第9巻・「チェリーブロッサム」。
巡り来る春。華やかな桜を見上げる新キャラが、表紙を飾っています。
三年生の卒業は即ち、新たな薔薇さまの誕生と、新一年生の到来を意味しています。この巻から主要登場人物紹介のページも一新。ここから最終巻までずっと、この紹介ページの絵柄は変わりません(笑)。
第2部・開幕。新一年生である、二条乃梨子と松平瞳子が新登場。
それにふさわしく前半に至っては終始、乃梨子の視点で物語が進みます。新たな「白薔薇さま」となった志摩子との出会い、そしてその出会いが生んだ大きな事件の様子が描かれます。
主役交代か!?と危ぶまれましたが、後半はいつも通り祐巳の視点で、同じ数日間の裏話が描かれます。急接近する志摩子と乃梨子ちゃんの関係を目の当たりにして、友情とわずかな嫉妬の間で揺れ動く祐巳。
さらには瞳子ちゃんと祥子お姉さまとの、浅からぬ関係にもやきもきするところが微笑ましいです。
新キャラ登場で大きく様変わりする山百合会。瞳子と乃梨子が今後の展開のキーとなっていくのは間違いなく、目が離せませんね。
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マリア様がみてる 9 チェリーブロッサム (コバルト文庫) 文庫 – 2001/7/27
私立リリアン女学園の入学式で新入生を代表して挨拶した乃梨子。実は仏像の造形美に魅せられていて…カトリックのマリア様を愛でるこの学校で、無事3年間過ごせるの!? お騒がせ学園コメディ!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2001/7/27
- ISBN-104086148951
- ISBN-13978-4086148955
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2001/7/27)
- 発売日 : 2001/7/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4086148951
- ISBN-13 : 978-4086148955
- Amazon 売れ筋ランキング: - 426,239位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お釈迦様もみてる S-キンシップ』(ISBN-10:4086014513)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年10月11日に日本でレビュー済み
1997年に雑誌『Cobalt』に掲載された読み切りの改訂版、乃梨子が入学してから新入生歓迎会で「宗教裁判」(本文より)にかけられるまでの流れを描いた「銀杏の中の桜」と、その経緯を宗教裁判の仕掛け人の側から描いた「BGN(バックグラウンドノイズ)」の2本立て。
最後の結末を読んで、「感動した!!」という気分が半分。もう半分は、「しっかり見えてもたかが高校生」(文庫版初巻より)の彼女たちがここまでやるとはという驚嘆の念。この2つが入り交じった複雑な思いになった。
ちなみに、雑誌版と比べると「ほとんど内容は変わりません」(あとがきより)とのことだが、ストーリーラインと関係ない部分では細かい加筆が大幅に行われている。興味のある方は雑誌版と読み比べるのも一興。雑誌版は別の人が挿し絵を描いてるし。
最後の結末を読んで、「感動した!!」という気分が半分。もう半分は、「しっかり見えてもたかが高校生」(文庫版初巻より)の彼女たちがここまでやるとはという驚嘆の念。この2つが入り交じった複雑な思いになった。
ちなみに、雑誌版と比べると「ほとんど内容は変わりません」(あとがきより)とのことだが、ストーリーラインと関係ない部分では細かい加筆が大幅に行われている。興味のある方は雑誌版と読み比べるのも一興。雑誌版は別の人が挿し絵を描いてるし。
2012年6月7日に日本でレビュー済み
春になって祐巳たちは二年生、祥子たちは三年生になりました。
卒業生のお三方がとても魅力的な人たちだっただけに、新入生はハードル高くなるな、と心配していたのですが
勿論杞憂に終わりました(笑)
瞳子、乃梨子どちらも癖のある非常に魅力的なキャラなのですが、個人的に乃梨子が好きです。
乃梨子はお嬢様ではないので、祐巳以上に読者の等身大として優秀だと思います。
(祐巳もお嬢様らしくはないですが、何だかんだいって幼稚舎からのお嬢なので)
また、サバサバした性格も好みです。
でも、瞳子みたいに生意気な方が後輩としては可愛いんですよね(笑)
ただ、今回はキャラの関係性だとかそういった面では楽しめましたが、ストーリーとしては微妙です。
友達なんだから、こんなに大事にせずに一言考え過ぎだって言ってあげればいいのに・・・。
卒業生のお三方がとても魅力的な人たちだっただけに、新入生はハードル高くなるな、と心配していたのですが
勿論杞憂に終わりました(笑)
瞳子、乃梨子どちらも癖のある非常に魅力的なキャラなのですが、個人的に乃梨子が好きです。
乃梨子はお嬢様ではないので、祐巳以上に読者の等身大として優秀だと思います。
(祐巳もお嬢様らしくはないですが、何だかんだいって幼稚舎からのお嬢なので)
また、サバサバした性格も好みです。
でも、瞳子みたいに生意気な方が後輩としては可愛いんですよね(笑)
ただ、今回はキャラの関係性だとかそういった面では楽しめましたが、ストーリーとしては微妙です。
友達なんだから、こんなに大事にせずに一言考え過ぎだって言ってあげればいいのに・・・。
2006年12月31日に日本でレビュー済み
仏像鑑賞が趣味中学まで共学そんな乃梨子が、カトリックの女子校でうまくやっていけるのか?負けず嫌いな彼女は虚勢を張ってがんばっていますが、やはり15歳の娘、孤独感を感じ銀杏の中の桜へ、そこで会う運命の人。
いつかは此処(リリアン)を去るかもしれない、いいえ去るべきかもと、一人悩み親友の祐巳たちにも打ち明けられない、新白薔薇様(志摩子)、前白薔薇様(聖)との思い出の場所、桜の木へ、彼女を此処に踏み留ませる娘との出会い。
いつしか、似た物同士悩みを持つ二人が気になるあの人から掛け替えのない存在へ。
新山百合会+新キャラ陶子の画策で、二人の身に事件が、感動物?
いつかは此処(リリアン)を去るかもしれない、いいえ去るべきかもと、一人悩み親友の祐巳たちにも打ち明けられない、新白薔薇様(志摩子)、前白薔薇様(聖)との思い出の場所、桜の木へ、彼女を此処に踏み留ませる娘との出会い。
いつしか、似た物同士悩みを持つ二人が気になるあの人から掛け替えのない存在へ。
新山百合会+新キャラ陶子の画策で、二人の身に事件が、感動物?