自分が思春期を支えてもらった一冊。実家にある本が読める状態ではなかったので、読み返したくて購入しました。
中学生の娘に読んで欲しいなと思ったのですが、今時の言い回しではなく、主人公のセリフ一つ一つがちびまる子ちゃんみたいに、おばさん構文になってしまっているのが気になってしまい、世界に入り込めなかったようです。
それもそのはず、30年以上前の作品ですもんね…。
私自身はとっても懐かしく読みました。物語のサブヒロインたちの苦悩と利世の現実との苦悩がリンクして、利世が記憶を少しづつ呼び覚ましていく様に、ドキドキワクワクしながらページを巡って行った頃のこと。
忘れられない作品です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
シンデレラ迷宮 (集英社文庫 52-L) 文庫 – 1983/6/1
朝目が覚めると、まるで知らない世界に来ていた…。記憶を失った利根をのぞきこんでいたのは、ヘンな赤毛の踊り子。それは、まさに『白鳥の湖』のオーディションだった! どうなってるの!?
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1983/6/1
- ISBN-104086105748
- ISBN-13978-4086105743
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (1983/6/1)
- 発売日 : 1983/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4086105748
- ISBN-13 : 978-4086105743
- Amazon 売れ筋ランキング: - 583,889位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1957年、北海道生まれ。藤女子大学国文学科卒業。大学3年の夏に『さようならアルルカン』で青春小説新人賞に佳作入選。2008年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『21世紀版 少年少女古典文学館 3 落窪物語』(ISBN-10:4062827530)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
氷室冴子さんの作品はこれが1番好きです。あの頃何回も読んだ気がします。久しぶりに読んだけどやっぱり好きです!
2022年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い作品だが面白みはかけていない。
2019年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
利根が断片的に思い出して行く記憶のすべてが、美しく儚く悲しく、心に沁みます。
このまま眠って目が覚めなければいいと人生で何度か思った経験があるのは、ずっと昔にこの作品を読んだことを何処かで覚えていて、夢の中でなら利根のように救われると信じているからかもしれません。
夢の中の大好きな友人たちと生活をして一度心の深呼吸をしてみれば、もしもまた目が覚めてしまっても、ちゃんと現実を見られる自分に生まれ変われるかもしれないという救いを求め、何度も何度も読み返す本。
古本で何度も何度も購入している本作ですが、今回電子書籍で購入してみて、あの可愛らしいイラストを綺麗に見ることが出来て感動しました。
スクショして待ち受けにしたいなと思うほど好きな絵です。
続編のシンデレラミステリーも好きです。万里との関係も胸が締め付けられるような思いになりますが、ひとつひとつの描写が丁寧で、人はこうして大人になっていくのだと、本作及び続編の読了後にしみじみとします。
派手な話ではないけれど、令和の時代になってもまったく古臭さを感じない不朽の名作です。
このまま眠って目が覚めなければいいと人生で何度か思った経験があるのは、ずっと昔にこの作品を読んだことを何処かで覚えていて、夢の中でなら利根のように救われると信じているからかもしれません。
夢の中の大好きな友人たちと生活をして一度心の深呼吸をしてみれば、もしもまた目が覚めてしまっても、ちゃんと現実を見られる自分に生まれ変われるかもしれないという救いを求め、何度も何度も読み返す本。
古本で何度も何度も購入している本作ですが、今回電子書籍で購入してみて、あの可愛らしいイラストを綺麗に見ることが出来て感動しました。
スクショして待ち受けにしたいなと思うほど好きな絵です。
続編のシンデレラミステリーも好きです。万里との関係も胸が締め付けられるような思いになりますが、ひとつひとつの描写が丁寧で、人はこうして大人になっていくのだと、本作及び続編の読了後にしみじみとします。
派手な話ではないけれど、令和の時代になってもまったく古臭さを感じない不朽の名作です。
2020年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子どもの頃夢中で何度も読みました。空想の世界へ逃避しがちな子どもが思い通りにならない現実とどう折り合いをつけていくか、というテーマの話です。まさにそのタイプの子どもだった思春期の私には、主人公の最後の「せーの、ほら。」という言葉は、現実へ向かうために彼女が手を取って一緒に進んでくれたように思えました。
不思議な世界で主人公が出会う4人の女性の物語もすべて面白いです。お伽話(一人は小説)の登場人物でありながら、一般に流布している物語での印象とまるで違う彼女たち。芥川龍之介の『藪の中』さながらに、視点を変えることで、有名なお伽話がまったく違う物語へと変わるのです。特に白鳥の湖の悪役であるオディールの、父親とオデットへの複雑な思いには胸が締め付けられるようでした。
児童文学の名作として語り継がれる価値のある物語だと思います。
不思議な世界で主人公が出会う4人の女性の物語もすべて面白いです。お伽話(一人は小説)の登場人物でありながら、一般に流布している物語での印象とまるで違う彼女たち。芥川龍之介の『藪の中』さながらに、視点を変えることで、有名なお伽話がまったく違う物語へと変わるのです。特に白鳥の湖の悪役であるオディールの、父親とオデットへの複雑な思いには胸が締め付けられるようでした。
児童文学の名作として語り継がれる価値のある物語だと思います。
2019年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変素敵でした
2016年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多感な時期の女の子の揺れる気持ちが怖いくらい繊細に書かれている良作だと思っています
別世界?に突然トリップしてしまった女の子がどうして自分がその世界に飛ばされたのか
その理由を探るうちに己の内面と向き合い、現実世界と交錯する謎や無くした記憶を辿り
思春期のちっぽけな女の子が生きる答えを見つけていく…そんなお話です
その昔中高生に流行ったコバルト文庫ですが(今でいうラノベ?)最近の子にはどうだろう?と渡してみたところ、娘のお気に入りになりました
時代を経ても良い作品はその時々の人の胸を打ち、かつて私が感じたように娘は娘なりに こちらの作品で何かを得たようです
作家の氷室先生が早くに亡くなってしまったことで絶版化している作品も多いので、手元に残しておきたい場合は購入をお勧めします
続巻になるシンデレラ・ミステリーと対で読むと更に面白いと思っています
別世界?に突然トリップしてしまった女の子がどうして自分がその世界に飛ばされたのか
その理由を探るうちに己の内面と向き合い、現実世界と交錯する謎や無くした記憶を辿り
思春期のちっぽけな女の子が生きる答えを見つけていく…そんなお話です
その昔中高生に流行ったコバルト文庫ですが(今でいうラノベ?)最近の子にはどうだろう?と渡してみたところ、娘のお気に入りになりました
時代を経ても良い作品はその時々の人の胸を打ち、かつて私が感じたように娘は娘なりに こちらの作品で何かを得たようです
作家の氷室先生が早くに亡くなってしまったことで絶版化している作品も多いので、手元に残しておきたい場合は購入をお勧めします
続巻になるシンデレラ・ミステリーと対で読むと更に面白いと思っています
2017年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに読みたくなり、探しました。中古しかないです。
読みなおして、やっぱり名作だったと思いました。中古でしたが、割と綺麗で満足です。
読みなおして、やっぱり名作だったと思いました。中古でしたが、割と綺麗で満足です。