父が謀反を唆した事を引け目に感じ、無憂の求婚になかなか応えられなかった明霞。心を決めようやく婚約式を迎えた第5巻は、無憂の領地にある両親の墓稜への墓参りです。
王都から馬で十日の道のりにある濮王領では、あろうことか災害で壊れた墓稜の修復をした人足が行方不明になっており、不孝による死を遂げた父王の呪いが噂されていた。お忍びで訪れた二人に、州知事もあからさまな迷惑顔を隠さない―。
前巻で明霞の持つ力に目をつけた玄英の不吉な言葉が棘のように刺さり、その背後の天心党に<無極の徒>の影がちらついている。…けれど今は墓参り。
今回の明霞の占いは、事件解決のため自主的になされるのでここ何回かの、不本意に占って極端な結果を告げられず、事件が起こってしまい…というのよりは気持ちよく読めました。ただ、付け足しっぽい感じは否めないのですが…。
ラブに関しては、無憂がちょっかいかける→明霞、焦って突き放す、ってパターンからそろそろ脱却して欲しいかな。気持ちを決めるまでもグダグダ長かったから、急にはラブラブにはならないとしてもちょっと変化が欲しい所です。
小編の「果たし合いは愛の架け橋」耿従兄さんはとんだコメディー要員でした。もしやこの路線でこの「愛」にがんじがらめに?。確かに色めく伏線は何も無かったけれど、気持ちが無いのにガッチリ固められちゃうのはかなり可哀そう。祝福できるかはこれからの推移しだいですね。
ここで起こった事件って、いわゆるシリーズの本筋とは関係ないような?。二人の絆はそれなりに深まるのですが耿と凌波の小編と合わせ、外伝のようでした。
もうやめようかと悩んで結局読んだのですが、やっぱり明霞の造形が苦手で…★が上がりません。
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天命の王妃 占者は愛を誓う (天命の王妃シリーズ) (コバルト文庫) 文庫 – 2011/9/1
婚約式のつぎは、神隠しの調査!?
年が明け、明霞と無憂の婚約式が無事に行われた。数日後、無憂の父母の墓に婚約の報告をするため、二人は濮州という土地を訪れることに。しかしそこでは、墓に近づいた人が行方知れずになる事件が起き、呪いの存在が囁かれていて…!?
年が明け、明霞と無憂の婚約式が無事に行われた。数日後、無憂の父母の墓に婚約の報告をするため、二人は濮州という土地を訪れることに。しかしそこでは、墓に近づいた人が行方知れずになる事件が起き、呪いの存在が囁かれていて…!?
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2011/9/1
- ISBN-104086015560
- ISBN-13978-4086015561
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2011/9/1)
- 発売日 : 2011/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4086015560
- ISBN-13 : 978-4086015561
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,615,819位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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