麻生さんらしい上品な視点でとても参考になりました。
京都へ行った際に参考にさせていただきます。
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小さな食京都案内 (集英社be文庫) 文庫 – 2005/10/20
麻生 圭子
(著)
京都のこと、食べながら学ぼう!
春には春の、秋には秋の…四季それぞれ京の町の味わい方があります。その入り口は「食」。何をどこでどういただくか想像をめぐらしているだけでも楽しい!読むだけで舌も気持ちも満足の一冊。
春には春の、秋には秋の…四季それぞれ京の町の味わい方があります。その入り口は「食」。何をどこでどういただくか想像をめぐらしているだけでも楽しい!読むだけで舌も気持ちも満足の一冊。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/10/20
- ISBN-104086500973
- ISBN-13978-4086500975
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2005/10/20)
- 発売日 : 2005/10/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4086500973
- ISBN-13 : 978-4086500975
- Amazon 売れ筋ランキング: - 620,725位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29位be文庫
- - 3,440位国内旅行ガイド (本)
- - 59,798位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年10月22日に日本でレビュー済み
著者は作詞家として活躍したのち、結婚を機に京都へ移り住み、京都ものエッセイを発表している人物という。
本書では、京都に住む日常、人々との付き合い、季節の行事などで口にした食べものが語られている。京都での暮らしが主眼に置かれたエッセイで、そのなかに食べものが散りばめられているという印象。
ある町家での撮影中に出された桜の菓子、草食なかひがしで見かけた「次回の予約の取り方」、引越祝いで出した食べもの、一銭洋食の思い出などなど。
しかし、いずれも癖が強いというか、とにかく濃い感じの文章で、読者を選ぶタイプの本だと思った。著者の自慢が過ぎるし、権威に寄りかかりすぎだ。また、あちこちおかしく、筋の通らない箇所がある。ちゃんと考えて書いているのか?
率直に言ってイマイチ。
本書では、京都に住む日常、人々との付き合い、季節の行事などで口にした食べものが語られている。京都での暮らしが主眼に置かれたエッセイで、そのなかに食べものが散りばめられているという印象。
ある町家での撮影中に出された桜の菓子、草食なかひがしで見かけた「次回の予約の取り方」、引越祝いで出した食べもの、一銭洋食の思い出などなど。
しかし、いずれも癖が強いというか、とにかく濃い感じの文章で、読者を選ぶタイプの本だと思った。著者の自慢が過ぎるし、権威に寄りかかりすぎだ。また、あちこちおかしく、筋の通らない箇所がある。ちゃんと考えて書いているのか?
率直に言ってイマイチ。
2006年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
GW旅行の前に熟読し、5件ほどで食事しました。
どのお店も美味しく、またお店の歴史・料理へのこだわりも
この本で知っていましたので、お味以外でもとても楽しめました。
この本のお陰で、初めての京都旅行なのに『ツウ』のように
楽しめました。
どのお店も美味しく、またお店の歴史・料理へのこだわりも
この本で知っていましたので、お味以外でもとても楽しめました。
この本のお陰で、初めての京都旅行なのに『ツウ』のように
楽しめました。
2010年3月20日に日本でレビュー済み
京都の町家在住のエッセイスト・麻生圭子さんによる京都の食にまつわる随筆集です。
美しい写真とともに、京都の知られざる食の魅力を巧みな文章で綴り、何気ない日常の一こまを少し色付けし優雅にさせる食の案内です。
「草喰なかひがし」「瓢亭」「建仁寺祇園丸山」「室町和久傳」などの有名な料亭や割烹、「亀屋良永」「末富 松壽軒」「亀屋則克」「老松」「川端道喜」などの名菓を扱う和菓子店、「壱銭洋食」など庶民の味覚から、隠れ里のような「茂庵」、戦前のカフェの香りがただよう「フランソワ喫茶室」「イノダコーヒ」という喫茶店、そして美山にあって評判の高い「美山荘」など、取り上げられるお店が厳選されていますので、読み応えがあり参考になりました。
京都観光の際のお供にもいいでしょうし、紹介された品やお店を使うことで季節感をもった日常を送るスパイスにもなり得ます。
知っているようで知らない京都の魅力を再発見する切っ掛けにもなるような食の案内が多々含まれており、類書とは一味違うユニークな内容だったと思います。
京都の四季折々の食にまつわる風情を巧みな筆裁きで紹介していただくと、うーん、そうかもしれない、と思うことがありました。流石に作詞家としてヒット曲を数多く生み出してきた筆者ですから、文体も流れるようですし、言葉遣いもとても巧みですから、思わず惹きこまれてしまいます。筆者の感性に寄り添いながら、それぞれの視点で京都の食文化の多様性を見つめることでまた違う京都に出合えることでしょう。
美しい写真とともに、京都の知られざる食の魅力を巧みな文章で綴り、何気ない日常の一こまを少し色付けし優雅にさせる食の案内です。
「草喰なかひがし」「瓢亭」「建仁寺祇園丸山」「室町和久傳」などの有名な料亭や割烹、「亀屋良永」「末富 松壽軒」「亀屋則克」「老松」「川端道喜」などの名菓を扱う和菓子店、「壱銭洋食」など庶民の味覚から、隠れ里のような「茂庵」、戦前のカフェの香りがただよう「フランソワ喫茶室」「イノダコーヒ」という喫茶店、そして美山にあって評判の高い「美山荘」など、取り上げられるお店が厳選されていますので、読み応えがあり参考になりました。
京都観光の際のお供にもいいでしょうし、紹介された品やお店を使うことで季節感をもった日常を送るスパイスにもなり得ます。
知っているようで知らない京都の魅力を再発見する切っ掛けにもなるような食の案内が多々含まれており、類書とは一味違うユニークな内容だったと思います。
京都の四季折々の食にまつわる風情を巧みな筆裁きで紹介していただくと、うーん、そうかもしれない、と思うことがありました。流石に作詞家としてヒット曲を数多く生み出してきた筆者ですから、文体も流れるようですし、言葉遣いもとても巧みですから、思わず惹きこまれてしまいます。筆者の感性に寄り添いながら、それぞれの視点で京都の食文化の多様性を見つめることでまた違う京都に出合えることでしょう。
2009年12月4日に日本でレビュー済み
JR京都駅まで1時間半余りの所に住んでいる私です…といっても、新幹線を使うのですが。
京都は大好きな街のひとつなので、時間を見つけては在来線を乗り継いででも行きます。
『小さな食京都案内』は、ガイドブックのようでもあり、地元の人にも歓迎される本のよう
でもありの、ステキな京都案内だと思います。
いつか、阪神間に在住の友達と「あの店」に行こうと心の中で決めています。
私がひとりで入っていくお店はこの本に載っていないのですけど、周りのテーブルから聞こえて
くる心地よい京都弁の中に身をおいて、ゆったりとお昼をいただきます。
私の「とっておきのお店」を、麻生さんも「あ、あそこもいいわね」と言ってくださるといいな。
京都は大好きな街のひとつなので、時間を見つけては在来線を乗り継いででも行きます。
『小さな食京都案内』は、ガイドブックのようでもあり、地元の人にも歓迎される本のよう
でもありの、ステキな京都案内だと思います。
いつか、阪神間に在住の友達と「あの店」に行こうと心の中で決めています。
私がひとりで入っていくお店はこの本に載っていないのですけど、周りのテーブルから聞こえて
くる心地よい京都弁の中に身をおいて、ゆったりとお昼をいただきます。
私の「とっておきのお店」を、麻生さんも「あ、あそこもいいわね」と言ってくださるといいな。
2005年10月23日に日本でレビュー済み
京都好きを自認する私が数年前に出会ったのがこの本の著者麻生圭子さんの代表的デビュー作「東京育ちの京都案内」、その麻生さん、遂に今度の「小さな京都案内 食」で第二期京町家時代をブレイクされたようで、本当に胸の漉く思いが。
さてこの「小さな京都案内 食」ではタイトル通り有名料理屋さんを中心に、おばんざいやさん、喫茶店、和菓子屋さん、酒屋さんなどを実にバランスよく紹介。
これが縦糸とすれば、横糸には茶の湯文化を用いて京都暮らしををまるで西陣織のようにあでやかに織り成されておられます。
掲載のお店は京都ガイドブックでは一度は目にしたことのあるような有名店が中心ですが、その中にあって麻生さんならではのチョイスがまたこころにくく、京都の路地(ろうじ)をうろついて偶然見つけた店のように誰にも教えたくないようなそんなアングルもこの本の醍醐味でしょうか。
それから、春・夏・秋・冬四季折々の展開があたかも新古今和歌集をも彷彿とさせて、とても詩情あふれれているのも並みの京都本には真似の出来ない技でしょうね。更に随所にちりばめられた美しく情感あふれる映像も実にうれしい。麻生さんの着物姿も必見。
なんといってもこの本一冊で、京都観光10回分くらいのエッセンスが満載されていてご利益十分といったところ。
さてこの「小さな京都案内 食」ではタイトル通り有名料理屋さんを中心に、おばんざいやさん、喫茶店、和菓子屋さん、酒屋さんなどを実にバランスよく紹介。
これが縦糸とすれば、横糸には茶の湯文化を用いて京都暮らしををまるで西陣織のようにあでやかに織り成されておられます。
掲載のお店は京都ガイドブックでは一度は目にしたことのあるような有名店が中心ですが、その中にあって麻生さんならではのチョイスがまたこころにくく、京都の路地(ろうじ)をうろついて偶然見つけた店のように誰にも教えたくないようなそんなアングルもこの本の醍醐味でしょうか。
それから、春・夏・秋・冬四季折々の展開があたかも新古今和歌集をも彷彿とさせて、とても詩情あふれれているのも並みの京都本には真似の出来ない技でしょうね。更に随所にちりばめられた美しく情感あふれる映像も実にうれしい。麻生さんの着物姿も必見。
なんといってもこの本一冊で、京都観光10回分くらいのエッセンスが満載されていてご利益十分といったところ。
2005年10月21日に日本でレビュー済み
侮るなかれ。もちろん、店を網羅するのであれば、ガイドブックを買えばいいのだし、この本の良さは、取り上げたものにまつわる歴史やエピソードに読み応えがあることでしょうか。読む前は少しどうかなと思っていましたが、読後には京都に長く暮らしていても、今までの見方がちょっと変わるような、嬉しさがあります。