終盤でいい意味で裏切られました。
作者の作品はある程度読んでますが、アンゲルゼも例外無く面白かったです。
でも、一冊目なので、まだまだ序盤です。登場人物と舞台背景の紹介ってところです。
舞台は、一応日本ですが昭和以降が独自の世界観で展開されてます。
内容はネタバレになるので敢えて触れはしませんが、
14歳という主人公の年齢の子が持つ対人関係的な心理描写がやたらリアルです。
設定的には、ラノベにありがちなものだと思いますが、もし印象のみで購入を躊躇っているのであれば、是非だまされたと思って手にとってみてください。
所々えぐるようなきつさもあり、中身は色んな面で濃厚です。
軍事マニアの作者がこれから先どう展開していくか、凄く期待しています。
とりあえず、
歌姫
ツン幼馴染
あほな子
眼鏡軍人
このキーワードが少しでも気になるなら、買って損はないと思います。
次巻は6月のようなので、今から発売が待ち遠しいです。
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アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫) 文庫 – 2008/3/1
世界は彼女の目覚めを待っていた!
東京の沖合に佇む神流島。誰にも嫌われないよう振る舞う毎日に息苦しさを感じる中2の陽菜は、安らぎを求めて森の奥に「マリア」に会いに行っていたのだが!? エンジェリック・ミステリー始動!
東京の沖合に佇む神流島。誰にも嫌われないよう振る舞う毎日に息苦しさを感じる中2の陽菜は、安らぎを求めて森の奥に「マリア」に会いに行っていたのだが!? エンジェリック・ミステリー始動!
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2008/3/1
- ISBN-104086011360
- ISBN-13978-4086011365
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2008/3/1)
- 発売日 : 2008/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 304ページ
- ISBN-10 : 4086011360
- ISBN-13 : 978-4086011365
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,055,825位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学校に軍事教練が存在し、天使病が人々を恐怖に陥れるパラレル日本を
舞台にした近未来ファンタジー。ヒロインは「普通」の中学生陽菜。
あえて苦言を呈してしまうと、「長編のプロローグ」としてならともかく、
これ一冊を単独で見れば評価は低めにならざるを得ない点でしょうか。
初めから「面白くなるであろう実力作家のものする長編」の「プロローグ」
として見ているから許容出来るのですが、序盤の展開が緩やかすぎでは。
小説一冊の完成度として見た場合、起承転結配分のバランスが頭でっかちです。
たった一冊、されど一冊。前半の雌伏が後半のための溜めだったのはわかりますが・・・・
大人は長いシリーズを大人買い出来るから構いませんが、小遣いから「貴重な一冊」を
買う学生さんのことを思うと、一冊をメリハリ良く楽しませる工夫も欲しかった所です。
その点は作者さんも自覚されていたような記述があとがきで出てましたが・・・いいのか悪いのか。
実績のある作家さんだからこの構成が許されるけど、新人なら、一冊一冊が勝負ですから
出来ないでしょうね。私も新人作家なら、序盤で飽きて本を閉じたかもしれません。
その点以外は、非常に完成度が高いと思います。ざらざらとかみ合わない日常を、
小さな疑問や不満を抱えながら生きる思春期のヒロイン。ヒロインの鬱屈した本音に
読む方もイライラさせられます。不快感の描写が丁寧で上手いです。日常の些細な小競り合いと、
大きなうねりが徐々に波長を合わせて行き、やがてカタストロフが陽菜の生活に訪れる。
不満もあれど、そこそこ平和だった生活が一気に崩れ落ちるラスト。中盤からラストの
激流のような展開に目が離せませんでした。序盤の鬱々とした展開にリタイアしそうに
なった方は、ぜひ粘ってみてください。我慢しただけある(笑)折り紙つきの後半でした。
舞台にした近未来ファンタジー。ヒロインは「普通」の中学生陽菜。
あえて苦言を呈してしまうと、「長編のプロローグ」としてならともかく、
これ一冊を単独で見れば評価は低めにならざるを得ない点でしょうか。
初めから「面白くなるであろう実力作家のものする長編」の「プロローグ」
として見ているから許容出来るのですが、序盤の展開が緩やかすぎでは。
小説一冊の完成度として見た場合、起承転結配分のバランスが頭でっかちです。
たった一冊、されど一冊。前半の雌伏が後半のための溜めだったのはわかりますが・・・・
大人は長いシリーズを大人買い出来るから構いませんが、小遣いから「貴重な一冊」を
買う学生さんのことを思うと、一冊をメリハリ良く楽しませる工夫も欲しかった所です。
その点は作者さんも自覚されていたような記述があとがきで出てましたが・・・いいのか悪いのか。
実績のある作家さんだからこの構成が許されるけど、新人なら、一冊一冊が勝負ですから
出来ないでしょうね。私も新人作家なら、序盤で飽きて本を閉じたかもしれません。
その点以外は、非常に完成度が高いと思います。ざらざらとかみ合わない日常を、
小さな疑問や不満を抱えながら生きる思春期のヒロイン。ヒロインの鬱屈した本音に
読む方もイライラさせられます。不快感の描写が丁寧で上手いです。日常の些細な小競り合いと、
大きなうねりが徐々に波長を合わせて行き、やがてカタストロフが陽菜の生活に訪れる。
不満もあれど、そこそこ平和だった生活が一気に崩れ落ちるラスト。中盤からラストの
激流のような展開に目が離せませんでした。序盤の鬱々とした展開にリタイアしそうに
なった方は、ぜひ粘ってみてください。我慢しただけある(笑)折り紙つきの後半でした。
2010年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アンゲルゼ是非全巻一気読みしてください!!お勧めです!! 一度読んだら何度も読みたくなる作品です。
全四巻なのですが、全五巻の予定が大人の事情で書かれなっ方とか・・・・切ないです・・ですがさすがベテランさん!綺麗にまとめてます。
拾いきれなかった設定等は先生公式の同人誌AASTで書かれ2冊で出ます。
アンゲルゼ書かれなかったシナリオでアニメに成らないかな〜そんで青年編出てほしいな〜
全四巻なのですが、全五巻の予定が大人の事情で書かれなっ方とか・・・・切ないです・・ですがさすがベテランさん!綺麗にまとめてます。
拾いきれなかった設定等は先生公式の同人誌AASTで書かれ2冊で出ます。
アンゲルゼ書かれなかったシナリオでアニメに成らないかな〜そんで青年編出てほしいな〜
2018年4月13日に日本でレビュー済み
文庫を買って今でも時たま読み返しています。本当に面白い。作者さんの作品はあらかた読みましたが、なかでもキルゾーンと同じくらい好きです。是非続きを書いて欲しいですが…作者さんがもう書かないと言っておられます。本当に面白いので是非アニメ化して欲しいです。
2008年7月20日に日本でレビュー済み
どうしてコバルトなのかなあ、というのが感想です。
あとがきによると、作者はさんざんホラーにこだわったそうです。
コバルト文庫という媒体が、それを許さなかった、と。
ならば、集英社の他のライトノベル文庫ででも、発表すればよかったのではないでしょうか。
けっこうグロな部分が、この作品の重要な決め味になると思うからです。
それが、コバルトという媒体のために薄めるしかないのなら、いっそ、家出して・・・。
でも、作家にとっては食えるかどうかの問題ですから、むつかしいのかもしれません。
まあ、何はともあれ、続きに期待しましょう。
あと、もう少し展開が速いと、より良いのですが・・・。
あとがきによると、作者はさんざんホラーにこだわったそうです。
コバルト文庫という媒体が、それを許さなかった、と。
ならば、集英社の他のライトノベル文庫ででも、発表すればよかったのではないでしょうか。
けっこうグロな部分が、この作品の重要な決め味になると思うからです。
それが、コバルトという媒体のために薄めるしかないのなら、いっそ、家出して・・・。
でも、作家にとっては食えるかどうかの問題ですから、むつかしいのかもしれません。
まあ、何はともあれ、続きに期待しましょう。
あと、もう少し展開が速いと、より良いのですが・・・。
2008年3月2日に日本でレビュー済み
教育課程に軍事教練が組み込まれている近未来の孤島を舞台にした学園ラブロマンス……になりそうでならないところが須賀さんらしくって終盤の容赦のない展開は期待以上でした。どんどんテンションがあがっていって、最後まで裏切られることがないというか。アンゲルゼ・ウィルスにより発症する天使病という奇病が人類の進化を促し、人類を捕食する存在アンゲルゼとして、休戦協定を結びながらも間歇的に戦争を続けている、というわけで将来役に立ちそうもないダラッとした軍事教練がカリキュラムに組み込まれているという設定で、非日常になりすぎず現代日本の常識や日常とのバランスが上手く取れてると思いました。
まだまだ序盤ですが、頑張ろうにもな約一名がどうなっていくのか本当に興味をそそられます。細やかな世界設定や伏線がどう機能していくのか本当に気になります。あとがきの問いかけですが、それでも湊のほうがいいなぁ、と思いました。
まだまだ序盤ですが、頑張ろうにもな約一名がどうなっていくのか本当に興味をそそられます。細やかな世界設定や伏線がどう機能していくのか本当に気になります。あとがきの問いかけですが、それでも湊のほうがいいなぁ、と思いました。