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ベン・トー 1 サバの味噌煮290円 (スーパーダッシュ文庫) 文庫 – 2008/2/22

4.4 5つ星のうち4.4 122個の評価


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弁当に青春を賭ける!
ビンボー高校生・佐藤洋はある日スーパーで、半額になった弁当を見つける。それに手を伸ばそうとして、気付くと床に倒れていた。それが壮絶な戦いの始まりだった…。学園シリアス・ギャグアクション!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2008/2/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/2/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 294ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086304058
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086304054
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 122個の評価

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跋扈するエキスパート達の熱き血潮
5 星
跋扈するエキスパート達の熱き血潮
こんな経験はないだろうか。ある世界を知る。興味を持つ。何となくその世界に足を踏み入れてみる。自分で体験してみる。当初は「こんなもんか」くらいの感想を持つ。次第にその世界に馴染んでくる。すると、最初は見えなかった世界が見えてくる。その世界に精通した人達の姿が見えてくる。暗黙のルールがあることを知る。実は自分がそのルールに少し外れていることを知る。そうしたことを修正していくうちにまた少し馴染んでくる。一定のレベルに達した頃に仲間が出来る。また新しい世界を知る。いつの間にか結構ディープなところまで足を突っ込んでいることに気付く。自分のことを師匠みたいに崇める者が出て来る。そしてふとビギナーだった頃を振り返ると我ながら恥ずかしくも微笑ましく、結構無礼なこともしてきたなと気付く。そうしてこの世界から抜け出せなくなる。こんな世界の話である。舞台はスーパー。しかも弁当コーナーのみである。ライバルがいる。先輩がいる。他校の人がいる。達人がいる。伝説の人がいる。スーパーの弁当コーナーを牛耳る食材担当者は神である。傍から見れば大変しょーもない世界である。無価値である。しかし、その世界にどっぷり浸かっている者にとって、その世界は珠玉の舞台であり全てが途方も無く価値有るものである。大切なものである。このことが理解出来る人にとって本作ほど心の琴線に触れる作品は他に無いであろう。
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書籍で持ってますが、急に読みたくなった時に便利なので電子書籍版も購入しました
アニメから入ったくちなので正直ここまではまるとは…
1巻のシュールギャグと思える始まりから、まさかの長編ハードボイルド小説化
ギャグですが、一番のキモは主人公の成長と恋愛でしょう
素晴らしい作品だと思いますけど、後半にいいエピソードが集中してるので
そこまで読み続けてる人は少ないのかな?最後まで読んだらきっと大好きになる作品だと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月20日に日本でレビュー済み
をここまで無駄に熱い(けど馬鹿w)物語として書き上げるのは
正直凄いと思う(笑)

物語としては、半額弁当を賭けて「狼」と呼ばれる男女達が
(何故か)ガチバトルを繰り広げるという設定だけ読んだら
「なんじゃそりゃ?」となる内容なんですが…これが不思議と面白いw

「半額弁当の為に怪我するの?」「むしろ自炊したほうが安いんじゃあ・・?」

そう思う人も多いでしょう(いや実際その通りなんだけどw)
しかし!!この作品を読んでいるとそんな当たり前の事などどうでもいい、
むしろそんな常識は「狼」には必要無いのだ!? とばかりの怒涛の勢いで
描かれる様は見ていて変な爽快感と妙な説得力がある。

また登場人物達もひどく個性的なのが良いアクセントになっている。
まず主人公からしてまずラノベの主人公としては色々オカしく(行動、性格等が)
普通に王道かと思えば割と外道(笑)な面もあるという面白いキャラで、
その周りを固めるキャラも重度の腐女子だったり百合だったり
Mだったりバトルマニアだったり顎髭、茶髪、禿げetc・・・などと
普通のラノベと比べるとキャラが濃すぎる面々ばかりで妙にそれが癖になる。

また作品のテーマでもある「弁当」についてもこれがまた妙にリアルかつ
薀蓄たっぷりの描写で描かれており、読んでいると無性に弁当が食べたくなってくる
何ともお腹がすく小説であるのもこの作品の特徴(笑)。
いやこれはマジで腹が減る・・・;

まあ欠点を挙げるとすればやはり設定が少々(大分?)突飛なので↑の設定に納得できないと
言うような人には向かないという事と、まあこれは当たり前ですが主人公達の性格や行動に
共感出来なければ多分少しも面白くないという点ですかね。
上記にも書きましたが主人公達は別に正義でも何でもなく、ただ自分の欲望に忠実な感じの
性格、考え方なのでそこに不快感を覚えるようなら、迷わず回れ右で。
(良い意味でも悪い意味でも)バカバカしい…だがそれがイイ!な小説ですのでw
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
半額弁当を奪い合うという、くだらないストーリーをどう書くんだろうかと興味を抱いて講読しました。
予想していたよりも、おもしろかったです。
最初は、文章表現だけで弁当の奪い合いを書いているような印象を持ったのですが、登場するキャラクターが
脇役も含め個性的、というか濃いキャラで、久しぶりに楽しめました。
バカバカしいけど、それに全力をかけて青春を過ごしている。
そんな学生時代の部活を思い出しました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絶賛され読んでみたが、はてさて。 今までに無い話に濃いキャラクター。 しかしおもしろい!とは言い切れず。
借りて読むならおもしろい。身銭切るとまだ判らん。 一先ず買い始めたからには2巻3巻よんでみますか。
笑いと涙に期待。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても気に入りました。
楽しく読めました。
買ってよかったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
半額弁当を懸けて死闘を繰り広げる物語。

 何故半額弁当ごときのために死闘を繰り広げなければならないのか。そう思った貴方、実に正しい。反論の余地もありません。そもそもお前、店に迷惑じゃないのか。こんなもんについていけるか。そんな風につっ込みたくなった人もきっと居るはずです。ええ。私だけとは言わせません。だから読む前に避けてしまう。或いはちょっとだけ読んでみて馴染めないと思って読むのを止めてしまう。そこがこの傑作の最大のネックだと言えると思います。
 裏表紙にも書いてありますが、寮生活を始めたばかりの何も知らないビンボー高校生である主人公は、近くのスーパーで半額になったばかりの弁当を手に取ろうとして、いきなり吹き飛ばされ、昏倒させられてしまいます。それは別にいきなり人外の化け物が現れたとかそういう話ではなく、半額弁当を手に取る際のルールを守らなかったことに対する制裁なのですが…、そんなことを初っ端から、しかもシリアスに書かれてもあまりの不条理に主人公に同情するしかなく、そこだけを読んで「これは面白そうだ」と思う人は少ないのではないでしょうか。

 しかし、これが佳境まで読み進めるとカッコよく見えて仕方なくなってくるのだからたまりません。主人公の受ける仕打ちというか身の回りで起こったことに爆笑しているうちに「半額弁当にかける想い」というのが明らかになってきて、ギャグだけなら、という気持ちを見事に塗り替えてくれました。半額弁当バトルという身近(?)なものならではの、味のあるカッコよさがクセになります。ですので、一度手に取ったのなら最後まで読んで欲しいと切に願います。

 爆笑度については他の方々が仰っている通りすごくいいです。私が読んだライトノベルの中ではぶっちぎりのトップです。本当に声に出して笑ってしまいます。読んだのが自宅でよかったと素直に喜べます。

 ちなみに第二巻もかなり面白いです。表紙の登場人物の説明欄にも読者を笑わせてやろうという心意気が垣間見え、こんなに面白くて第三巻は大丈夫なのかと素直に心配してしまうほどです。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月17日に日本でレビュー済み
半額弁当を巡り、スーパーで繰り広げられる争奪戦。ただ、それだけ。そんな一見どうでもいいことにスポットを当て、登場人物たちは弁当を手にするためあがき、傷つき、戦う。
いやいや、半額弁当あいう題材をここまで昇華させた著者のセンスに脱帽。大真面目にバカやってる感じで、楽しみながら一気に読み進めることができます。
また、途中で入るまたまたどうでもいい小話(主に主人公の両親や石岡という少しお馬鹿な友人の話)が笑えたり、戦闘シーン(?)の描写がやけに迫力あったり、著者の才能が垣間見えました。

登場人物も個性溢れ、制服のためとはいえパンツ一丁で校内を疾走する変態主人公、おとなしく純情と見せかけガチムチ同性愛が大好きなこれまた変態第二ヒロインなど、一筋縄ではいかない連中ばかり。

恐らく、今後スーパーの半額弁当を目にするたび、この作品のことを思い出すでしょう。
肩の力を抜いて楽しめました、二巻も読んでみよう
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
と背表紙に書いてある通り、そして他の方が書いてある通り
半額弁当を獲得するために様々な男女が争う話です。

自分は数えるほどしかライトノベルを読んだことがないので
他と比べることはできませんが、これは面白い!
ところどころに入れられた小ネタ、お笑いで言う「てんどん」
的な手法、ライトノベルで声を出して笑ってしまいました。
もちろん周りにはキモがられました。

ヨー・アンタ、真のジャズマンなら読むべきだぜ?
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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