著者のデビュー作『影≒光』の3作目です。
対魔の一族の紀詠家は長男・時雨と次男・狭霧が家督を争って対決。勝負に敗れた時雨は狭霧に対する復讐を始める。
星之宮家の長女・御影は狭霧からの依頼を受けて共に復讐の鬼と化した時雨を追うことになる。
というのが今回のお話で、御影と狭霧が中心のお話です。一応、光輝とルーシーもちょこっと出ます。
言葉使いにちょっと疑問を感じる部分はありましたが、全体の出来ばえはしっかりとしていて前の二冊より確実に小説としての完成度は高いです。
若葉マークの小説家としては中々よく書けている方ですが、三人称で物語を書いているのですから物語のすべてを作品中で説明し尽くすのではなくて、ある程度の「含み」を持たせたり。直接的に表現するのではなく、間接的に匂わせる「ほのめかし」などの技巧がもっと上手くなると、単に面白い小説ではなく味わい深いエンターテイメント作品が書けて作家としての幅が広がると思います。
面白くないわけではないのですが、この本を他の人にも是非読んで欲しいと強く思わないのも事実ですので星三つの評価です。
でも実際には3.5くらいかな?あくまでも私の個人的な見解ですけど……
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
影・光 シャドウ・ライト 陰陽編 (影・光 シャドウ・ライトシリーズ) (スーパーダッシュ文庫) 文庫 – 2006/7/25
陰陽師の家系に生まれた双子の姉弟の物語。
退魔を営む紀詠家の兄弟は跡継ぎを賭けて試合をし、弟の狭霧が勝利した。敗れた兄は妖魔と契約して力を得、地域の退魔師の家を次々に襲う。狭霧は星之宮家に協力を要請し、御影と共に兄を追う。
退魔を営む紀詠家の兄弟は跡継ぎを賭けて試合をし、弟の狭霧が勝利した。敗れた兄は妖魔と契約して力を得、地域の退魔師の家を次々に襲う。狭霧は星之宮家に協力を要請し、御影と共に兄を追う。
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/7/25
- ISBN-104086303094
- ISBN-13978-4086303095
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/7/25)
- 発売日 : 2006/7/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4086303094
- ISBN-13 : 978-4086303095
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,339,399位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 580位スーパーダッシュ文庫
- - 345,047位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
2グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ