2019年に公開された映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のノベライズ版です。
基本的な流れは原作である映画版と同じですが、やはり文章のみという媒体の限界として原作である映画版ユアストーリーの仕掛けや体験を完全に再現出来ているとは言い難く、原作の最大の仕掛けの一つである「複数の解釈や視点が成り立つように拘って作られている」部分などは失われてしまってはいます。ですが、それは筆者も承知の上でしょう。ノベライズ版は根底を「ユア・ストーリーという作品の一つの解釈」として話を進めており、これは例えばラスボスが「あの剣」に反応、嫌悪の表情を示す事からも分かります(こいつは「あの剣」が何なのか、あの場で出て来る事が何を意味するアイテムなのかを知っている人間である!)
細かい箇所でも独自の解釈や補足、改変が行われており、筆者のセンスと「ただそのまま文章化するだけにはしない」ノベライズに対する真摯な姿勢が伺えます。中にはドラクエユーザーへの挑戦状とも言えるネタが仕込まれていたりする部分もあり、私も最初は単純にミスだろうと思ったのですが、考え続けて作者の意図に気付いた時は唸りました。(主人公がゲマに石にされるシーンでバギクロスを唱えようとした映画版とは違いノベライズ版の主人公はバギしか唱える事が出来なかった、何故か。ヒントはビアンカの……)
映画を観てユア・ストーリーという作品が気に入った方は一度手に取って頂きたい良ノベライズです。
ノベライズ版には「ついかキャラクター」が居ない。この意味も考察して楽しんで欲しいですね。

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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 映画ノベライズ (ダッシュエックス文庫) 文庫 – 2019/8/2
2019年8月2日映画公開! 「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」が、総監督・脚本に山崎貴を迎えて「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」としてシリーズ初のフル3DCGアニメーション映画化。1992年の発売から25年以上たった今でも愛され続けている国民的ゲームが、映画となって新たに生まれ変わる。 その感動と魅力をあますところなくノベライズ!
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2019/8/2
- 寸法10.5 x 1.2 x 15 cm
- ISBN-104086313227
- ISBN-13978-4086313223
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2019/8/2)
- 発売日 : 2019/8/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 212ページ
- ISBN-10 : 4086313227
- ISBN-13 : 978-4086313223
- 寸法 : 10.5 x 1.2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 811,424位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 644位ダッシュエックス文庫
- - 170,557位文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラクエシリーズの中でも一番大好きな作品が映画化
不安と期待が大きい中、ノベライズが出てるのを知り購入しました。
まさに内容は皆様がよく知るドラゴンクエスト5です。
ただ設定はいろいろ変更されてます(映画の限られた時間もあるためでしょう)
ページの合間に映画のワンシーンの挿絵が出てきます
文字ではなく、このシーンは映像でどう表現されてるのかな?と、
逆に映画館に行きたくなりました。時間を作って見に行こうと思います。
不安と期待が大きい中、ノベライズが出てるのを知り購入しました。
まさに内容は皆様がよく知るドラゴンクエスト5です。
ただ設定はいろいろ変更されてます(映画の限られた時間もあるためでしょう)
ページの合間に映画のワンシーンの挿絵が出てきます
文字ではなく、このシーンは映像でどう表現されてるのかな?と、
逆に映画館に行きたくなりました。時間を作って見に行こうと思います。
2019年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
DQ5ゲームを遊んだ方は絶対に呼んではいけない、冒涜の書。
改悪された点
マーサがゲマごときにやられる。
→原作ではミルドラースを封じようとして力尽きる。
パパスが王の身分を隠してマーサ捜索に出奔した設定がなくなっている。
→主人公が最初からグランバニア家の人間であることを知ってる。
ビアンカのリボンがない。
→キラーパンサーにビアンカの匂いがついたリボンを嗅がせることで、主人公のことを思い出す演出がない。
挙げればきりがないですが、万が一購入して精神にダメージを受けないようレビューいたしました。
改悪された点
マーサがゲマごときにやられる。
→原作ではミルドラースを封じようとして力尽きる。
パパスが王の身分を隠してマーサ捜索に出奔した設定がなくなっている。
→主人公が最初からグランバニア家の人間であることを知ってる。
ビアンカのリボンがない。
→キラーパンサーにビアンカの匂いがついたリボンを嗅がせることで、主人公のことを思い出す演出がない。
挙げればきりがないですが、万が一購入して精神にダメージを受けないようレビューいたしました。
2019年8月6日に日本でレビュー済み
まず、映画のノベライズなんで、ドラクエ5のストーリー全部が語れるわけがない。
ドラクエ5の平均クリア時間は40時間、映画はせいぜい2時間だ。
そう言った意味では、まとまっていると思う。
所々に映画制作時間の関係で端折られた箇所は見えるが、フローラとビアンカがかわいいので、まぁこんなもんかなと。
結末は好き嫌いあるかもしれないが、ノベライズ版の方が、補足と伏線の回収がしっかりされているので、1つの物語としては、うまくできている。
ドラクエ5は、私も子どもの頃にプレイした思い出のゲームだ。
だけど、単に叩くだけのレビューが多すぎるので書くことにした。
レビューだけみて、読まないのは損かなと思う。
ドラクエ5の平均クリア時間は40時間、映画はせいぜい2時間だ。
そう言った意味では、まとまっていると思う。
所々に映画制作時間の関係で端折られた箇所は見えるが、フローラとビアンカがかわいいので、まぁこんなもんかなと。
結末は好き嫌いあるかもしれないが、ノベライズ版の方が、補足と伏線の回収がしっかりされているので、1つの物語としては、うまくできている。
ドラクエ5は、私も子どもの頃にプレイした思い出のゲームだ。
だけど、単に叩くだけのレビューが多すぎるので書くことにした。
レビューだけみて、読まないのは損かなと思う。
2019年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画で描写不足だった部分が補足されており、ドラクエ5をプレイしたことがない人でも少年時代部分がわかりやすくなっている。ただまあもとの内容が内容だったので面白いかどうかと聞かれると…。
2019年8月4日に日本でレビュー済み
人生で初めて出会った「観て絶望する映画」
あくまでも主観です。楽しめる人もいるのかもしれません。ネタバレはしませんが、これだけドラクエ5感を全面に出しておきながら、よくこれだけつまらないストーリーに出来るのかと関心させられました。
ドラクエを期待すればするほど絶望させられます。
私は普段映画を否定的にとらえません。オリジナルと若干違ってたり等は想定内です。ただ、この映画は別格でした。今後こんな気持ちになる人を出来れば減らしたいと思いあえてレビューいたしました。
見てから半月経った今でもモヤモヤが消えません。
誰かの真似や便乗的な発言ではありません。
この映画の制作に関わった権限のある方々全てに不信感を覚えてしまいます。
何方とは言いませんが、少なくともドラクエを作ってきた人達も監修しているハズです。
こんな出来でいいのでしょうか。
作っている側の人達はもしかするとドラクエをプレイした人達の気持ちが解らないのでしょうか。
ドラクエをやってきた人達にとってはドラクエは制作物の一つではなく自分の想い出となっています。
それを踏みにじる行為は今後辞めて頂きたいと切に願います。
ドラクエ11Sも気になっていましたが、今後少し距離を置こうと思います。
あくまでも主観です。楽しめる人もいるのかもしれません。ネタバレはしませんが、これだけドラクエ5感を全面に出しておきながら、よくこれだけつまらないストーリーに出来るのかと関心させられました。
ドラクエを期待すればするほど絶望させられます。
私は普段映画を否定的にとらえません。オリジナルと若干違ってたり等は想定内です。ただ、この映画は別格でした。今後こんな気持ちになる人を出来れば減らしたいと思いあえてレビューいたしました。
見てから半月経った今でもモヤモヤが消えません。
誰かの真似や便乗的な発言ではありません。
この映画の制作に関わった権限のある方々全てに不信感を覚えてしまいます。
何方とは言いませんが、少なくともドラクエを作ってきた人達も監修しているハズです。
こんな出来でいいのでしょうか。
作っている側の人達はもしかするとドラクエをプレイした人達の気持ちが解らないのでしょうか。
ドラクエをやってきた人達にとってはドラクエは制作物の一つではなく自分の想い出となっています。
それを踏みにじる行為は今後辞めて頂きたいと切に願います。
ドラクエ11Sも気になっていましたが、今後少し距離を置こうと思います。
2019年8月15日に日本でレビュー済み
「ドラゴンクエストⅤ」を下地にした2時間映画の原作小説です。
元ゲームを小説化した久美沙織先生の「小説ドラゴンクエストⅤ」と主人公の名前が同じなのに、久美沙織先生から使用許可を得ておらず訴訟されることで困った事態になってしまっています。
2時間映画にするために大元のゲームの物語をかなり詰めて「いいとこどり」をしたつもりが、エピソードの取捨選択が間違っていたりしていてしょんぼりな内容になりました。これなら久美沙織先生の小説を普通に読めばいいだけで、何で小説化したのかよく分からない。
・主人公は幼年時代に妖精の国へ行くエピソードがなく、大人になってからいきなり行く。
・ヘンリーが魔物に攫われた際に城の兵士も見ていたのでパパスの責任ではなく、そのためサンタローズの村はラインハットの兵に焼き討ちにはされなかったので無事に残っている。
・ヘンリーと弟のデールの王位継承問題関連はオールカット。
・ビアンカの家庭環境が不明。ダンカンさん夫妻は未登場で成長したビアンカは冒険者として世界を旅している。
・仲間モンスターはほとんど出てこない。
・悪魔「ブオーン」がリュカがサラボナに訪れる前から何度もサラボナを攻撃して被害が出ている。(復活済)
・「グランバニア国」の王族であるはずの主人公だが最後まで祖国には行かず、名前しか出てこないため、ビアンカの出産はサンタローズの村で行われる。
・主人公とビアンカの子供が男の子だけ。娘は生まれなかった。
など、下手に「ドラゴンクエストⅤ」を下地にした物語にしているために「中途半端に先が読める」ということになる。
それと全編を通してキャラの言葉遣いもう少し何とかならなかったのか?
あまりにも現代的に過ぎます。一応、中世ヨーロッパをイメージした世界観でしょうに。
元ゲームを小説化した久美沙織先生の「小説ドラゴンクエストⅤ」と主人公の名前が同じなのに、久美沙織先生から使用許可を得ておらず訴訟されることで困った事態になってしまっています。
2時間映画にするために大元のゲームの物語をかなり詰めて「いいとこどり」をしたつもりが、エピソードの取捨選択が間違っていたりしていてしょんぼりな内容になりました。これなら久美沙織先生の小説を普通に読めばいいだけで、何で小説化したのかよく分からない。
・主人公は幼年時代に妖精の国へ行くエピソードがなく、大人になってからいきなり行く。
・ヘンリーが魔物に攫われた際に城の兵士も見ていたのでパパスの責任ではなく、そのためサンタローズの村はラインハットの兵に焼き討ちにはされなかったので無事に残っている。
・ヘンリーと弟のデールの王位継承問題関連はオールカット。
・ビアンカの家庭環境が不明。ダンカンさん夫妻は未登場で成長したビアンカは冒険者として世界を旅している。
・仲間モンスターはほとんど出てこない。
・悪魔「ブオーン」がリュカがサラボナに訪れる前から何度もサラボナを攻撃して被害が出ている。(復活済)
・「グランバニア国」の王族であるはずの主人公だが最後まで祖国には行かず、名前しか出てこないため、ビアンカの出産はサンタローズの村で行われる。
・主人公とビアンカの子供が男の子だけ。娘は生まれなかった。
など、下手に「ドラゴンクエストⅤ」を下地にした物語にしているために「中途半端に先が読める」ということになる。
それと全編を通してキャラの言葉遣いもう少し何とかならなかったのか?
あまりにも現代的に過ぎます。一応、中世ヨーロッパをイメージした世界観でしょうに。
2019年8月28日に日本でレビュー済み
これはユアストーリーです。懐かしさに浸りつつ、少し違う話と考えれば十分面白い。固い人間が多すぎます。ドラゴンクエストが映画化するだけで奇跡です。