1巻のあからさまな伏線？，1・2巻での同じ貴重な王冠の能力を有した彩姫とそれぞれの
組織の対応からもメインヒロインのルヴィがクローンだろうと予測され，3巻ではさらに
マインド・コントロールされていることも明らかになった．
それだけに本巻で，主人公アキトがゼファと分離され，その能力を告白した際『人間』と
しての経験の少ないルヴィの反応が気になって興味深く読み進めました．
魅惑の能力を知った，ルヴィの反応はほぼ予想通りで，この辺が作者の若さかな？と考え
させられました．
しかし，イフの
「・・・・・・慟哭というものは，いつ聞いても美しい物ですね．」と
「・・・・・・アキトさん，お疲れ様でした．愛おしく想っていましたよ．本当に．」
はライトノベルとしては屈指の，恐ろしい台詞だと感じました．
次巻が非常に楽しみです．
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