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少年は荒野をめざす 1 (集英社文庫(コミック版)) 文庫 – 2003/1/17

4.5 5つ星のうち4.5 8個の評価

浅葱中・名物トリオの一人、狩野都。周囲から浮いてはいるものの、管埜と小林と3人で学校生活を楽しんでいた。しかし時は受験シーズン。否応なしに現実を突きつけられる日々の中、狩野は黄味島陸と出会う。彼は狩野の心に棲み続ける少年にそっくりだった――。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2003/1/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/1/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086180219
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086180214
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 8個の評価

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吉野 朔実
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年6月23日に日本でレビュー済み
昔読んだとき、狩野にばかり感情移入していたので、最後のほうがつまらないなぁとか思っていました。ごめんなさい。
今は、陸の気持ちもわかって、だんだん辛くなってゆく陸がかわいそうで、最後の淡々とした表現、海外に行く、と言うこと―で、却って救われるような気分になります。
年をともに重ねてゆける作品なんだなぁと思います。
是非、昔読んだ人もまた読んでみて下さい、と言ってしまおう。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月30日に日本でレビュー済み
読んだ当時はそのまま
男の子になりたかった女の子と思っていたけれど

だいぶ後から
女の子が女性らしくあること。

かわいらしい服を着て、かわいらしく振る舞う
可愛らしいということは何か
漠然とした疑問があって
「らしい」ことが素直にできない。
それなのに身体はどんどん変化してゆく。
一致しない心が
「男の子になりたかった」と
自分の理想とする性(ジェンダーも含み)に
恋をするのかもしれません。

ともすればフェミニズムに偏るであろう考えかもしれませんが
この都と同じ年代、でもたぶん今も変わらず
一人称を「ボク」という女の子がいたら
それは未来にいる誰かかもしれません。
2013年10月3日に日本でレビュー済み
思春期特有の、私って他の人とは違うと感じた時の違和感であったり、
大人なるってどういうことだろう
と不安になったり、
様々な悩みが等身大に表現されています。

主人公が男の子に憧れる気持ちには共感できませんでしたし、最後も心理学的にありがちかな、とも思わなくはないですが、、

単純に恋愛的な好き、を安易に描くのではなく、
主人公のアイデンティティが定まっていないところ、不安定なところをメインに描写されていたところが大変良かった。
表現がとても文学的です。

こういったテーマの少女漫画って最近ないですよね。

また、はっとするほど美しい絵にも感動しました。
今までたくさんの漫画を読んできましたが、個人的には一番お上手です。

私には良い意味で衝撃的な作品でした。
また余韻も半端なかったです。

私の生まれるずっと前の作品なので、
登場人物は、今と違う話し方、価値観を持っています。
それでも読んでも良いものだと感じれる漫画って凄い。
光るものがある作品だと思います。

こういった作品をもっと読みたいです。

また、この本は絶版のため中古でしか読めないので、
kindle版希望します。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月2日に日本でレビュー済み
主人公は美人。頭もいい。中学生で小説家としてもデビューする。家族も華やか。物語スタート時女友達はいなさそうだけど、学校の人気者の男子生徒二人と親友。うち一人からは恋愛感情を抱かれている。

…読者は皆思う筈。
「主人公になりてー。」

勿論主人公も辛い目には合いますが、
シンデレラレベルの不幸ですし。
(つまり美味しい不幸)

主人公は周りから変わった子と思われているが、そのくらいなんだい。(笑)

少女の理想を集めたマンガです。
ちょっと変わった私、でも社会に合わせて生きたりしない、皆がそんな私を認めてくれる。
いいよな、主人公。
まあマンガって皆そんなもんだけですが。

しかし大島弓子と並び称される程の作家さんではないと思う…。
「変わった子」としての主人公の描写一つとっても、結構類型的。

絵は確かに上手い。
っていうか丁寧。
この人絵を描くのが
本当に好きなんだろうなあと思わせる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年5月6日に日本でレビュー済み
大人になんかなりたく無い自分と、進んでゆく時間。

どうしようもないアンバランスさが生み出す不安。

伝えたかった言葉にならぬ気持ち。

恋愛に近いような友情。

思慕に近いような恋愛。

もう戻れぬ瞬間的な美しく切ない時。

作者である吉野朔実という人は、

どうしてそんな表現し難く、

失ってしまいそうな少女時代の想いを、

丁寧に明らかに描き出すことが出来るのだろう。

メアリーポピンズに出て来る赤ちゃんのように、

多くの人が失ってしまう、忘れてしまう瞬間の記憶を、

彼女は持ち続けているのだろうか。

大人となってしまった私達が戻る事のできない、

少年少女と呼ばれていた時へ思いを馳せる。

読む度に望郷のような想いにさせられる。

私にとって吉野朔実の最高の作。
34人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月29日に日本でレビュー済み
小さい頃、男の子になりたいと思ってた。そういう女の子って結構多いと思います。
今でこそ、女でよかったなぁって本気で思っていますが、私もそんな一人でした。
大人になること、女性になること、生きていくこと、出会い、別れ、親子、友情、色々あって壁はいっぱいあって、時には立ち止まったり、ぶつかったり、転んだり、でも、少年が目指した荒野の先にはいったい何があるのでしょう?
私は、その先に「私自身」のかけらを少しだけ見つけたような気がします。 
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年3月11日に日本でレビュー済み
10年ぶりにこの作品を読んで思ったのは、「ガラスの十代」ってなんて適切な表現なんだ!!っていうこと。
主人公たちと同い年だった15,6歳の頃は気づかなかった、
繊細さ、ひたむきさ、不器用さ・・・そしてまぶしさ。
きらきらとかがやきすぎて、痛々しいぐらいです。
失ってみてはじめてわかるって、本当。
きらきらを持ち続けている若い人もどうぞ!
主人公狩野にかなり共感できるんじゃないかと思います。
ぜひぜひ!
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年9月20日に日本でレビュー済み
吉野朔実的世界の最高傑作。
私は今でも、陸(=りく)のいる高校時代、というのを想像してしまう。自分にはかなえられなかった世界。そして、いつも狩野(=かりの)(クラスに一人はいる、ちょっと変わった、そして自分はそれにまったく気がついていない不思議な女の子。)にあこがれる、海棠ちゃんだった自分を思い出す。永遠に実現することのなかった、ある理想的青春時代。
ロマンチックすぎて、でも哲学的で、あますところなく吉野美学が透徹された美しすぎる風景、登場人物達。この作品は漫画という表現方法が到達した最高の贅沢品の一つといえるだろう。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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