何となく表紙買いして読んだら面白すぎた
野望のためなら父殺しまで視野に入れる13歳の貴族のお嬢様が主人公だけど
「私は軍士力が欲しいのではなくて、暴力を必要としているの」
・・好きなタイプだったw
今まで見た女主人公で個人的トップクラス
もっと読みたいけど続きは無いようで惜しい作品
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
征服娘。 (スーパーダッシュ文庫) 文庫 – 2008/1/25
名門貴族の娘・マリアの戦いが始まった!
ベネチアの良家の子女・マリア。「女は何も手にできない」ことが許せない彼女は、自分の美しさと才覚を武器に、この国そのものを自分の手に入れようと決意した。壮大なバトル・スタート!
ベネチアの良家の子女・マリア。「女は何も手にできない」ことが許せない彼女は、自分の美しさと才覚を武器に、この国そのものを自分の手に入れようと決意した。壮大なバトル・スタート!
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2008/1/25
- ISBN-104086304023
- ISBN-13978-4086304023
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2008/1/25)
- 発売日 : 2008/1/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4086304023
- ISBN-13 : 978-4086304023
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,823,502位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 423位スーパーダッシュ文庫
- - 304,702位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
漫画版異世界チート魔術師、小説版青鬼&青鬼調査クラブ、幼年絵本青鬼を現在刊行中です。
漫画版ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」「罪滅し編」「祭囃し編」「賽殺し編」担当。
カスタマーレビュー
星5つ中4.9つ
5つのうち4.9つ
4グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年3月31日に日本でレビュー済み
『私は、夫の顔色をうかがったり、浮気の心配をしたりしながら老いていきたくない。自分の人生は自分で決めたいのです。わかりますか?』
『ただそれだけのために国家を手に入れたいのですか?』
『いけなくて?』
海洋国家ドラヴィアの名門貴族の娘マリア・コントラーリは13歳。コントラーリ家は海運業を営んでおり、彼女は三人の兄達と同じく貿易を任されているが、幸か不幸か彼女の才覚と野心は三人の兄を遥かに上回っていた。だが、彼女はいずれ結婚させられ事業から手を引かなければならない。そんな「女はなにも手にできない」現状を打破するには自分がこの国を手中に収めるしかないと考えたマリアは、野望に向けて動き出す。
……なんだか、「征服娘。」という茶化したタイトルからは想像のつかないシリアスな物語。己の野望の為、マリアが策略を進める上で多様な味方を得ていく様が描かれていく。男尊女卑社会における女性の自立を描いた物語という意味では同じ作者の「大正野球娘。」とテーマは通ずる。だが、そんな小難しく考えなくともこの物語は楽しめる。
表向きは可憐な貴族のお嬢様を演じながらも、策略を練り野望に一歩ずつ近づいていくマリアはとても魅力的だ。一見冷酷なワガママ娘に思えるマリアだが、世間から不当に受ける評価や待遇(差別)に甘んじなければならないことが許せず、そんな境遇にある人を見ると我が事のように憤りを感じる真っ直ぐな気性の人物として描かれており、好感が持てる。
とはいえ、マリアの野望をうっすら感づいた父親に釘を刺さされた後『殺しましょう』と冷酷に呟く場面なんかに一番ゾクゾクしたのだが。
もちろん、この壮大な物語が一冊で終わるはずがなく、一つのクライマックスを迎えた所で以下続巻となる。早く続きが読みたいものだが、今だに続巻が出ない「大正野球娘。」のこともあるし、ひょっとしてかなりの遅筆なのかもしれないが。
『ただそれだけのために国家を手に入れたいのですか?』
『いけなくて?』
海洋国家ドラヴィアの名門貴族の娘マリア・コントラーリは13歳。コントラーリ家は海運業を営んでおり、彼女は三人の兄達と同じく貿易を任されているが、幸か不幸か彼女の才覚と野心は三人の兄を遥かに上回っていた。だが、彼女はいずれ結婚させられ事業から手を引かなければならない。そんな「女はなにも手にできない」現状を打破するには自分がこの国を手中に収めるしかないと考えたマリアは、野望に向けて動き出す。
……なんだか、「征服娘。」という茶化したタイトルからは想像のつかないシリアスな物語。己の野望の為、マリアが策略を進める上で多様な味方を得ていく様が描かれていく。男尊女卑社会における女性の自立を描いた物語という意味では同じ作者の「大正野球娘。」とテーマは通ずる。だが、そんな小難しく考えなくともこの物語は楽しめる。
表向きは可憐な貴族のお嬢様を演じながらも、策略を練り野望に一歩ずつ近づいていくマリアはとても魅力的だ。一見冷酷なワガママ娘に思えるマリアだが、世間から不当に受ける評価や待遇(差別)に甘んじなければならないことが許せず、そんな境遇にある人を見ると我が事のように憤りを感じる真っ直ぐな気性の人物として描かれており、好感が持てる。
とはいえ、マリアの野望をうっすら感づいた父親に釘を刺さされた後『殺しましょう』と冷酷に呟く場面なんかに一番ゾクゾクしたのだが。
もちろん、この壮大な物語が一冊で終わるはずがなく、一つのクライマックスを迎えた所で以下続巻となる。早く続きが読みたいものだが、今だに続巻が出ない「大正野球娘。」のこともあるし、ひょっとしてかなりの遅筆なのかもしれないが。