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マリア様がみてる 34 リトルホラーズ (コバルト文庫) 文庫 – 2009/7/1

4.2 5つ星のうち4.2 50個の評価

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福沢祐巳、3年生!
祐巳・由乃・志摩子が3年生になった4月。山百合会のメンバーは新入生の菜々を迎え、薔薇の館に集まっていたが…!? 新学年の祐巳たちを描く書き下ろしと、雑誌「Cobalt」掲載の短編を収録!

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2009/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086013053
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086013055
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.3 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 50個の評価

著者について

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今野 緒雪
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1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お釈迦様もみてる S-キンシップ』(ISBN-10:4086014513)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
50グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 少女小説というと、多くの人はどんな先入観をもっているだろうか。芥川の『女生徒』を思い浮かべるのだろうか(これが少女小説か否かでまた話が膨らむが)?
 舞台は女子校。それもファンタジー要素のない現代の学校なのため、なんてことのない日常生活を描いた作品なのだが、非常に読みやすい文体が好印象。特徴的なのは、地の文が論理的。まるでミステリ小説の探偵が犯人のトリックを解説しているような文が散見する。著者が心がけて書いているのか、あるいは生来の感性なのか? 不確定だが、それだけに主人公らの心理描写が丁寧に落ち着いて描写されている。
 抜群の安定感がある文体で、幅広い読者からファンを獲得できるだろう。
 表紙のアニメ絵などから敬遠していた読書家は、純文学のつもりで目を通しても良作だ。
 オススメの星5つ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハローグッバイでさよならかと思いきやまだまだ続くぜ!という期待は正直あんまりしてませんでした、というのもレビューや軽度のネタバレをみてたので、逆にハイハイ短編短編というつもりで臨みましたwwこれまでの短編で出てくる祐巳や祥子たちの話ではない、番外的な話はつまらなくはないんですが正直マリみてでやらなくてもというのが結構ありました、時系列も番外だけあって前後するものが多かったですし。

という意味ではこのリトルホラーズではその期待をいい意味で裏切ってくれる部分が割りとあって案外楽しめました。
薔薇さまになった祐巳や由乃、つぼみがすっかり板に付いた瞳子達の話もありましたし。

ただハローグッバイ以前からですが、ここ最近の祐巳さんの株爆上げでちょっと物足りない感があります、志摩子さんは相変わらず安定しまくって波乱もなしですし
瞳子は姉妹になった瞬間からもう熟年夫婦かよってくらい落ち着いて、祐巳に甘える描写もほぼ皆無!!その中にあって由乃だけがあまり成長を見せず志摩子さんはもちろん祐巳にまで軽くあしらわれ、あまつさえ妹にも手玉に取られて大丈夫かこれで、状態でした。
基本的には非常に楽しく読めましたがやはり、以前、作中瞳子も懸念していましたが祥子という女優が抜けた穴は全体のバランスを崩す案外大きな穴だったんではないか、という気もしました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月5日に日本でレビュー済み
刊行のペースが早いのが今野先生の特徴とはいえ、幕引きとなったマリみて「短編集」的な作品ではありますが、
あまりにも早い復活に驚嘆の声を禁じ得ない方多数と思われます。

由乃の妹となった新1年生の「有馬菜々」の視点から語られる物語。
剣道部の会合に参加しないお姉さまを探しに薔薇の館までやってくるのだが・・・。

新2年生となった紅薔薇のつぼみと白薔薇のつぼみの二人。
「瞳子」→「瞳子様」。
「乃梨子」→「乃梨子様」。
も二人の下級生の視点がシリーズ初で入ったからこその新鮮さがあります。

そして恒例の
「ごきげんよう。ごきげんよう。」の前振り文句が今回はないのです。
登場人物紹介に
祐巳堂々の「紅薔薇様(ロサ・キネンシス)」の文字が!
由乃の「黄薔薇様(ロサ・フェティダ)」と併せて、シリーズ初巻から彼女たちを
見守ってこられた多くの方たちには感慨深いことだと思われます。

1年生の、まだ祥子と姉妹になったばかりの頃、
祥子のことが好きなのに心が通わせられずひとりぼっちで泣いていた祐巳。
それを先々代の「紅薔薇」水野蓉子に慰められていた彼女が・・・・・・
見事に「紅薔薇」として一人立ちしました!

今回は短編集ですので、主要メンバーの出番は少なく、期待はむしろ次巻以降に持ち越しです。
新キャラ登場の期待の1番手は「乃梨子の1つ年下の妹」ですね。
菜々と同級生ですから、当然にリリアンに入学してきているはずです。

復活の狼煙を上げるにはやや早いながらも、また彼女たちと出会えたことをファンは素直に喜びましょう。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月25日に日本でレビュー済み
大好きなマリア様がみてるが新しく出たと聞いてワクワクしながら読んでみた。
本編の話は本当に面白かった。いつもと●●が違う志摩子に、由乃と祐巳の行動にそんな理由が…って最後まで楽しめました。
ただ間間に入ってた短編は…「何この落ち?」って感じでした。意味は分かるんですが落ちの伏線が無いような…(私が気付かないだけで、あったのかもしれません)少なくとも怖くは無かったです。
先生、のんびりでいいので本編をお願いしますー(短編のみしか書いてないみたいな事を後書きで言ってたので)
本編だけだったら☆五つ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月13日に日本でレビュー済み
第36巻・「リトル ホラーズ」。

「ハローグッバイ」で一旦終了したはずのマリみてですが、もう再開なんですか!?と、嬉しい悲鳴を上げてしまったこの巻。
表紙の菜々ちゃんが(特におでこが)、個人的にあまりにもツボだったので二重の意味で狂喜しました(笑)。

しかし、内容はというと……これは短編集みたいです。今後は本編をじっくり書くのではなく、短編をまとめる形でぼちぼち話を進めていくようです。
イントロのリリアン女学園の説明文もありませんし、あくまで既存のファン向けの内容ですね。この巻からマリみてに触れるような方には、設定がさっぱり分からないでしょうし……。

この巻は、黄薔薇のつぼみとなった菜々ちゃんの、お披露目みたいな巻。新たに薔薇さまとなった祐巳と由乃の姿もまた新鮮ですし、祥子さまの”さ”の字も出てこない所がまた感慨深いです。

短編は……ごめんなさい、どれも微妙です。「ワンペア」はちょっとホラー風味で面白かったのですが、それ以外はなんだか数合わせで入っている程度の印象。

ゆっくりでいいですから、どうか本編をもう少し頑張ってほしいです。特に、すっかり無個性と化した瞳子ちゃんの活躍を期待したいところです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月3日に日本でレビュー済み
短編集であることは間違いないらしい。(「あとがき」談)
しかし、形を変えてスタートと言い切ってる今野先生。
本当に新章スタートですか?

気になったのが恒例儀式の一ページが抜け落ちている点。
あれ?いつもの一ページは?と疑問に思う方も少なからずいるはず。

中身ですが、祐巳に成長を感じます。
立ち回りから本当に先代紅薔薇さまに遜色ない人物になってます。
短編はリトルでは済まされないホラーも収録されておりハラハラします。

マリみてシリーズドタバタ劇は未だ健在。
これからも応援してます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月15日に日本でレビュー済み
この本におさめられている短編には、どこか不条理な香りが漂います。まずは話が綺麗に着地していません。そしてどこかカフカ的な設定があります。『マリア様がみてる』でまさかこのような不条理小説を読むことになるとは思いもしませんでした。また短編はつまらないという他のレビュアーの意見もありますが、私にはそうは思えません。とても趣向を凝らした設定と文章と、話の構成は見事であると言えるでしょう。おそらく話が宙づりになっている感覚をおぼえてしまったから、それについて「つまらない」という感想を抱いたのだと推察します。ただの学園コメディではない『マリア様がみてる』の別の一面を覗いてみたい人にはオススメできますが、それを受け付けない人も中にはいるでしょう。これは感性や作品に求めるものの違いからなのでしょう。私の率直な意見を言わせてもらうと「面白かった」それだけです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年7月16日に日本でレビュー済み
山百合会メンバー以外がメインの短編が五話収録されています。
全体的にファンタジー要素多めと言いますか、「世にも奇妙な物語り」に出てきそうなお話が多くて
自分の中にあったいつものマリみてのイメージとは少し違ったものになっています。
短編では特にこれといったお話はなかったんですが、のりしろ部分である「リトルホラーズ」では新生徒会の様子を菜々視点で描かれているので気に入っています。
個人的にはそろそろシリアス要素が入っているものが読みたいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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