太陽が燃え尽きて２年が過ぎた金沢の町。
世界中の人々がいつか輝く人工太陽を夢見ながらスリーピングセンターで眠りにつく中、金沢のセンターで再会する耕平達。
宇宙のコロニーでの太陽計画が頓挫する中、彼はいつか帰ってくる郁美の為に自らの手で半年だけの太陽「目覚まし時計」を打ち上げようとする。
計画の頓挫、耕平たちの太陽へ向ける思い、みどりの行方不明になった恋人への思いをうまく絡み合わせ、最後には妖精や天使の力まで借りて「目覚まし時計」を打ち上げる流れはとても良い。そしてラスト、半年限りとはいえ戻った青空に奈々美達が見つけた流れ星、それはシャトルの脱出用のカプセルで、そこから出てきた５０人の科学者達。その中には耕平の名を呟く女性が…とうまく３巻へつなげ、次への期待を更に膨らませています。
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