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夜来香幻想曲: 約束の街と恋の招待状 (コバルト文庫 ひ 9-3) 文庫 – 2009/6/2

3.6 5つ星のうち3.6 5個の評価

レトロモダンなシンデレラ・ストーリー開幕!
両親を亡くし、伯父の家で肩身の狭い思いで暮らす少女・キヨ。だが15歳のある日、思わぬ報せが届く。亡き父は異国の大貴族だったのだ。迎えに来た青年アーウィンと共に、キヨは故郷・夜来香の街へ…。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2009/6/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/6/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086013037
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086013031
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 5個の評価

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ひずき 優
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年6月9日に日本でレビュー済み
 両親を亡くし、睡蓮島の叔父に引取られたキヨは、両親が結婚
していなかったことや、父の血を引く異国人のような容貌であった
ことから、叔母や従兄弟たちからいじめられる日々を過ごしていた。
 ところが、16歳を間近にひかえたある日、キヨが実は大貴族の
残した莫大な財産の相続人であることが伝えられる‥。

 上海をモデルにした「夜来香」に渡ったキヨを巡って巻き起こる
誘拐事件と争闘の数々。
 誰が敵で、誰が味方か、誰も信じられなくなったキヨに残された
道とは‥。
 ミステリー、大活劇、そしてシンデレラストーリーと盛りだくさんの
この一冊。
 バンドや旧租界の上海を思い浮かべながら、お楽しみください。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月3日に日本でレビュー済み
幼いころ両親を亡くし、伯父の家にひきとられて暮らすキヨ。
閉鎖的な島で、キヨの異国の血が混じる外見はからかいの元だった。
けれどある日、本土の街・夜来香から
紳士然とした青年アーウィンが、キヨを迎えに来る。
キヨの父は西の国の貴族で、キヨに多額の財産を残したという話を持って。
キヨは父のことを知りたくて、彼とともに懐かしい夜来香の街へむかうが。。
20世紀はじめの上海をモデルにした架空の街・夜来香が舞台の
シンデレラ・ストーリー。

田舎で虐げられつつも守られて暮らしていた普通の少女キヨが
多種多様な人種が集まり、光と闇がたっぷり詰め込まれた街・夜来香で
新しい生活の一歩を踏み出すお話です。
自分に優しくしてくれるアーウィン、
街で知り合った青年・フランク、
父の代理人で夜来香のキングと呼ばれるロートシルト。
裏切りや背徳がうずまく夜来香で、キヨが信じられるのは誰なのか。
そして幼い頃、約束をした少年と再会できるのか。

夜来香というなんでもありの雑多な街が印象深いお話でした。
でもお話はほんの少しシビアだけど、さわやかで甘さもあるお話です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月12日に日本でレビュー済み
両親を亡くしたため、また混血児であるために、みじめな境遇にあったヒロイン・橘キヨが、
実は莫大な遺産を相続していた──というシンデレラストーリーが主軸です。
突然上流階級の仲間入りをすることになるキヨが、美青年アーウィンに連れられ、ドレスを新調したりパーティーに出席したりする場面は、乙女心を刺激します。
異世界ファンタジーという形をとってはいますが、舞台は20世紀初頭の上海がモデルのようです。
西洋の文化が移植された中にもエキゾチックさがただよう夜来香の空気感が巧みに描き出され、都市自体もまた主人公のように感じられました。
登場人物ひとりひとりが、最初から最後まで、きちんと説得力のある造形がなされています。
ほんのすこしほろ苦さの残る結末も好感が持てました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月23日に日本でレビュー済み
どんでん返しが続いて二転三転、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまいました。
この時代の考証がしっかりなされています。舞台はまるで映画のようで、目に浮かぶようですす。
ひたむきで清純な主人公、キヨはたいそう好感がもてますし、
アーウィン、フランク、、、と美少年が出るのも嬉しいところ。
非日常にひたれます。お勧め!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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