです。
そして今回は卒業直前の祥子様との思い出作り、という感じがします。
寂しいです。グスン(';ω;`)
ちなみにサイン会に行きました。
今野緒雪先生は黒のベリーショートで、
すごく上品な方で感激しました!素敵でした!
「ごきげんよう」とおっしゃられても
なんの違和感もありませんでした!
ひびき玲音先生は茶髪のセミロングで、
気さくそうなきれいな方でした!
お二人はけっこう歳の差があるようでした。
最近メル友になったのもなんとなく?納得です。
とにかく今野先生のオーラに感激ですwww
2008年1月22日に日本でレビュー済み
今野さんがあとがきで、「この世界、現実とちょっとちがう」と思ったらファンタジー小説でいいんじゃ
ないかな、とか書いているのでビックリした。
さすがに、自分で“乱暴だけど”と続けているが‥。
今までそんな風にかんがえていなかったので、本当に、しつこいがビックリした。
でも、最近の若いひとにはあまりに現実と違いすぎるのかも知れないと、納得するとともに、過ぎた
時代への一抹の郷愁が胸にひろがる。
さて、今回は三薔薇姉妹と蔦子さんに笙子、瞳子に加奈子、そして柏木さんと祐麒という12人に及ぶ
大デレゲーションで遊園地に突入、大パノラマ劇が展開する。
それぞれのペアが持つそれぞれの事情が浮き彫りにされる、本当に舞台演劇を見るような楽しい物語
(ファンタジー)になっている。
それぞれのストーリーにそれぞれの味。
いつもながら読ませてくれるが、今回は蔦子さんが良い。
あ、そうか。
舞台が遊園地だったから、あとがきがファンタジーなんて話になったのかな?
ないかな、とか書いているのでビックリした。
さすがに、自分で“乱暴だけど”と続けているが‥。
今までそんな風にかんがえていなかったので、本当に、しつこいがビックリした。
でも、最近の若いひとにはあまりに現実と違いすぎるのかも知れないと、納得するとともに、過ぎた
時代への一抹の郷愁が胸にひろがる。
さて、今回は三薔薇姉妹と蔦子さんに笙子、瞳子に加奈子、そして柏木さんと祐麒という12人に及ぶ
大デレゲーションで遊園地に突入、大パノラマ劇が展開する。
それぞれのペアが持つそれぞれの事情が浮き彫りにされる、本当に舞台演劇を見るような楽しい物語
(ファンタジー)になっている。
それぞれのストーリーにそれぞれの味。
いつもながら読ませてくれるが、今回は蔦子さんが良い。
あ、そうか。
舞台が遊園地だったから、あとがきがファンタジーなんて話になったのかな?
2012年6月21日に日本でレビュー済み
こういった群像劇も良いですね。
それぞれのエピソードがリアルなので相手との距離の取り方だとか、
共感できる場面が多かった。
ただ、もうネタが尽きそうなので少し心配。
それぞれのエピソードがリアルなので相手との距離の取り方だとか、
共感できる場面が多かった。
ただ、もうネタが尽きそうなので少し心配。
2008年1月5日に日本でレビュー済み
遊園地に到着した各メンバーは、それぞれの理由で陰鬱な表情を浮かべていた。しかしそれもつかの間、一行はひたすら楽しい遊園地を堪能し、夜の花火で幕を閉じる。
…とだけ書くと、他愛のない物語が淡々と進んでいるように聞こえるが、実際、その通りである。発売当時は駄作のように思えた 『子羊たちの休暇』 が実は壮大な伏線だったように、この巻でどんな伏線が隠されているのか、続刊を期待したい。
P.S.
この巻の大きな見所のひとつは、祐麒が途中停車に頑に抵抗する場面の種明かしだろう。免許持ちの私でも見抜けなかった。免許取りたてのときって、とにかく一人で運転したくてしょうがないんですよね…。でもかわいそうなことに、祐麒は高校卒業までに普通免許は取れないのです(笑)
…とだけ書くと、他愛のない物語が淡々と進んでいるように聞こえるが、実際、その通りである。発売当時は駄作のように思えた 『子羊たちの休暇』 が実は壮大な伏線だったように、この巻でどんな伏線が隠されているのか、続刊を期待したい。
P.S.
この巻の大きな見所のひとつは、祐麒が途中停車に頑に抵抗する場面の種明かしだろう。免許持ちの私でも見抜けなかった。免許取りたてのときって、とにかく一人で運転したくてしょうがないんですよね…。でもかわいそうなことに、祐麒は高校卒業までに普通免許は取れないのです(笑)
2007年12月26日に日本でレビュー済み
祥子様の奇行についても全てが明かされ、
所々お笑い満載で最後には心温まるひとときで締める。
さすがです。
今回の一番のお笑いの的は福沢ユキチくんに決定ww
祥子様の奇行については私は見抜くことが出来ませんでした。
ロイヤルストレートフラッシュは笑った。なぜポーカーに結びつけるのかなと。
今野さん頑張ってください。
これからも応援続けます。
思わず遊園地のティーカップに乗りたくなる一冊です(笑)
所々お笑い満載で最後には心温まるひとときで締める。
さすがです。
今回の一番のお笑いの的は福沢ユキチくんに決定ww
祥子様の奇行については私は見抜くことが出来ませんでした。
ロイヤルストレートフラッシュは笑った。なぜポーカーに結びつけるのかなと。
今野さん頑張ってください。
これからも応援続けます。
思わず遊園地のティーカップに乗りたくなる一冊です(笑)