本編である「マリア様がみてる」を読んでいた時には「女子校はこんなものなのかなぁ」と
思っていました(共学だったので)。
本作では「男子校はこんなものなのかなぁ」と感じている自分がいます。
「マリア様がみてる」1巻での舞台となるシンデレラの裏側で、そこに参加する彼らの
動きが展開されていきます。
本編で2人が姉妹となる同じ時期に、語弊があるかもしれませんが兄弟(むしろ親子かな)の
関係が深まっていくのは興味深いです。
本編「マリア様がみてる」1巻を読んでから本作を読まれるようお勧めします。
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お釈迦様もみてる スクール フェスティバルズ (コバルト文庫) 文庫 – 2010/7/1
リリアンの薔薇さまが花寺に登場!
花寺学院の学園祭。ミス花寺コンテスト(女装)の審査のため、リリアン女学園の薔薇さまたちが花寺にやってきた。祐麒たち1年生は口をきくこともできず…。(「薔薇さまin花寺」)ほか1編を収録。
花寺学院の学園祭。ミス花寺コンテスト(女装)の審査のため、リリアン女学園の薔薇さまたちが花寺にやってきた。祐麒たち1年生は口をきくこともできず…。(「薔薇さまin花寺」)ほか1編を収録。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2010/7/1
- 寸法10.5 x 1.2 x 15 cm
- ISBN-10408601422X
- ISBN-13978-4086014229
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2010/7/1)
- 発売日 : 2010/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 408601422X
- ISBN-13 : 978-4086014229
- 寸法 : 10.5 x 1.2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,170,639位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お釈迦様もみてる S-キンシップ』(ISBN-10:4086014513)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月3日に日本でレビュー済み
このシリーズが2巻以降になってからというもの「いつ買うのをやめるか」
と迷いつつ、結局購入し続けてしまい、二度と開かないという状態が続いた。
しかし、ようやく!やっとドラマの中枢が、そうであるべきはずの
「光の君」と「その烏帽子子」の物語に移行し始めて嬉しい。
それにしてもここにたどり着くまでとてつもなく長かった…。汗
今回の優さん視点について、今野さん自身は「へたれ」と評しているが、
私はそうは感じない。ここにきて今まで全く何を考えているのかサッパリ
見えなかった柏木優という一人の青年が、本来完璧ではなく、様々な
表情やナイーブさを持つ人間だということが、この新刊には丁寧に描かれている。
思うに、優さんと祐麒の二人のエピソードを語るには、他の先輩や
小林が邪魔なのではないだろうか。今回の新刊のように、じっくり
二人が静穏な空間を共有し、弱さを見せ許し、許容していく過程こそが、
この「お釈迦様もみている」の本筋であるべきだと痛感する。
やっと優さんと祐麒の距離が縮まり始めた。これから楽しみな展開だ。
願わくば、このままのペースを崩さずに二人の関係を深く掘り下げてほしい。
ただ、ボーイズラブであるのか、少年二人の限りなく愛に近い友情であるのか…
コバルト文庫のジャンルの中途半端さが、長所か欠点か非常に
判断が難しい。そしてやはり、表紙は優さんと祐麒であるべきだったと思う。
と迷いつつ、結局購入し続けてしまい、二度と開かないという状態が続いた。
しかし、ようやく!やっとドラマの中枢が、そうであるべきはずの
「光の君」と「その烏帽子子」の物語に移行し始めて嬉しい。
それにしてもここにたどり着くまでとてつもなく長かった…。汗
今回の優さん視点について、今野さん自身は「へたれ」と評しているが、
私はそうは感じない。ここにきて今まで全く何を考えているのかサッパリ
見えなかった柏木優という一人の青年が、本来完璧ではなく、様々な
表情やナイーブさを持つ人間だということが、この新刊には丁寧に描かれている。
思うに、優さんと祐麒の二人のエピソードを語るには、他の先輩や
小林が邪魔なのではないだろうか。今回の新刊のように、じっくり
二人が静穏な空間を共有し、弱さを見せ許し、許容していく過程こそが、
この「お釈迦様もみている」の本筋であるべきだと痛感する。
やっと優さんと祐麒の距離が縮まり始めた。これから楽しみな展開だ。
願わくば、このままのペースを崩さずに二人の関係を深く掘り下げてほしい。
ただ、ボーイズラブであるのか、少年二人の限りなく愛に近い友情であるのか…
コバルト文庫のジャンルの中途半端さが、長所か欠点か非常に
判断が難しい。そしてやはり、表紙は優さんと祐麒であるべきだったと思う。
2010年7月14日に日本でレビュー済み
リリアン女学園と花寺学院、女子校と男子校それぞれの生徒会が
お互いの学園祭に行き、交流するお話。
作者も言っているように、先行して「マリみて」があるため
どうしても制限を受けざるを得ない。
両者のマッチングが、今のところうまく行っていないのではないかと
懸念する。
このシリーズの最初はリリアンとの絡みが薄いので比較的自由に展開
出来たが、学園祭の相互乗り入れとなると「絡み」の縛りがチト厳しい
ように思う。
失礼ながら柏木君の性格設定に破綻を感じるのだがどうだろう?
…と言いながら読んでいるけど。
お互いの学園祭に行き、交流するお話。
作者も言っているように、先行して「マリみて」があるため
どうしても制限を受けざるを得ない。
両者のマッチングが、今のところうまく行っていないのではないかと
懸念する。
このシリーズの最初はリリアンとの絡みが薄いので比較的自由に展開
出来たが、学園祭の相互乗り入れとなると「絡み」の縛りがチト厳しい
ように思う。
失礼ながら柏木君の性格設定に破綻を感じるのだがどうだろう?
…と言いながら読んでいるけど。
2010年7月29日に日本でレビュー済み
前巻はストーリーがめちゃめちゃで、現実感がまるでなかったが、
今巻は本編・マリア様がみてるのストーリーにきちんとリンクして
いて、非常に面白く読むことが出来た。
特に「ぎんなん王子」の下りは、柏木の視点から見るとこうなのか〜
と改めて納得。
その後、花寺の生徒会室に戻る当たりの下りは彼の弱さがきちんと
描かれており、非常に良かったと思う。
全体としては、今巻同様本編とのリンクを意識していくことで読者
としては楽しみやすいのだが、全くの独立させて仕上げていくのは
きつそうなイメージ。今後の展開に期待したいところ。
また、何と言ってもマリア様がみてるの本編の執筆再開が待たれる
ところである。
今巻は本編・マリア様がみてるのストーリーにきちんとリンクして
いて、非常に面白く読むことが出来た。
特に「ぎんなん王子」の下りは、柏木の視点から見るとこうなのか〜
と改めて納得。
その後、花寺の生徒会室に戻る当たりの下りは彼の弱さがきちんと
描かれており、非常に良かったと思う。
全体としては、今巻同様本編とのリンクを意識していくことで読者
としては楽しみやすいのだが、全くの独立させて仕上げていくのは
きつそうなイメージ。今後の展開に期待したいところ。
また、何と言ってもマリア様がみてるの本編の執筆再開が待たれる
ところである。