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パパのいうことを聞きなさい! 4 (スーパーダッシュ文庫) 文庫 – 2010/9/25

4.3 5つ星のうち4.3 37個の評価


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大好評第4弾! 新キャラ続々登場です。
大晦日~正月のドラマ。同好会&合唱部も全員集合して、小鳥遊家で楽しい正月を過ごしていたのだが……。ひなを連れていったスケート場に、美しい北欧美女が。なんと彼女は美羽の母で……!?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2010/9/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/9/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086305690
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086305693
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 37個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
親をなくした美女3姉妹と姉をなくした弟での生活の機微を綴ったラノベ

この巻は、しっかりものの次女のお話になります。

登場人物は、親をなくした姉妹、しっかりものだけど魚を焼くと家を焼きかねないような
不器用で内気な長女、スケートでも最初の1時間でターンやジャンプのまねごとまでできる
クールで器用、そして母親の血を引いて金髪な次女、天真爛漫な3女との
3姉妹が中心です。 彼女らの親は行方不明になり、母親の弟、つまり彼女らの叔父である
大学生が父代わりとして4人で生活をしています。

この巻は、しっかりものすぎてあまり登場する機会が少なかった次女が中心のお話です。
母親が3姉妹とも異なるのですが、唯一離婚で別れていった次女の産みの母が訪れることにより
話が展開してゆきます。

この次女の産みの母親、サーシャさんは、3女とすぐに仲良くなるぐらいに優しい人で
且つ、昔はモデルをやっていて美人、しかも、彼女が離婚して、再婚する相手、
つまり彼女らと生活している叔父の姉とも仲が良いというとても不思議な設定になっています。
この関係を紐解くときに、悲しい別れがあったことがわかる仕組みになっています。

次女は産みの親の悲しい別れの状況を理解し、そして今の姉妹との生活の間に板挟みになって
苦しみ、家出までします。そして忘れていた絆と押さえていた本当の感情を、叔父の友人の
女性に指摘されて、一気に吹き出してくるのがこの巻の中心になっています。

普通4巻ともなると、中だるみになって、手垢がついたような内容になってしまうのが
多い中、しっかりものの次女というこれまた話にしずらい登場人物を中心にすえて
展開させるてんは、すごいと思います。今後の話の展開もおもしろそうな
広がりをみせるこの巻はとても良いと思います。おすすめです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月6日に日本でレビュー済み
小鳥遊家の次女、小鳥遊美羽はアイドル張りの目立つ容姿に万事をそつなくこなす才能と誰からも好かれる性格。
それ故に安定しすぎて三姉妹の中ではあまり出番の無かった彼女の話が遂にやって来ました。

ある日美羽の母親を名乗る金髪の女性「サーシャ」が小鳥遊家を訪れる事から話は始まります。

美羽の容姿から金髪の美女と言うところは予想していたのですが、思ったよりも性格が良かったですね。
正直もっと奔放で身勝手な女性をイメージしていました。

しかしサーシャの言動の端々を見るに、かなり自己愛が強い性格が見えてきて面白かったです。

********************以下ネタバレを含む為、未読の方はご注意下さい********************

・美羽の幸せよりも、自分の幸せを優先している気がする。
・その為には何でもやるかなり押しの強い性格。

サーシャに降りかかる難事自体は彼女一人の責任ではない事が多いものの、彼女の選択は常に自分自身にとって一番良い方法(≠子供にとって良い方法)を選択してきた様に感じます。

・美羽を妊娠したのは予想外だったが、避妊をしなかった責任はある。
・美羽の実父に迷惑を掛けたくないと言いながら、小鳥遊信吾には縋ってしまう。
・母親を一人にしておけないのは分かるが、夫と物心付かない娘を捨てたのは事実。
・自分が会いたい以上、娘も自分に会いたがってるに違いないと思っている。
・相手の了承を得ないで勝手に居座り始める。
・自国の料理に慣れさせようと食べなれない食事を押し付ける。
・娘と同居する口実として、瀬川祐太に結婚を迫る。

自己中心的かつ空気の読めない行動に美羽は態度を硬化させ、他の面々を困惑させます。
勿論必死だからというのは分かるんですが。

最後には無事和解するのですが、ちょっとアッサリし過ぎていた感じがあります。
まだ許せないけど礼儀として見送りに来た、ぐらいで良かったのでは無いでしょうか。

あとは良い人揃いの瀬川・小鳥遊家の面々だけに、美羽以外サーシャに否定的な人が居なかったのがちょっと物足りない。
「どのツラ下げて会いに来たんだ!!」
「今更引き取るなんて身勝手だ!!」
て言う人が一人ぐらい居ても良いのでは、と思いましたので。

********************ネタバレ終了********************

内容は充実して十分に見ごたえがありましたので★4つといたします。
5巻が出たあたりでアニメ化を希望します。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
空ちゃん好きにはたまらない
「お、お、お、お兄ちゃんのばかぁぁぁあああああ」
シーンあります。
最後の、本当に最後のページに。
この最後のページだけでもう☆5つけました。
でも、この巻はみうさんの話メインですけどねっ
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は本当に泣けました・・・
本当に泣けるいい話になっていると思います
買って損は一切なし!
といいたいぐらい最高でした
2010年9月26日に日本でレビュー済み
最初は帯を見て脳内で物語を想定してから読み始めたのですか、最後まで読んでそれを見事に裏切られたと思いました。
予想に反して内容がすごく綺麗にまとまっていてかつ美しかったのです。

いままで1〜3巻まで読んでいて一番登場を危惧していたのが美羽の母ことサーシャさんでした。
この家族の中で唯一離婚が原因で母と別れ離れになっていたのが美羽の母だったからです。

離婚と言う単語を聞くとあまり印象が良くないのですがそれがこのシリーズで数少ない負の部分だと思っていたからです。
しかし4巻を読んでこの常識は覆されたとまで思ってしまい読み終えた後にはこんなふうに思っていました。

いままでこんなに美しい離婚を俺は聞いたことがあっただろうかと。

いままで負の要素だと思っていた離婚がものすごく美しくそして悲しく感じてしまいました。

やっぱりこの作品には負の要素が何一つないのです。

それを作り物の偽りの美だと思う人もいるかも知れませんが私はこのなんかとてもあたたかい感じが大好きです。
それを改めて証明してくれたのがこの4巻でした。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月4日に日本でレビュー済み
はっきり言いましょう…この巻だけは買いです。他の巻に関しては大勢の方が書いている通りひどいですね、はい。
内容に触れてしまうとネタバレになるのでやめておきますが美羽ちゃん好きなら買って損はないかと思います
2010年10月17日に日本でレビュー済み
驚愕の事実が明らかになり、波乱のストーリーが展開する1巻でした。

いつものように、のどかで平和で、くすりくすりと笑わされ、ああこんなライトノベルもいいなあ、と思いながら読んでいくと。
大変なことがわかって、小鳥遊家は大騒ぎ。
あえて悪口を言うなら、たぶんこの事実というのは、作者もここへきて急に思いついたのではないか、という気がするのですが。

大嵐のような騒ぎは、やがてみごとにハッピーエンドへと収束します。
このあたりの手際はみごとなものです。
しかも、それがホームコメディのまま、行われるのです。
アニメのサザエさんが、2時間アニメになって、あの絵柄、あの雰囲気のまま、波乱万丈のサスペンスドラマが展開する、と言えば、そのすごさがおわかりいただけるでしょうか。

この間の小説のおもしろさを支えているのは、ストーリーテリングの才はもちろんですが、ひとつはキャラクタのリアリティです。
喜んだり、傷ついたり、その時々に、そのキャラクタの考え方、感じ方に、いちいちうなずけるだけのリアリティがあるのです。
それはつまりは、作者の人間観察力ということになります。

普通の小説であれ、ライトノベルであれ、作家に必要な要素というのは、昔から言われている通りなのだなあ、と感心したしだいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初から中盤は、「パパのいうことを聞きなさい!」ならではの面白さがあり楽しめました。
しかし終盤の感動の場面は、ありきたりな展開で「こんな感動か……」と溜息をついてしまう。
そして締め括りは、ページ稼ぎとしか思えない程に登場キャラを一気に出してきます。
幸い、最後は空+美羽の画で終わり、一応イイ終わりとする事ができたのでよかったです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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