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荒木 飛呂彦
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バオー 来訪者 (集英社文庫(コミック版)) 文庫 – 2000/6/16

4.7 5つ星のうち4.7 345個の評価
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秘密機関“ドレス”が創り出した最強の生物兵器・バオー。橋沢育朗に寄生し、超能力少女・スミレと共にドレスから脱走したバオーに、暗殺者たちが次々と襲いかかる。その時、育朗の中に眠る無敵の生命・バオーが覚醒する!! 荒木飛呂彦が描く伝説のSFバイオレンス傑作が、今ここに文庫版で復活する…!
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  1. 本の長さ
    368ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    集英社
  4. 発売日
    2000/6/16
  5. ISBN-10
    4086174863
  6. ISBN-13
    978-4086174862
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2000/6/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/6/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086174863
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086174862
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 345個の評価

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荒木 飛呂彦

荒木 飛呂彦

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荒木飛呂彦 (あらき・ひろひこ)

1960年6月7日生まれ、宮城県仙台市出身。東北学院榴ヶ岡高等学校を卒業後、仙台デザイン専門学校卒業。80年に『武装ポーカー』で「少年ジャンプ」デビュー。代表作は『ジョジョの奇妙な冒険』。他作品に『魔少年ビューティー』『バオー来訪者』『スティール・ボール・ラン』『荒木飛呂彦短編集 ゴージャス☆アイリン』『死刑執行中脱獄進行中』、『変人偏屈列伝』(鬼窪浩久との共著)など多数。

カスタマーレビュー

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5つのうち4.7つ
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上位レビュー、対象国： 日本

Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 最高だ
2022年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
連載当時僕は小学生
無二の親友と毎週楽しみ読後の感想を伝え合った
単行本が出てからは僅か2冊に読み耽り
絵など描いて止まらないビートを慰めた
島に上がり、初めて電撃を喰らわすシーンのスピード、抑揚、カッコよさは歳を経ても忘れぬ感情があった
今でこそ作者の代名詞とも言える独特の言い回しがとても心地好く響く
大人になって見ると敵キャラの余りある魅力に驚かされる
映画プレデターを観て、ははぁこの監督バオーファンだな、と子供ながらにほくそ笑んだのを思い出す

永遠の名作
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
RIVER54
5つ星のうち5.0 人間賛歌の原点
2022年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この「バオー来訪者」普通に読めば，一見ハッピーエンドのように見えるバッドエンドだと読めます。というのは，バオーの本体であるところの寄生虫バオーは，そのままだと百数十日ほどで宿主の身体に卵を産み，産まれた幼虫は宿主の身体を突き破って飛び出し（宿主はここで死ぬ），さらに他の生き物に寄生して拡散していくという設定になっているからです。要するに変身後のバオーの能力が強いのが生物兵器なのではなく，パンデミックを引き起こすバオーそのものが生物兵器なのです。しかも，寄生虫バオーを駆除するには頭部を破壊して死体を焼却するしか方法がなく，または水中に沈めて肺呼吸を停止させれば生体活動を停止させられるが，その状態だと数百年でも生き続けるというのです。これはもう人類絶滅級の災厄です。作中では主人公橋沢育朗のほか犬にも寄生する描写があり，「肺呼吸」という言い方からして少なくとも哺乳類になら何でも寄生できると思われますが，クジラとかイルカみたいな水棲哺乳類に寄生したらもう海を越えられるし，広い海に逃げられたら頭部を破壊するのも困難だし，水に沈めて停止させるということもできないでしょうし，そもそも海中にいたら遺体を焼却できません。そんなバオーがもう放たれてしまっているのです。育朗は最後に地下の湖底に沈んだので，一応，物語終了時点では生体活動を停止し休眠状態にあり，この状態なら当面寄生虫バオーが拡散することはないはずなんですが，ところが最後に予知能力者であるスミレは数年後に育朗が目を覚ますヴィジョンを見てしまっているのです。つまりわずか数年後にはもう育朗は何らかの理由で湖底から出てきて生体活動を再開してしまい，それだとさらに百数十日で寄生虫バオーが育朗の身体を食い破って出てきてしまうのです。さらに悪いことには育朗もスミレもバオーが寄生虫であるとかどういう生態であるとか全く知りませんので自ら対策をとることもできません。つまりこの物語は人類絶滅級の未来を示唆したエンディングなのです。

にもかかわらず，Kindle版のあとがきでは作者の荒木飛呂彦は「未来のことは希望の中にこそある」と言い，このラストが「生命の賛歌」であるというのです。これはどういう意味でしょう。それはいくら最悪な未来が決まっているように見えても，今を生きている人間には未来はわからないし，実際，未来はまだ決まっていない，寄生虫バオーが人類絶滅級のパンデミックをもたらすとしても，物語終了時点ではまだわからない，そしてそのわからない状況の中でスミレは未来に希望を見ている，それが「生命の賛歌」だという意味だと思うのです。これは別に私の妄想ではなく，物語中にちゃんと書かれています。というか，この「バオー来訪者」が，打ち切り作品にもかかわらずほんとうによくできているなと感じるのは，そのあたりがちゃんと描写されているからなのですが，それは物語の終盤，敵の基地の地下深く，囚われたスミレのもとについにバオーが到達した場面です。これは罠で，スミレは助けに来たバオーごとレーザー砲で四方八方から貫かれ瀕死の状態となり，さらに基地内のすべての隔壁が遮断されバオーが脱出しきれない時間設定で基地全体を爆破する時限爆弾を作動されてしまうのです。爆破時刻は基地内に放送され，間に合わないことはバオー自身も認識しています。つまり，この時点で一度バオーは詰んでいたのですが，ここでバオー橋沢育朗の次のようなセリフが語られます。「今なら「バオー」の血で傷を治せる！しかし爆破時刻がせまる今，生き返らせて何になろう！死の恐怖を再び味わうだけだ！」しかし続いて「誰に誓った？自分に誓った」「この少女を助けると自分に誓った！」「望みは捨てない！自分は最強の生命力を持った生物なのだ！」と宣言し，スミレを蘇生させるのです。これは，悪い見方をすれば，「打ち切りが決まった今，続きを真面目に描いて何になろう」という作者の愚痴と開き直りとも取れますが，いやいやいやいや，これこそ本作の中で作者が見出したテーマですよ。だってバオーは客観的になにか脱出の手段を発見したからスミレを蘇生させたんじゃないんですよ，「自分に誓った」から，自分にその「意思」があるから，希望がまだ自分の中に残っているから，蘇生させたのです。理由が主観的なのです。ならば，あのラストも，スミレが希望を持っているのであれば，客観的な未来，あるいは運命と呼ぶべきものがどうだろうと，まだわからないのです。そもそも，人間には，運命が客観的に決まっているのかどうかすら，ほんとうはわからないのです。ならば，これはハッピーエンドかもしれないのです。

あとがきによると，作者はこの定められた運命とそれに対峙する人の意思，というテーマを，この作品の連載中になんとなく思いついたようです。そして，そのテーマをさらに引き継いでいるのが次作「ジョジョの奇妙な冒険」だとも述べています。「ジョジョ」に至っても，テーマの試行錯誤は続き（「人間賛歌」という語も，ジョジョ連載開始時から考えていたわけではなく，第１巻の表紙裏のコメントになんとなく書いたのが最初で，その後深めていったようです），ついにひとつの結実を迎えたのはジョジョ第６部「ストーンオーシャン」のラストであると思うのですが，この続きは「ストーンオーシャン」17巻のレビューに書こうと思います。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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ぬぬ
5つ星のうち5.0 バオー来訪者とかいうバリ名作
2021年12月11日に日本でレビュー済み
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みんな読んで
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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きゃのーらゆ
5つ星のうち4.0 ジョジョを読みたくなること間違いなし
2022年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の頃に読んで衝撃を受けました。ジャンプの他の漫画の爽やかな線の細い画風とは一線を画す、荒々しく図太い筆致、自由な構図、セリフ（ト書き）の多さ、何よりバオー（育郎）の気味が悪いけどグロカッコイ造形。。
このバオーのちょっと後に、荒木先生のジョジョの連載が始まったと記憶してます。今からでもジョジョをマンガで読みたくなります。ジョジョが好きだけど、バオーはまだ読んでいないという方はぜひ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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AHO-078
5つ星のうち5.0 コミック文庫
2021年8月16日に日本でレビュー済み
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場所をとらないから書斎・本棚には優しいかも
役に立った
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ちょろちょろ
5つ星のうち5.0 まさに傑作。若かりし荒木さんの熱い情熱炸裂
2017年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔持っていたけど引っ越しとかで失くしてしまった、とか
もう本がぼろぼろという方、今kindleならスマホでいつでもどこでも
こっそり綺麗な「バオー」を楽しめます。

いやあ、いつ読んでも熱いですね。
絵も独特の味があるし何より台詞が素晴らしいです。
個人的に一番好きなシーンから…

「やれるかもしれないッ！やらなければならないッ！」
「さあ！ぼくの中の「力」よ！危険がせまっているぞッ！助けようとしないのかッ！」
「化物の「力」よ出現してみろッ！出てみろッ！」
「お前は人を殺すだけかッ！現れろッ！出てこいッ！」
バアァァァ（迫る列車）
ガシ（線路をつかむ音）
「出てみろッ！」
「怪物めッ！」

「ッ！」が大変多い、です。
こんな凄い台詞、なんで思いつけるんでしょう。
最高です。まさに天才。おわりッ！
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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いち
5つ星のうち3.0 懐かしい
2023年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学校低学年のころ、週刊
少年ジャンプで毎週楽しみに読んでいました。

話の内容を忘れてしまっているので、大人になって再度読み返し。

昭和のマンガを、懐かしく読み返すことができました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
道
5つ星のうち5.0 初心に戻る気はあるか？
2019年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジョジョシリーズのファンです。
面白かった。打ち切られたのが勿体ないなと感じた。これを書いた時の荒木先生は売れて有名になる為に必死だったと思う。売れっ子作家になった途端、ジョジョリオンのような超駄作を書いてしまう。慢心なのか？書けば売れる、どうせファンは買うと思っているのか？初心に戻る気はあるか？どうせならジョジョリオンを打ち切ってほしい。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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